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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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84e8e778.jpg   発行年月:2010年3月


   この放送が終わったら、リスナーがひとり死ぬ----。
   ラジオの深夜番組に届いた自殺予告メール。
   残された時間は6時間半----   
   狭いラジオブースの中で、
   男たちの息詰まる闘いが始まった!



                             (祥伝社HPより)


人気お笑い芸人・奥田が司会のラジオ番組・オ-ルナイト・ジャパンが放送5周年の記念すべき日に送られてきた1通の自殺予告のメ-ル。
番組で取り上げるべきか否か?
取り上げた場合のデメリットを考えると、これは取り上げるべきでないとする者多数。
そんななかで、わが子を自殺で亡くしたディレクタ-の安岡は、なんとかこの自殺を止めようと思う。

最初の番組前のいろんな関係者の葛藤を描いた部分は良かった!
けれど・・・・実際の番組が始まり、奥田が自殺予告メ-ルが届いた事実を番組内で喋り、自身の考えを述べながら、リスナ-にも問いかける。


これが、長い。
自殺予告をした者へ向かって述べるリスナ-たちの言葉。
それに応える奥田。
延々と続くので、やや疲れた~^^;

同じような事喋るし・・・途中、少し斜め読みしたけど、話は通じました(笑)


ま、でも人気番組のリスナ-の結束力が結果的には、一人の人間を救ったという事のかな?

自殺予告をした人にも同情する部分あって、これがふざけた理由だとまた読後感はイヤなかんじだったんでしょうけど、まあホッとするもので良かった。


★★

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305ecd25.jpg   発行年月:2010年2月

 我が子はその瞳で数え切れないほどの光景をみるはずだった
   
 息子は1歳の誕生日をむかえたばかりで眠るように死んだ。
 圧倒的な彼岸の風景と土地に残る死の記憶がもたらした
 奇跡の再生の物語

                            (文藝春秋HPより)


静かに胸を打つ物語でした。

43歳の関根には、再婚した妻・洋子との間に由紀也という息子が居たが、1歳の誕生日を迎えてすぐに突然、息を引き取ってしまっていた。
お互いが「あの時もし・・・していたら・・・」と後悔し自己を責める日々が続いていた。

関根には、先妻・美恵子との間に15歳の娘・明日香がいて、離れて暮らしている。

関根は息子の死後、会社を休み旅に出る。
東京から北に向かって・・・恐山、奥尻島、北海道へと進む。
高校生だが、学校は不登校続きの明日香が、その旅に時々、合流し、いろいろな人々と出会う。

出会う人々は、それぞれ、家族を突然亡くし、年月が経っても未だ心に重たいものを抱えている。
それぞれの亡くした家族の死の受け入れ方、その後の生き方が描かれていて、つい自分がその立場なら?と考えてしまいました。


関根の先妻であり明日香の母親・美恵子も病に侵されホスピスに入院することになる。
ホスピスの医師・富見城と看護師である妻の患者の接し方は、理想的。
窓から見える景色も綺麗のようで
こういう場で死を迎えられたら、幸せだろうな~。


由紀也を亡くしてギクシャクしていた夫婦の関係は、明日香や美恵子、美恵子の知人と接することで、少し柔らかくなった様子。
明日香がしっかりして、かなり皆の気を遣っているのが、やや切なかったけど、
きっとこの先、いろいろな人に助けられて幸せに暮らしていけるかな?


今回も重松さんらしい、優しさが詰まった物語でした♪

★★★
4a69bb64.jpg発行年月:2006年3月


犠牲を払いながらも誘拐事件は解決した。
しかし依然として黒幕「ジウ」の正体は謎だった。
捜査本部でジウを追う美咲。
一方、特進をはたした基子の前にはジウの姿が! 
シリーズ第二弾!!

                       (中央公論新社HPより)


Ⅰより更に面白くなってきた!
Ⅰでは女性警察官二人に焦点が当てられていたけど、Ⅱでは連続して起きる誘拐犯人の首謀者とみられるジウの正体が明かされていく。
とは言え、実際に登場したけど、謎は多い。
ジウの後継人のような男・ミヤジも非常に不気味だった。
詳しい生い立ちはミヤジの方が詳しかったけど、幼い頃、暮らしていた村の様子は異様。
ジウもまたミヤジに負けずに異様な世界で生きて来た。
そんな二人が出会ってしまった事が恐ろしい。

そして、Ⅰの事件後、昇進はしたが事件とは離れた部署に異動となった基子。
だが、ある人物と組んで密かにジウを追う。

そしてジウと対決の場面は凄かった!

暴力シ-ンが多く登場の物語ですが・・・・基子が闘う場面が凄い!
格好良いを通り越して、怖いです(;O;)

自分に力で襲って来る者は叩きのめさなきゃ気が済まない性分なんですね~^^;
もうそこまでしなくても~。これ映像化されたらR指定間違いないでしょう。


Ⅱのラストは、基子の本性みたいな部分が明かされ、今後どういう展開になっていくのか?
とても気になる終わり方でした。

早く続きが読みたいです!!


唯一、美咲が出てくるとホッとした。

★★★★
f3a53cfa.jpg発行年月:2010年1月

親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。
覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。

父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。
娘の所属チームの研究者は、
二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考えた。

しかし、了承するわけにはいかない。
父には、どうしても知られたくない秘密があった。
                 娘が生まれた十九年前に始まった、忌まわしい秘密が。

                                           (光文社HPより)

最初から引き込まれて読みました。
読みながら、謎がどう解明されるのか?
自分でも、ちょっと推理しながら・・・。

自身もスキ-選手としてオリンピックを経験している緋田宏昌とまだ未熟だがアルペンスキ-ヤ-として実力を発揮しつつある将来有望の娘・風美。
父は娘から信頼されている良き父親であり、スキ-ヤ-としてのよき助言者。
でも、娘の出生には隠された事実があって、緋田の妻は風美がまだ幼いときに自殺している。
これはどういう事なんだろう?

読み進めると解ってくる事実。

なるほど・・・・そういう事か!と思う反面、
え?じゃあ何で緋田の妻・智代は自殺する必要あったの!?と理解不能のわたし^^;

風美の本当の母親・畑中弘恵から托されたんだもの。悪くないじゃない?違うかな?
19年前のあれこれをもっと詳しく知りたかったなぁ~。
ま、いいや。深く考えずにおこう・・・。


でも緋田の娘を気遣い下した判断は理解出来る。
正しい判断かどうかはこの際、置いておいて。
実の娘じゃなくても、きっとこの父娘なら、変わらず親子として生きるんでしょうし、その事で誰に迷惑もかからない。

緋田親子のほかにも気になる親子の話が出てきた。
本当は、ギタ-が好きでその道に進みたかったけど、遺伝子研究をしている柚木からクロスカントリ-選手にとスカウトされ練習をする鳥越伸吾と父の関係。
ちょっと伸吾が気の毒だったな。
練習でほかの選手と接し、少しスキ-が好きになりかけたのに。
指導者がもう少し、違う指導をしていたら、もっと好きになって元々ある素質を伸ばせたんじゃないの?

そして風美の実の父親らしい上条伸行とその息子・文也(白血病で入院中)の関係。
こちらも息子の文也がとても気の毒。
最後は、そんな辛い状況でここまでの気遣い出来る人って凄いよ~(;O;)と思った。


脅迫状に仕掛けられたバス事故の真相も気になって、それを解明する過程は面白かった。

でも・・・・なんだろ?
解明されちゃうと・・・・「え!?」ってかんじ。意外なかんじはしないけど、そうする動機がね~

それでそんな事するのぉ~?これも理解不能。


なんだか、話の進め方は、とても面白かったけど、全て読み終えると釈然としない事が多いな。


しかし、遺伝子の研究が進むと、この物語のようなことも起きるのかな?
本当はほかにやりたい事あるのに、DNA鑑定したらFパタ-ンが見つかったからって、オリンピック選手になることを目指すことを強いられるなんて。

その逆に、努力してるのに良い結果が出ないとDNA鑑定したら・・・Fパタ-ンじゃないから、あまり伸びないんじゃない?って評価されちゃうとか。

そういうのは、なんだかイヤだな。

スポ-ツに限らず、努力した者が報われる世の中であって欲しいなんて事も
ちょっと考えちゃいました。


★★★

62d16ff4.jpg   発行年月:2010年2月

   
   そこには、こころを癒(いや)してくれる秘密がある----
   東京・丸の内の片隅に、ぽつんと暖簾(のれん)をかかげる小料理屋。
   少しさびしそうな美人女将の手料理をもとめて
   今宵もこころに疵(きず)を負った客が訪れる----。


                              (祥伝社HPより)


この作品は『ふたたびの虹』の続編だとか。
読んだ後で知りました。
でも、これだけでも楽しめたので、良かった。

古いビルのテナントの1つとして入っている店「ばんざい屋」
京都のおばんざいをご飯のおかず、酒の肴に合うよう丁寧に料理して食べさせてくれる。
お店は、女将ひとりで切り盛り。

女将のお客さんとの会話が和む。
仕事帰り、癒しの時間を求めて、足を運ぶ人達。
いいなぁ~「ばんざい屋」。
美味しそうな料理があれこれ出て来て、お酒が全くダメなわたしでも通いたいくらい(笑)。

お客さんが抱える悩みのようなものを上手に聞く女将。

連作形式で話が6つあるけど、前に登場の人がまた出て来て、その後の暮らしぶりが語られたり、
その後の事も気になったり・・・。

そして、女将さん自身の恋にも興味が沸きました!
でも、多くは語られていない。
ひょっとして前作を読めば、少しはわかるのかなぁ?

それと、表題を「竜のなみだ」にした意図は?
話のなかにちょっと出てきたけど・・・わたしなりに解釈すると・・・・

信じる物は救われる?っことかな?

出てきた女性たち、それぞれ抱えている悩みはあるけど、自分の信じる道を行けば、
きっと未来は明るい!って気がする。

ラストがそれを感じさせるものだったから。

取りあえず、「ふたたびの虹」も読んでみよう。

★★★
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