発行年月:2008年9月
うさぎのさとうくんは あるひ うさぎになったんですが
いつもの ように のんびりと くらしています。
むぎわらぼうしの あなを のぞいてみたり
みずうみに うつった つきを かわかしたりしています。
(本表紙裏の文より)
かわいいです(^^)
うさぎのさとうくんの名前は「さとう はねる」くん。
ある日、突然、うさぎになった男の子。
うさぎのさとうくんの日常は、とっても不思議。でもとっても素敵なのです。
森に行って、茂みのなかから月を引っ張り出して、それをふねにして浮かべて乗ったり・・・
森の奥のみずうみに行って、そこに写っている月を引き上げて乾かしてふかふかにして、掛け布団にしたり・・・
ありえないじゃん!なんて言ったらダメですよ~(笑)
こんなこと出来たら楽しいな~なんて思える可愛くて素敵な絵本です。
表紙の可愛さに一目ぼれでしたが、この前に「うさぎのさとうくん」が出ているみたい。
それもぜひ、読んでみよう。
さとうくんがうさぎになった時のおはなしがもしかしたら、あるのかなぁ~?
うさぎのさとうくんは あるひ うさぎになったんですが
いつもの ように のんびりと くらしています。
むぎわらぼうしの あなを のぞいてみたり
みずうみに うつった つきを かわかしたりしています。
(本表紙裏の文より)
かわいいです(^^)
うさぎのさとうくんの名前は「さとう はねる」くん。
ある日、突然、うさぎになった男の子。
うさぎのさとうくんの日常は、とっても不思議。でもとっても素敵なのです。
森に行って、茂みのなかから月を引っ張り出して、それをふねにして浮かべて乗ったり・・・
森の奥のみずうみに行って、そこに写っている月を引き上げて乾かしてふかふかにして、掛け布団にしたり・・・
ありえないじゃん!なんて言ったらダメですよ~(笑)
こんなこと出来たら楽しいな~なんて思える可愛くて素敵な絵本です。
表紙の可愛さに一目ぼれでしたが、この前に「うさぎのさとうくん」が出ているみたい。
それもぜひ、読んでみよう。
さとうくんがうさぎになった時のおはなしがもしかしたら、あるのかなぁ~?
★★★★★
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発行年月:2008年11月
36歳OLが謎の人物に「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美に楽に死ねる手段を提供しましょう」とささやかれる。
1年後3人の男女が別々の場所で服毒自殺と思われる死を遂げる。
事件の真相を追う雑誌記者と主人公の元OLの事件までの1年間の様子が綴られる。
この著者の作品、始めてかも。
すごく面白かった!
出だしから、この後、どうなるの?と期待感が一気に増すかんじ。
最初に先ず、20歳で鉄道自殺を遂げた手記「二十歳の原点」(高野悦子/著)が出てくる。
随分、昔に話題になった作品。わたしは読んでないですが・・・^^;
「自殺」を考えた女性が、1年後に楽に死ねる事が約束されているなら、保険金でも掛けてそれがせめて両親に届くかたちで死ぬのも悪くはないな・・・・と「生きる」という事に向いた心の変化に拍手!
最初は、どうせ死ぬんだからが前提で、会社にも電話ひとつで「辞めます」と言い、投げやり的なかんじの彼女が、ひょんな事から、児童養護施設のボランティアとして働くことになります。
ここでも最初は「1年間の時間潰し」と割り切っていたのですが、関わる子ども達やそこの園長、同じように働く仲間と接するうちに少しずつ1年後の死よりも、それよりずっと先の「生」を想像したりする。
周りの環境で人の気持ちって変わるものなんだなぁ~。
彼女の場合、最初から「なんでそんな事くらいで自殺するの?」という感じだったので、それもあり得る心境の変化。「1年後には楽に死ねる」をある意味、心のカテにしていたから前向きになれたのか?
でも、再び「死」を考える出来事が降りかかり・・・
詳しく書くとこれから読む人の楽しみを奪うので書きませんが・・・笑
物語は、3人のおそらく同じ毒物が原因だろうと思われる服毒自殺の男女の自殺を追う雑誌記者・原田の3人の生前~自殺までの追跡取材の様子がOLの1年間の様子と交錯する形で進みます。
OL以外の自殺者は男性で、元天才バイオリニストと妻と子を殺された者。
男性二人には、もはや「死」以外は考えられないOLとは少し違う切迫したものがあったのかも。
この物語、最後の方で、「ええっ~!?」という驚きがありました。
参りました!
著者の罠に完全にはまりました。
でも、それがとても嬉しい・・・・この感覚、読んだ人にしかわかりませんね(^^)
面白くて、アッと言う間に読了でした!
36歳OLが謎の人物に「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美に楽に死ねる手段を提供しましょう」とささやかれる。
1年後3人の男女が別々の場所で服毒自殺と思われる死を遂げる。
事件の真相を追う雑誌記者と主人公の元OLの事件までの1年間の様子が綴られる。
この著者の作品、始めてかも。
すごく面白かった!
出だしから、この後、どうなるの?と期待感が一気に増すかんじ。
最初に先ず、20歳で鉄道自殺を遂げた手記「二十歳の原点」(高野悦子/著)が出てくる。
随分、昔に話題になった作品。わたしは読んでないですが・・・^^;
「自殺」を考えた女性が、1年後に楽に死ねる事が約束されているなら、保険金でも掛けてそれがせめて両親に届くかたちで死ぬのも悪くはないな・・・・と「生きる」という事に向いた心の変化に拍手!
最初は、どうせ死ぬんだからが前提で、会社にも電話ひとつで「辞めます」と言い、投げやり的なかんじの彼女が、ひょんな事から、児童養護施設のボランティアとして働くことになります。
ここでも最初は「1年間の時間潰し」と割り切っていたのですが、関わる子ども達やそこの園長、同じように働く仲間と接するうちに少しずつ1年後の死よりも、それよりずっと先の「生」を想像したりする。
周りの環境で人の気持ちって変わるものなんだなぁ~。
彼女の場合、最初から「なんでそんな事くらいで自殺するの?」という感じだったので、それもあり得る心境の変化。「1年後には楽に死ねる」をある意味、心のカテにしていたから前向きになれたのか?
でも、再び「死」を考える出来事が降りかかり・・・
詳しく書くとこれから読む人の楽しみを奪うので書きませんが・・・笑
物語は、3人のおそらく同じ毒物が原因だろうと思われる服毒自殺の男女の自殺を追う雑誌記者・原田の3人の生前~自殺までの追跡取材の様子がOLの1年間の様子と交錯する形で進みます。
OL以外の自殺者は男性で、元天才バイオリニストと妻と子を殺された者。
男性二人には、もはや「死」以外は考えられないOLとは少し違う切迫したものがあったのかも。
この物語、最後の方で、「ええっ~!?」という驚きがありました。
参りました!
著者の罠に完全にはまりました。
でも、それがとても嬉しい・・・・この感覚、読んだ人にしかわかりませんね(^^)
面白くて、アッと言う間に読了でした!
★★★★
発行年月:2008年11月
「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」の作家・新美南吉の
魂からこんこんと溢れ出た詩・厳選126篇
(本の帯文より)
著者解説(本より)・・・1913年、愛知県半田市に生まれる。1932年、東京外国語学校(現・東京外国語大学)に入学。この年、童話雑誌「赤い鳥」に「ごんぎつね」が掲載される。
1936年、東京土産品協会に勤めるも、喀血のため帰郷。
代用教員を経て、安城高等女学校の教諭となる。
1943年、30歳の誕生日を目前にして、結核により逝去。
作品が認められたのは、死後10年以上経ってからである。
「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」は、小学校の国語の教科書にも載っていて、子ども達にも広く知られている童話ですね。
温かくて、ちょっと切ないお話。
新美南吉さんの名前は知っていても、詩集は読んだ記憶がなく、丁度、図書館で見つけて手に取りパラパラと数篇を読んで、じっくり読みたくなり借りてきました。
沢山の詩がありますが、優しい人柄が伝わってくるような詩です。
著者の写真も載っていて、お顔を初めて知りました。
なかなかステキです。
愛知県の出身なんですね。
そして、地元には、記念館もあるそうで、そんなに遠くないので、行ってみたいな~
なんて思いました。
新美南吉記念館のHPは・・・こちら
「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」の作家・新美南吉の
魂からこんこんと溢れ出た詩・厳選126篇
(本の帯文より)
著者解説(本より)・・・1913年、愛知県半田市に生まれる。1932年、東京外国語学校(現・東京外国語大学)に入学。この年、童話雑誌「赤い鳥」に「ごんぎつね」が掲載される。
1936年、東京土産品協会に勤めるも、喀血のため帰郷。
代用教員を経て、安城高等女学校の教諭となる。
1943年、30歳の誕生日を目前にして、結核により逝去。
作品が認められたのは、死後10年以上経ってからである。
「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」は、小学校の国語の教科書にも載っていて、子ども達にも広く知られている童話ですね。
温かくて、ちょっと切ないお話。
新美南吉さんの名前は知っていても、詩集は読んだ記憶がなく、丁度、図書館で見つけて手に取りパラパラと数篇を読んで、じっくり読みたくなり借りてきました。
沢山の詩がありますが、優しい人柄が伝わってくるような詩です。
著者の写真も載っていて、お顔を初めて知りました。
なかなかステキです。
愛知県の出身なんですね。
そして、地元には、記念館もあるそうで、そんなに遠くないので、行ってみたいな~
なんて思いました。
新美南吉記念館のHPは・・・こちら
★★★★★
発行年月:2008年6月
この闇は、なんて深いんだ。
深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。
ウンヌ/雲濡--------
同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、
ハギと透流(とおる)の物語。
(本の帯文より)
図書館の児童書コ-ナ-で見つけ次女が「おもしろそう!」と借りて読み、「すごいおもしろかったよ!」というので、どれどれとわたしも続いて読みました!
あさのあつこさん有名ですが、実はちゃんと読んだ事なくて・・・^^;
児童書だからと子どもが借りて読んでいても何故か読まずにいたのです。
が・・・・これ、児童書と侮っていたわたしにはいろいろな意味で衝撃的でした!
主人公の男の子ハギと透流は別々の世界で暮らしています。
ハギの住む世界では、「ミドさま」が絶対的上位にいる者で、その下に
大樹に住む「ロウロウ」、雑木や花木に住む「ニクル」、そしてハギたちは「クサジ」。
履物を履く事が許されているのは、ニクルまで。
ハギたちには、着物は許されているものの柔らかいものではなく色も地味なもの。
そして、ニクルにさえ、口を聞いてはいけない掟。
かつて、掟を破ったものは、惨い仕置きを受け命を落としている。
ハギの母親・トモの兄もそんな仕置きを受けたものの一人。
トモは、兄の気性に似ている息子がいつか兄のようにならないかと心配している。
一方、にんげんの小学6年生の透流は、1年前からイジメを受けている男の子。
母親はエッセイストでメディアにも登場するようなちょっとした有名人。高校生の姉も母親似で聡明で美しく、二人は一卵性親子などと雑誌にも載ったりする。
透流は辛さを理解する心を持たない母と姉の言葉や態度で孤独感を増していく。
父親は、病死しているが、出身が雲濡(ウンヌ)であった。
そして、ある日、偶然にもウンヌという場所の名前を聞いた透流は、そこに行きたいと強く思うようになる。
第一部は、そんな二人がウンヌで出会うところで、おしまい。
あ"~っ!続きはどうなるのよ~早く知りたい!!!(笑)
このミヤマ物語 第一部は毎日(小学生)新聞に2007年12月まで掲載されていたそうで、続きは4月から掲載スタ-トだとか。
毎日(小学生新聞)読みた~い!!!と言ったら次女に笑われました^^;
ま、本になるのを気長に待ちましょう。
これは文句なしに大人も楽しめます!
あさのあつこさん、他の作品も読まなきゃ!
この闇は、なんて深いんだ。
深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。
ウンヌ/雲濡--------
同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、
ハギと透流(とおる)の物語。
(本の帯文より)
図書館の児童書コ-ナ-で見つけ次女が「おもしろそう!」と借りて読み、「すごいおもしろかったよ!」というので、どれどれとわたしも続いて読みました!
あさのあつこさん有名ですが、実はちゃんと読んだ事なくて・・・^^;
児童書だからと子どもが借りて読んでいても何故か読まずにいたのです。
が・・・・これ、児童書と侮っていたわたしにはいろいろな意味で衝撃的でした!
主人公の男の子ハギと透流は別々の世界で暮らしています。
ハギの住む世界では、「ミドさま」が絶対的上位にいる者で、その下に
大樹に住む「ロウロウ」、雑木や花木に住む「ニクル」、そしてハギたちは「クサジ」。
履物を履く事が許されているのは、ニクルまで。
ハギたちには、着物は許されているものの柔らかいものではなく色も地味なもの。
そして、ニクルにさえ、口を聞いてはいけない掟。
かつて、掟を破ったものは、惨い仕置きを受け命を落としている。
ハギの母親・トモの兄もそんな仕置きを受けたものの一人。
トモは、兄の気性に似ている息子がいつか兄のようにならないかと心配している。
一方、にんげんの小学6年生の透流は、1年前からイジメを受けている男の子。
母親はエッセイストでメディアにも登場するようなちょっとした有名人。高校生の姉も母親似で聡明で美しく、二人は一卵性親子などと雑誌にも載ったりする。
透流は辛さを理解する心を持たない母と姉の言葉や態度で孤独感を増していく。
父親は、病死しているが、出身が雲濡(ウンヌ)であった。
そして、ある日、偶然にもウンヌという場所の名前を聞いた透流は、そこに行きたいと強く思うようになる。
第一部は、そんな二人がウンヌで出会うところで、おしまい。
あ"~っ!続きはどうなるのよ~早く知りたい!!!(笑)
このミヤマ物語 第一部は毎日(小学生)新聞に2007年12月まで掲載されていたそうで、続きは4月から掲載スタ-トだとか。
毎日(小学生新聞)読みた~い!!!と言ったら次女に笑われました^^;
ま、本になるのを気長に待ちましょう。
これは文句なしに大人も楽しめます!
あさのあつこさん、他の作品も読まなきゃ!
★★★★
発行年月:2009年1月
異国で、町のス-パ-で、銀座の飲み屋で、タクシ-の中で、
野球場 で・・・・・。
日常の光景からふっと湧き上がってくる彼女たちの想い。
とぼけた笑いがたまらない、珠玉の短編集
異国で、町のス-パ-で、銀座の飲み屋で、タクシ-の中で、
野球場 で・・・・・。
日常の光景からふっと湧き上がってくる彼女たちの想い。
とぼけた笑いがたまらない、珠玉の短編集
(文藝春秋HPより)
表題作「架空の球を追う」は、一番最初に登場する短編。
グラウンドで少年野球団の練習をする我が子たちを見つめる母親の会話。
同じような経験をした女性なら「うん、うん、こういう会話してる!」なんて思うでしょうね・・・なんて微笑ましく思いました。
そのほかにも、誰かしら同じような光景、同じような状況を体感したことがあるような、日常のいろいろな場面でのお話が登場して、どれも少し可笑しくて楽しい。
ステキな短編集でした♪
11の話のなかで、特に気に入ったの「銀座あるいは新宿」と「パパイヤと五家宝」
「銀座あるいは新宿」は、高校時代の友達と年2回飲み屋で再会する40目前の女性たちのはなし。
新宿で集まった4人が、飲むなら「銀座か新宿どっちがいいのか?」の談義を飲みながら交わす。
思い起こせば、自分たちは昔からこうやって、談義し続けてきたよね~なんて話ながら・・・。
こういう、たわいもない会話の雰囲気いいなぁ~。
わたしは飲めないし、夜はすぐ眠くなるので、女友達と待ち合わせて飲みに行くなんて経験ないけど、楽しそう♪
「パパイヤと五家宝」は、高級食材の揃うス-パ-の方で今日は買い物をして行こう!と決めた仕事帰りの女性が、そこで、ふと目にした2000円のパパイヤを何の躊躇いもなくカゴに入れたパパイヤ夫人を追跡しなが買い物をするはなし。
パパイヤ夫人が牛サ-ロインを買えば、自分も、カゴに同じように入れたり・・・
しかし途中で、彼女が小さい頃から、家の定番であったお菓子「五家宝」を目にし、それをカゴに入れた途端、我に返る様子が可笑しかった!
「五家宝」ってお菓子、ちょうど、近所の友達実家が埼玉でそちらに帰省のとき、買って来てくれたお菓子だったので、なんだか食べたくなった!
そういえば時々、COOPのカタログでも見かけるなぁ~今度、注文しよう^^;
この短編集は、どれもそれぞれよかった!
最初から最後まで楽しませてもらいました♪
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
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