祖父の古道具屋でみつけた、不思議なカメラ。
少年は、いちばん撮りたいものについて、考え始める。
一周三百六十度、すべてが素晴らしい景色。何回転しても、
やっぱり素晴らしい景色。そんなもの、ほんとうにあるの?
親友の洋輔が転校してしまい、宏伸は元気がない。
クラスでも冴えないし、クラブ活動の写真部でも、
部長の三好にきつくあたられる。
そんなある日、宏伸は不思議なカメラと出合う。
それは、長い、長~い写真が撮れるカメラだった……。
残しておきたい風景。忘れたくない思い出。
見つけられるだろうか、僕に。
(光文社HPより)
誉田さんの青春小説は爽やかで好きです♪
主人公の内藤宏伸(通称ノロブ-)は、仲良しの洋輔が転校し、なんとなく毎日の生活にハリがなくなっている。
そんなある日、祖父の営むリサイクルショップで、360度のパノラマ写真が撮れるカメラに出会う。
それから物語は、面白くなっていく。
そのカメラで何を撮るのか?
リサイクルショップを経営する祖父は、放浪の旅に出て留守。
その間、店番をしている従姉妹の温子(通称あっちゃん)と、先ずは写真機をどうやったら動かせるか格闘。
その助っ人として登場の写真館の宮本さん。
いろんな人がどんどん登場するけど、みんな良い人。
従姉妹のあっちゃんは、外見は美人なのに、言う事、やる事は、男っぽくて格好いい。
宏伸や祖父との会話もテンポよく漫才みたいで可笑しい。
宏伸が学校で所属する写真部部長の三好奈々恵も男まさりの活発なかんじで良かったな。
写真機でパノラマ写真を撮ることに夢中になり、最後は、それを卒業イベントに使おうということになり、目立たない存在だった宏伸が、その実行委員長になり事を運んでいく。
その成長ぶりが気持ちよかった。
キッカケさえあれば、どんな子もリ-ダ-シップなんて取れるのかもなぁ~。
本の最後に著者の誉田さんが謝辞として
実際に「世界一長い写真」のギネス認定を2度にわたって受けられた、山本新一さんのことが書かれていました。
実際の360度のパノラマ写真も観てみたいなぁ~
と思い探したら・・・ありました!!
こちら から観られます!
★★★
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17歳のおちかは、川崎宿で旅籠を営む実家で起きたある事件をきっかけに、他人に心を閉ざした。いまは、江戸・神田三島町に叔父・伊兵衛が構える袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働く日々を過ごしている。ある日伊兵衛は、いつも碁敵を迎える「黒白の間」におちかを呼ぶと、そこへ訪ねてくる人たちから「変わり百物語」を聞くように言いつけて出かけてしまう。そして彼らの不思議な話は、おちかの心を少しずつ、溶かし始めていく・・・。おちかを襲った事件とは? 連作長編時代小説。
(角川書店HPより)
宮部さんの時代物は、以前も読みましたが、読みやすくて好きです!
今回は、いろいろな哀しい過去を持った人たちの話がいろいろ登場する。
ちょっと残酷な死があったり、その死にまつわるいろいろな人々の心情などを描いている。
訪ねて来る人たちが語る話を聞く、おちかにも胸に秘めた重く哀しい過去があり、人の話を聞くうち、自身の秘めた物も吐き出そうと、少しずつ語られる。
なるほど・・・そういう過去でしたかぁ~。
ちょっとやそっとでは忘れられない過去でした。
自分の身に起こったものだと想像したら・・・おそろしい。
訪ねてくる人たちの語る話もおそろしい。
怖いというより・・・おそろしい。
今まで普通に良い人柄で居た人がある事がキッカケで、残酷な過ちを犯してしまう。
そこには、哀しさもありました。
最初の話では、曼珠沙華が咲く間に人の顔を見て、自身の罪の意識を感じると言う男。
ほかには、人を導き、飲み込むという屋敷の話。兄と姉が道ならぬ仲になり起こった哀しい事件の話。
そして、語りを聞いていた、おちかが語った哀しく残酷な事件の話。
その全てが最後の章、人を飲み込む安藤坂の屋敷で、ひとつの物語になる。
死んで行った者も生きている者もお互いがお互いに抱く想いがあって、人間っておそろしいけど優しい。それは紙一重なのかも・・・・なんて思ったりしました。
結構、厚い本ですが、惹き込まれるように読み続けられました。
おもしろかった!!
この続編にあたる本も続けて読んでみましょう!
★★★★
書店に並んだ姿を見たら
思わず涙を流すとおもう。
うんこをもらすと思う。
万引きはしないと思う。(本人談)
「あそこが痒い」の話から「んっ?」の話まで全82話。
*五十音順に並んでいますが、どこから読んでも大丈夫、
あなた好みにお使い下さい。
(宝島社HPより)
伊集院さん、結構好きなので、読んでて楽しかった♪
元落語家なのは、初めて知った!
通りで話が上手いわけだ!
「あ」~「ん」までいろいろな話。
日常のちょっとした事も面白く語っている。
本書から得た伊集院さん情報をまとめておこう。
・元落語家で師匠は三遊亭楽太郎
・父親は「ライオン」勤務だった
・マヨネ-ズはさほど好きでない。
・生卵が大好き
・足のサイズは31cm
・本名は「田中健」婿養子に入ったので現在の本名は「篠岡健」
まだまだいっぱいあるけど、印象に残った情報です(^^)
小さい頃(幼稚園)の話で「冷蔵庫の話」が後ろの方にあったけど、この話は、予測出来ることにドキドキ。最後は予想通り血らだけで・・・可哀相だったぁ~(;O;)
危険だから、小さい子はマネしなようにしないと!
小学生時代のプ-ルでの着替えの話は、懐かしかった。
男子の着替え風景を思い出した!
「マジックパンツ」とは、わたしの周りでは言ってなかったけど・・・^^;
最初から最後まで楽しいエッセイでした!
次々、この「のはなし」シリ-ズは出ているようなので、また他のも読んでみたい!
★★★
自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら、何故か冷たくあしらわれ……、贈呈式の当日、受賞者が会場に現れない……!? 先輩たちには散々いじらつつも、波瀾万丈の日々を奮闘する新人出版社営業・井辻智紀。本が好き。でも、とある理由で編集には行きたくなかった井辻くんの、ハートフル・ミステリ。
(東京創元社HPより)
元書店店員として働いていた経歴がある著者らしい物語。
出版社の話は、時々あるけど、ここに登場するのは、その営業担当の井辻くん。
本屋さんを巡り歩いて本を置いて貰い、その後も自社の出版物の売れ行き状況を見守りながら書店を日々行き来する。
井辻くんは中堅の出版社・明林書房。
そして、度々顔を合わせる大手出版社・佐伯書房の真柴。
いわばライバルの関係だし、真柴は井辻くんより年も上、経験も上なので、やや見下したかんじで井辻くんを「ひつじくん」と呼んだりする。
でも、二人の会話のやり取りは、どこかユ-モラス。
ライバルだけど、良い本を多くの人に読んでもらいたいという思いは共通なので、根本の考え方は似てる部分があるみたい。
本屋をあちこち訪ねながら、遭遇するちょっとした謎を解いて行くのも面白かった。
個人経営の本屋さんが消えていく現状は淋しいな~と思った。
考えれば・・・自分も昔に比べたら本は買わなくなったなぁ~。
殆ど、図書館本だし、買うにしてもお手軽なネット通販を利用しちゃう。
個人経営の本屋さんが消える要因を自分も少なからずつ作っているのかも?なんて事も考えてしまった。
平台を獲得するために、井辻くんのような営業の方は頑張ってると思うと、今度から本屋さんの平台を見る目も変わるだろうなぁ~。
手書きのPOPって読むの好き!
自分が既に読んだ本だと「そうそう!その通り、上手い事書いてるなぁ~」なんて思ったり。
物語のなかに、いろんな作家の名前や作品の名前が登場するのも本好きには楽しかった!
この井辻くんシリーズの最新刊が出たようなので、読むのが楽しみ♪
調べたら他の書店のことを書いたシリ-ズ本もあるようなので、そちらも読んでみたい!
★★★
運命に挑んだ女たちができることは、
ただ濁流に呑み込まれるだけ――。
『ゴールドラッシュ』から10年、『命』から8年。
決定的なスキャンダルを抱えた女子アナたちが乗り込んだ小舟はどこへ?柳美里初のエンターテイメント巨編!!
(講談社HPより)
表紙写真のインパクト凄い!
そして、その内容もこの表紙通りの過激さ。
NTSアナウンサ-のニュ-ス番組を飾る女子アナたちの赤裸々な日常を描いた物語。
著者は、多くの人に接して現場の声を取材して本書を書かれたとか。
そうして考える・・・・華やな仕事に見える女子アナの仕事も大変だなぁ~と思う。
この物語の中の最初には主に3人の女子アナが登場する。
・チ-フプロデュ-サ-と不倫関係にあるニュ-ス番組のサブキャスタ-藤崎あゆみ
・プロ野球選手と恋愛関係にあるスポ-ツキャスタ-の水沢千広
・大学時代からの恋人がいるお天気キャスタ-の望月結香
この3人は番組の顔で、それぞれ人気もあるが、私生活の部分がビックリ!
なぜか性描写ばかりなのですが・・・ドギツイ・・・ちょっと嫌気がさしてきました^^;
ま、不倫とか恋人との恋愛とか珍しくないので、ここにしつこいくらいの性描写を持って来なくてもいいのになぁ~なんて思いながら、ちょっと飛ばし読みしました(笑)
下巻では、上巻から4年ほど経った彼女たちのその後が描かれていくのですが、新しく入社する2人の女子アナも加わって複雑な男女関係もあり・・・・
新人の女子アナって大学生のときから局側に目を留められたりするのかなぁ?
やはり教養以外に外見も大事な職業って事なんだろうか?
上巻最初に登場の3人のうち、気に毒だったのが、お天気キャスタ-の望月結香。
恋人の暴露情報により苦労することになってしまう。
でも、その後の再起する姿が良かった。
他の2人も結構、状況が変わって・・・穏やかな世界じゃないなぁ~と思った。
藤崎あゆみの転身のために取った手段も凄い!ちょっと拍手したくなったけど、転身後は上手く行くのか?気になった。
上巻読み始めは・・・くだらないなぁ~読むの止めようかな?と正直思ったのですが・・・・
先にも書いたけど、下品でしつこい性描写がなければ、まあまあ面白い物語だったと思う。
★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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