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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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782936e5.jpg発行年月:2010年6月


50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。
草食系でのんびりした性格に反し、15年前、父親を殺されたというハードな過去の持ち主。現在はゲームプランナーをしつつ、体質を活かした〈監視〉のバイトをしている。だが、そのバイトのせいで二億円を拾ってしまい、裏金融世界の魔手に狙われる羽目に。メイジは戸惑いながらも知恵と友情を武器に立ち向かうが、この利とも枷ともなる体質が驚愕の事態を招く!

      
                                   (早川書房HPより)


主人公の森田明二は、26歳でゲ-ムプラナ-を職業とする。
そして、50時間起きていたら20時間眠り、眠っている間は、目を覚まさないという障害を持っている。

その特異な体質が、その後起きる、事柄にもっと意味を持ってくるのか?と期待したけど、その辺はあまり関係なく・・・ちょっと期待はずれでした^^;

でも、明二の過去には、母親失踪、父親殺害という暗いものがあり、未だそれらの真相は謎のまま。
そして、バイトで監視をしていた先で、事件に遭遇し、2億円を手にするハメになってしまう。

問題が次々、起きて、それがどう解決していくのか?
気になりつつどんどん読み進めました。

登場人物たちの会話の様子が明るく、温かいのも楽しかった。

終盤、明らかにされる過去の真相。
それに伴って明らかにされた事実。

明二を助け常に側にいてくれた謎の男・ナタネの過去。
ちょっと良い話でジ~ンとした。

ミステリ-なんだろうけど、優しい雰囲気の物語だった。

★★★
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5f62b2e9.jpg発行年月:2010年5月


日本で新たに高校生活を始めた帰国子女の栄美(エイミー)。
淡いときめきも別れの痛みも、
いつかは青春の思い出になるはずだった。
だが後に知ったのは……
貫井徳郎が青春小説に仕掛けた「驚き」とは!?

                    (集英社HPより)



3部作構成の物語。
最初の話「In the hight school」では、日本人の両親を持つ栄実(通称エイミ-)がアメリカから日本に両親と共に引っ越し、日本の高校の3年生として生活をする話。

クラスメイトともすぐ慣れ、楽しい高校生活を送る。
仲良しの女友達も出来たし、スポ-ツ万能、成績優秀の飛鳥部くんとも親しくなったけど、ちょっと気がかりは、クラスに馴染まず、いつも一人でいる小金井くんのこと。
友人の菜都美に「どうして?」と問うと、彼の父親が犯罪者で、関わりたくないから・・・とか。
そんな理由で彼を差別することに疑問を感じる栄美は、自分だけは差別しないよう接する。

皆から好かれている飛鳥部くんが急接近してダブルデ-トをする栄美。
二人だけで今度は会おうと言われるが、デ-トの日になると何故か、邪魔が入る。
そして、ある日、急に飛鳥部くんとの関係はギクシャクし、そのまま自然消滅。

そして、次の話「At Roppongi」
舞台は六本木。
最初の話と共通する人物は、居ない様子なので、全く別の話?とやや凹む。
アンディという黒人とアメリカに憧れる日本人青年の物語。


で、最後の「In the university」
ここで、最初の主人公・栄美が大学生になって登場する。
そして、二番目の話で登場の日本人青年と栄美が出会い・・・
二番目の話は、最初の話と三番目の話に繋がってるんだ!と気づく。


そういうことだったんだ!!と驚くことがあれこれ。

最後まで読むと、その前の話で読みながら疑問に感じたことが、全て解消されていくかんじ。

なかなか面白かった。

ちょっと最後は切ない気持ちにもなったけど・・・。
明るく終わってるから、読後感は爽やかで良いな♪


★★★

912e6203.jpg発行年月:2010年5月

古い写真の中の、胸に黄色い星をつけた少女----いま彼女を探すこと、それは私自身を探すことだった。

パリで平穏に暮らすアメリカ人記者ジュリアは、60年前にこの街で起こったユダヤ人迫害事件を取材することになった。それが人生のすべてを変えてしまうとも知らず……。国家の恥と家族の傷に同時に触れてしまったひとりの女性が、真実を、そして自分自身の生きかたを見つけようともがく闘いの記録。全世界で300万部突破。

                                           (新潮社HPより)

ナチス占領下のユダヤ人迫害の話は、過去にも幾つか読んだけど、正直、フランスにもこういう事実があったのは、知らなかった!

物語は1942年7月、パリでのフランス警察によるユダヤ人強制検挙から始まる。
当時10歳の少女・サラは、警官が家を訪ねてきたとき、とっさに当時4歳の弟・ミシェルを二人がいつも隠れて遊んでいた納戸に隠れているように言い鍵をかける。
弟を守るため。そして、すぐに戻って来て、出してあげればよいと思って・・・
しかし、それが弟との別れになってしまう。

そして、サラの物語と同時進行の形で、その60年後、2002年のパリ。
ジャ-ナリストのジュリアの物語が進む。
45歳のジュリアはアメリカ人だが、フランス人の夫・ベルトランと11歳の娘・ゾ-イと穏やかに暮らしている。
しかしあるときを機に、60年前のユダヤ人迫害の真実を追うことになる。


サラの体験の場面は、悲惨で胸が苦しくなる描写ばかり。辛い。
なんで、同じ人間なのに、何も個人的には非のない人間に酷い仕打ちが出来るのか!?
人間が人間にする事じゃないでしょ!?と怒りすら沸いてくる!
毎回、この類の物語を読むと感じることだけど、まだ知らないそういう事が世界中にあるんでしょうね。


2002年のジュリアの話に切り替わると、ホッとしながらも交互に出てくる二つの時代の話は、それぞれに惹き込まれる。
そして、段々とジュリア自身がサラと関わりがあることがわかる。


最後は、泣けました。
サラの人生は壮絶だったけど、それに関わったジュリアの平穏な暮らしも大きく変化して、でもジュリアの揺るがない真実を追い求める姿勢は感動的だった。

記憶せよ。決して忘れるな。

深い意味を含んだ言葉だと思いました。


★★★★★
36dfea62.jpg発行年月:2010年8月


乙一最新作! 子供達に贈る小さな勇気の物語
小心者でひとりぼっちのネズミ、イグナート。
生まれてはじめてできた友達は、亡国の王女ナタリア。
囚われた王女の危機に、いつも涙目の弱虫ネズミが
小さな冒険の旅をはじめる!


                    (集英社HPより)


乙一好きな次女が図書館にリクエストして、入れてもらった本。
絵本なのか?マンガなのか?
かなり絵が多いです。しかもマンガっぽい^^;

物語は、さほど珍しい展開ではなく・・・・
悪い叔父に王位を乗っ取られ囚われの身となっている王女・ナタリアを助けるために小さなネズミのイグナ-トが勇気を振り絞って頑張る物語。

イグナ-トとナタリアの出会い。
二人が友達となるある出来事。
その出来事があったからこそ、イグナ-トは勇気を奮い起して危険がいっぱいのなかナタリアを助けたのですね~。

単純な話で、わかりやすくていいです!
これなら、字がやっと読めるようになった子どもでも楽しめるかも。

親子で楽しんで感想を言い合うのもいいかも(^^)

イグナ-トとナタリアの背景にあるものは、重く哀しいものがあるのだけど・・・言葉での表現が少ないから大人にはやや物足りないかもですが・・・児童書としては充分でしょう♪


★★★
095bcbfd.jpg   発行年月:2010年5月

   
   なぜ日本にはカエサルのような指導者が出ないのか

   ローマ帝国は危機に陥るたびに挽回した。
   では、今のこの国になにが一番必要なのか──。
   「文藝春秋」巻頭随筆がついに新書化なる


                       (文藝春秋HPより)


塩野さんと言えば、ロ-マ。
古代ロ-マの史実に対する書物は、過去にも読み、大変面白かった!

その塩野さんが日本の政治を辛辣に批判しながら、古代ロ-マの英雄たちを引き合いに出す。
副題(?)の「なぜリスクをとるリ-ダ-が出ないのか」の答えのようなものが書かれているのか?期待しながら読んだけど、はっきりとした事は書かれていなかったかな?

でも古代ロ-マのカエサルやらハンニバルなど戦いのなかリ-ダ-シップを取った人物たちを出されると・・・・今の日本の政治家にそれと同じことは無理でしょ?^^;
なんて思ってしまった。

本書のなかで塩野さんの語る政治やロ-マに関すること以外のことが、わたしには興味深かった。
「笑いの勧め」のなかで、お薦めの映画を2つ挙げていて、その1つが最近見た「恋愛適齢期」だったので、より楽しめた。
ジャック・ニコルソンとダイアン・キ-トンがお互いに第一印象は最悪だったのに、やがて恋に落ちる話。
このイタリア語のタイトルが「なんでも起こりうる」という意味のものという事らしいが、なるほどそれは内容にバッチリかも!!

塩野さんの語り口調がサバサバしていて好き!

今度、ロ-マも政治も抜きの、ごく普通のエッセイが読みたいな~。
ロ-マとか政治の話も面白いけど、少々肩が凝るので・・・^^;

日本人へは、もう1冊、リ-ダ-篇のほかに国家と歴史篇も出てますね。
もうちょっとしたら、そちらも読んでみようかな?


 

★★★
 

                         

 

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