前代未聞、救急車がジャックされた。車内の様子がすべて無線で傍受され、ネットにアップされる中、救急車はタイムリミットを目指して走り出した…。ノンストップ・タイムリミット・サスペンス。
(双葉社HPより)
救急車で患者を搬送する救急隊員の話でしたが、単なるお仕事の話でなく、ジャックされるという展開には驚きました。
犯人は何の為?は大抵予測付きましたが、こういう犯行に及ぶのは許せないな。
わたし自身、以前、看護師として病院にも勤務していたということもあるけど、救急隊員の人たちの仕事って、ホント大変!
マスコミでも患者の搬送先がなかなか見つからず・・・とか、救急車を要請する患者側のモラルが低下しているとか、日本の救急医療システムの問題点が取り上げられているけど、こういう小説という形で、実態が描かれるとリアル。
ジャクされた救急車に乗っていた隊員たち3人が格好いい。
隊長の筒井。運転の生田。女性隊員の森。
チ-ムワ-クが素晴らしい!
この著者、最初、男性かと思いましたが、女性なのね・・・^^;
よく見たら著者名ロ-マ字で TACHIMORI MEGUMI とあったし、後ろのプロフィ-ルには女子大出身とありました。
この作品の前には、警官ものを書いてる様子。
そちらも読んでみたいな。
★★★
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注目の著者が贈る、明日への「リスト」の物語
突然、婚約破棄を言い渡され目の前が真っ暗になった明日羽は、叔母に、やりたいことやほしいもののリスト作りを勧められる。ひとりの大人の女の子の、本当の成長の物語。
(集英社HPより)
二年間付き合った後、結婚の約束をした恋人・譲から突然の別れを告げられた主人公・明日羽(あすわ)の物語。
何故、譲は別れを決めたのか、その辺はよくわかりませんが・・・
あすわの周りの人たちがすごく良い人ばかりで、そんな素敵な人ばかりが集まる、あすわって人も良い人なんじゃないかな?なんて思いました。
だから・・・別れを切り出した譲とは別れてよかったのよ!きっと・・・なんて。
あすわの叔母さん・ロッカさんが、失恋したあすわに、やりたいことをリストを書き出せとアドバイスして、その通り、書き出し、それを実行していくのだけど・・・途中で気づく。
リストを実行していくことより大事なことに。
叔母さんのロッカさんが作った「太陽のパスタ」はちょっと敬遠したいけど、お友達の郁ちゃんが作った「豆のス-プ」は食べてみたいな♪
物語は、これといって変わったものではないけど、登場人物たちが話す言葉にいいな~(^^)
と思うものが、沢山ありました!
これは宮下さんの作品ではよくあることなので、上手いこと言うなぁ~と感じます。
例えば・・・
あすわのお母さんが言うことばで
「毎日のごはんがあなたを助ける。それは間違いないこと」とか
美容師の友達・京のことばで
「かわいがられて育った子はすでに自信を持っている。自分が気づいていないだけ」とか
まだまだ郁ちゃんの言葉にも、いいなぁ~と思うものがあって、優しい子なんだなぁ~と感じたり。
状況としては最悪のものだけど、周りにいる人たちの存在が、あすわを優しく包み、それによって前より成長して前に進んでいくあすわの姿が最後にあって、読んでいると、心が温かくなるお話でした。
★★★★
よく耳にはするけれど一度として見たことのないものたち、堪忍袋の緒、転ばぬ先の杖、左うちわ、舌鼓、巻末には、赤瀬川原平氏書き下ろしエッセイ『とりあえずビールでいいのか』。
(筑摩書房HPより)
店主の最初の挨拶にもあるけど・・・
よく耳にはするけれど、一度としてその現物を見たことがない。そういうものたちを集めたクラフト・エヴィング商會のカタログ集。
商品番号1番~23番まで。
1.堪忍袋の緒
2.舌鼓
3.左うちわ
4.相槌
5.先輩風
6.口車
7.地獄耳
8.一本槍
9.自分を上げる棚
10.針千本
11.思う壷
12.捕らぬ狸の皮ジャンバ-
13.語り草
14.鬼に金棒
15.助け舟
16.無鉄砲
17.転ばぬ先の杖
18.金字塔
19.目から落ちたうろこ
20.おかんむり
21.一筋縄
22.冥途の土産
23.大風呂敷
どれも、ホント、見てみたい(笑)
カタログなので、ちゃんと絵も載ってますが(^^)
こういう遊び心のある本は楽しいです。
欲しいと思ったのは商品番号20番の「おかんむり」かな?
家で被るのはいいかも!
これを被っているときは、近づかないほうがいいよ~なんて(笑)
最後の「大風呂敷」は、取り扱い注意通り、ササッと終わるのもセンス良いなぁ~と感心!
先に読んだ「アナ・トレントの鞄」にも共通するけど、こういうナンセンスだけど、ちょっと粋な雰囲気好きです!!
★★★★
3つの町が合併してでできた人口12万人のゆめの市。
古くからある商店街はさびれ、国道沿いの「ドリームタウン」が唯一の盛り場だ。この街で暮らす5人----県庁職員だが社会福祉事務所に出向し、生活保護支給業務などを担当する相原友則、東京生活を夢見る女子高生の久保久恵、詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマンの加藤裕也、スーパーの保安員をしながら新興宗教に救いを求める、県議会に打って出る腹積もりの市議会議員・山本順一----が鬱屈を抱えたまま日々を送り、やがて思いがけない事態に陥っていく。奥田ファン待望、『最悪』『邪魔』以来となる渾身の群像劇です!
(文芸春秋HPより)
ゆめの市に暮らす5人の様子がリアルだった。
それぞれが何か鬱屈したものを抱えていて、暮らしぶりは幸せとは言い難い。
生活保護を受ける人のモラル。支給資格の曖昧さなども問題だな・・・と感じたり、
独居老人の暮らしの侘びしさ、主婦売春、外国人労働者、ひきこもり・・・・・
いろいろな社会の闇のような問題を描いて、やや気が重くなりましたが・・・・どこか滑稽さもあってか、意外と面白く最後まで読みきれてしまうのが、この作家の上手さかな?
滑稽でも、それぞれの人たちは案外、一生県命生きてる。
物語が進むにつれ、別々に生きる5人が少しずつ繋がって、最後は・・・・事件も起こり
すっきりした終わり方ではないのかもそれないけど、なんだか納得してしましました。
みんなのその後もちょっと気になるなぁ~。
★★★
素顔のままでは生きにくい。
いつの時代も現実は厳しい!
でも相応しい自分を演じれば、
そこは誰もが入れる天国になる。
先の見えない五人の微妙な2LDK共同生活。
(本の帯文より)
わたしの住む地方では今のところ映画の上映はないのですが、映画化されたので気になり読んでみました。
共同生活をする五人は・・・
杉本良介:21歳 大学経済学部3年
大垣内琴美:23歳 無職
相場未来:24歳 イラストレ-タ-兼雑貨屋店長
伊原直輝:28歳 映画配給会社勤務
小窪サトル:18歳 夜のお仕事(男娼?)
それぞれの語り口で、共同生活の様子が綴られる。
大学生の良介と琴美の会話は、ゆる~い。
ダラダラしたかんじがなんとも良い雰囲気で、他人の目で見てる分には、楽しそう。
こんな生活を自分の子どもがしてたら・・・ちょっとカツを入れたくなるけれど・・・。
未来と直輝は、一応、社会人として真面目に働いている様ですが、皆と居るときの様子はやはりダラ~ッとしてる。
途中で加わるサトルは、未来が酔っ払って他所から連れて来ちゃったというし・・・普通じゃないでしょ!?
みんな一応仲良く共同生活を続けているのだけど、どこか違和感あるんだなぁ~。
サトルはそんな皆と表面上は上手く付き合いながら、その違和感を感じてる。
最初からいるメンバ-達はどうなんだろ?
でも、ま、上手く表面上の付き合いを続けて楽しくやれるならそれもいいのか?なんて気楽に読んでいたら・・・・驚きの事実が終盤で判明して・・・・
彼らの繋がりって・・・・気持ち悪いし、怖いし、キライ!!
なんて思った!
このドンデン返しは衝撃的だったな~。
ちょっと映画も見てみたくなった!
映画では・・・
良介役:小出恵介
琴美役:貫地谷しほり
未来役:香里奈
直輝役:藤原竜也
サトル役:林遣都
DVDが出たらチェックしよう!!
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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