発行年月:2009年1月
この世は完全犯罪だらけ。
誰にも気付かれなければ、それは完全犯罪なんです
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。
いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!
(角川書店HPより)
この表紙の絵が怖くて・・・・・ずっと気になりつつも読まずにいた書です^^;
でも、結構、評判良いみたいだし、他の作品でもこの著者の上手さは認めているので、思い切って読みました。
最初の3つくらいを夜、読み始めて・・・・怖いけど何とか我慢しながら。
最初の「鈴虫」は、サスペンスドラマを読んでるかんじで、怖いけど、まあまあ大丈夫。
「ケモノ」は、ちょっと切ないようなやりきれないようなモヤモヤしたかんじ。
「よいぎつね」は、20年前の祭の夜を回想しながらで、そこから漂うものが背中に寒気を感じさせた。
ここまで読んで、すごく怖くはないけど、なんだかイヤ~なかんじがしたので、本を閉じて残りは、翌日の昼間に持ち越し(笑)
結構、怖がりなのです・・・・^^;
「箱詰めの文字」・・・おぉ~っ!最後にビックリ!
「冬の鬼」・・・タイトルからして怖そう。やっぱり怖い!キャ~ッ!!
「悪意の顔」・・・先のが顔で終わったけど、また「顔?」ドキドキ・・・・
この話も状況をつい頭で考えてしまって・・・・ラストは、ちょっと謎が残るけど、不思議で怖い。
なんだろな~。不思議な怖さ。
怖くて、この先はもう読めないという程、ホラ-色は強くなく、最後まで読んじゃった。
でも全体を通しての不気味さ、ジワジワ背中の辺りに感じるイヤ~なかんじが続いてた。
この手の話が好きな人にはきっと文句なしの短編集だろうな。
次女に勧めてみよう(笑)
でも、やはりこの人は上手いな。
全部の話に登場する人物「S」と鴉。
違う場所での話なので、同一人物じゃないんだけど、イニシャルだけで語るって結構、怖い。
誰かの小説にもあった記憶だけど。。。
この世は完全犯罪だらけ。
誰にも気付かれなければ、それは完全犯罪なんです
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。
いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!
(角川書店HPより)
この表紙の絵が怖くて・・・・・ずっと気になりつつも読まずにいた書です^^;
でも、結構、評判良いみたいだし、他の作品でもこの著者の上手さは認めているので、思い切って読みました。
最初の3つくらいを夜、読み始めて・・・・怖いけど何とか我慢しながら。
最初の「鈴虫」は、サスペンスドラマを読んでるかんじで、怖いけど、まあまあ大丈夫。
「ケモノ」は、ちょっと切ないようなやりきれないようなモヤモヤしたかんじ。
「よいぎつね」は、20年前の祭の夜を回想しながらで、そこから漂うものが背中に寒気を感じさせた。
ここまで読んで、すごく怖くはないけど、なんだかイヤ~なかんじがしたので、本を閉じて残りは、翌日の昼間に持ち越し(笑)
結構、怖がりなのです・・・・^^;
「箱詰めの文字」・・・おぉ~っ!最後にビックリ!
「冬の鬼」・・・タイトルからして怖そう。やっぱり怖い!キャ~ッ!!
「悪意の顔」・・・先のが顔で終わったけど、また「顔?」ドキドキ・・・・
この話も状況をつい頭で考えてしまって・・・・ラストは、ちょっと謎が残るけど、不思議で怖い。
なんだろな~。不思議な怖さ。
怖くて、この先はもう読めないという程、ホラ-色は強くなく、最後まで読んじゃった。
でも全体を通しての不気味さ、ジワジワ背中の辺りに感じるイヤ~なかんじが続いてた。
この手の話が好きな人にはきっと文句なしの短編集だろうな。
次女に勧めてみよう(笑)
でも、やはりこの人は上手いな。
全部の話に登場する人物「S」と鴉。
違う場所での話なので、同一人物じゃないんだけど、イニシャルだけで語るって結構、怖い。
誰かの小説にもあった記憶だけど。。。
★★★★
PR
発行年月:2009年11月
魔法使いになりたいと願うちょっと変わった少女・結仁はある日、信じていた世界からはじきとばされてしまう。それを取り戻す戦いが、自立への道だった-----。
青山七恵初の書き下ろし長編小説!
魔法使いになりたいと願うちょっと変わった少女・結仁はある日、信じていた世界からはじきとばされてしまう。それを取り戻す戦いが、自立への道だった-----。
青山七恵初の書き下ろし長編小説!
(幻冬舎HPより)
第1章から3章まであり、1章では、主人公の結仁は小学4年生。
幼なじみの葵と史人と一緒に「魔法使いクラブ」を作り、放課後はよく3人で結仁の家の物置小屋でその会合を開く。
結仁は、クラスではちょっと浮いた存在。
あまり他の子たちに馴染めずにいるかんじ。
幼なじみの葵や史人といるときだけ生き生きしてるかんじがして。。。。ちょっとその辺が心配だった。
成長し、第2章では中学生。
ちょっと異性にも興味が深まり、好きな人が出来たり。
反対にちょっと疎ましく思う存在もあったり、いろいろな感情が揺れ動く時期。
魔法クラブは小学生のときのように頻繁には集まらないけど、結仁の中には、唯一の拠り所だったのかな?
でも成長した3人には、また別の人との繋がりが出来、考え方にも相違が出て来て、葵との関係もいつしかギクシャクし始める。
結仁の家庭環境にもなんとなく不穏なものが出始めてきて・・・・
第3章の高校生では、ビックリの変化。
器用に立ち回れない結仁だけに、一人取り残されてしまったかんじで痛々しい。
第1章の微笑ましい幼なじみのやりとりからは全く予測出来ない展開でした!
結仁の葛藤・・・・どうしたら救われえるのだろう?読みながらちょっと息苦しくさえなってきました。
でも・・・ちょっと明るい光が見えたラストにホッ!
結仁の生き方が、これでちょっと変わるのかな?と期待できて良かった。
頼りない史人でしたが、やるじゃん!と驚いたけどちょっと見直した。
小学生時代にやった事は、ちょっとやり過ぎだったけど。。。。
前半部分を読みながら、娘にも薦めようかな?と思いましたが、後半は結構、重いのでやはりこれは大人が読む方がいいかな?
若い子が読んでどう思うかも聞いてみたい気もするけど・・・・^^;
★★★
発行年月:2009年10月
うちのチッチは小説家で世界一のお父さんです。
売れない小説家と息子の、慎ましくも愛おしい日常。孤独を抱え、支えあう父(チッチ)と子。
変わりゆく親子の変わらない愛情を描く、感涙の家族小説。
変わりゆく親子の変わらない愛情を描く、感涙の家族小説。
(毎日新聞社HPより)
青田耕平39歳。まだ作品が重刷された経験はないけど地道に活動する作家歴10年の男性。
その息子・カケル10歳。
耕平の妻は、3年前、交通事故により他界。
以来、父子で暮らしている。
耕平は家事もこまめにこなし、カケルはやんちゃ盛りの元気で明るい良い子。
二人の暮らしぶりには、暗さは全くみられない。
けれど・・・耕平は妻の事故死に今もちょっとした疑問を持っている。
カケル君がなんと言っても可愛いです(^^)
男の子もいいなぁ~なんて娘しかいないわたしは思ってしまう。
小説家の耕平の暮らしぶりは、著者である石田さんの私生活がヒントかな?
石田さんも子どもさんにはこういう対応していて、奥様はいらっしゃるけど、結構、料理なんかもしちゃったりするのかな?なんて想像しちゃいました^^;
作家の日常もちょっと見られて楽しかったなぁ~。
作家活動って孤独なイメ-ジありましたが、作家仲間同士の交流なんかもあるんですね?
文壇バ-に集う仲間との関係も素敵♪
優しくて温かくて、ちょこっと泣ける、良いお話でした。
石田さんの作品、久しぶりに読んだけど、よかった!(^^)
★★★★
発行年月:2009年12月
生き方を変えたと、友が笑う。幾星霜を責めるでもなく、悔いるでもなく――。
騒擾の青年期を過ごした先にあったのは、もはや誇るべき死に場所などない新たな時代。首都建設の槌音が響く江戸の町で、武士を捨てることを選んだ男たちの慎ましくも熱い矜持を描く。人生も時代も、この手で拓いた――生きることの華やぎと寂しさを端正に描き、遅咲きの本格派と注目されつつ惜しくも世を去った著者の最高傑作。
(新潮社HPより)
著者の作品で時代物の小説の面白さに目覚めたと言っても過言ではありません。
けれど・・・惜しくも2009年8月に胃がんの為亡くなられたのですね・・・とても残念です。
これは、多分、病気療養中に執筆されていた作品。
短編が5つ。
ホントは7つで発行予定だったとか。
物語は、江戸時代。
徳川幕府が開かれ、戦をしていた元武士が違う生き方を余儀なくされた時代。
大河ドラマや歴史の教科書でも著名な戦国武将の生き方は、ある程度知らされていますが、この物語では戦国の時代後の日本の変化をみせてくれました。
元武士の視点からだったり、商人や子どもの視点から。
当たり前のことだけど、こういう時代の変化があっての現在なのだなぁ~と読みながら納得。
今まで知らされなかった歴史を知ったようなかんじがしました。
やはり、この著者の話は面白い!
新しい本が読めないのは、とても残念ですが、過去の作品でまだ読んでない物を順番に読んでいこうと思います。
★★★★
生き方を変えたと、友が笑う。幾星霜を責めるでもなく、悔いるでもなく――。
騒擾の青年期を過ごした先にあったのは、もはや誇るべき死に場所などない新たな時代。首都建設の槌音が響く江戸の町で、武士を捨てることを選んだ男たちの慎ましくも熱い矜持を描く。人生も時代も、この手で拓いた――生きることの華やぎと寂しさを端正に描き、遅咲きの本格派と注目されつつ惜しくも世を去った著者の最高傑作。
(新潮社HPより)
著者の作品で時代物の小説の面白さに目覚めたと言っても過言ではありません。
けれど・・・惜しくも2009年8月に胃がんの為亡くなられたのですね・・・とても残念です。
これは、多分、病気療養中に執筆されていた作品。
短編が5つ。
ホントは7つで発行予定だったとか。
物語は、江戸時代。
徳川幕府が開かれ、戦をしていた元武士が違う生き方を余儀なくされた時代。
大河ドラマや歴史の教科書でも著名な戦国武将の生き方は、ある程度知らされていますが、この物語では戦国の時代後の日本の変化をみせてくれました。
元武士の視点からだったり、商人や子どもの視点から。
当たり前のことだけど、こういう時代の変化があっての現在なのだなぁ~と読みながら納得。
今まで知らされなかった歴史を知ったようなかんじがしました。
やはり、この著者の話は面白い!
新しい本が読めないのは、とても残念ですが、過去の作品でまだ読んでない物を順番に読んでいこうと思います。
★★★★
発行年月:2009年11月
まじめで、堅実なOLに展子にこの冬、何かが起きる!?
ひとりで過ごす年の瀬もすっかり板についた匂坂展子は29歳彼氏なし。いつもと変わらない新しい年をむかえようとしていた。そんなテンコの前に次々と現れる過去からの来訪者・・・・。
すねっかじりの元ヘビメタ男“根上くん”むっちり足のウェイトレス“そら豆さん”パン屋で働いていたはずの“ミヤコちゃん”デパ-トのカリスマ社員?“えぐっちゃん”・・・・・そして?
雪降る札幌の街を舞台に加速していく、この冬いちばんのロマンチックスト-リ-。
まじめで、堅実なOLに展子にこの冬、何かが起きる!?
ひとりで過ごす年の瀬もすっかり板についた匂坂展子は29歳彼氏なし。いつもと変わらない新しい年をむかえようとしていた。そんなテンコの前に次々と現れる過去からの来訪者・・・・。
すねっかじりの元ヘビメタ男“根上くん”むっちり足のウェイトレス“そら豆さん”パン屋で働いていたはずの“ミヤコちゃん”デパ-トのカリスマ社員?“えぐっちゃん”・・・・・そして?
雪降る札幌の街を舞台に加速していく、この冬いちばんのロマンチックスト-リ-。
(マガジンワ-ルドHPより)
朝倉さんの独特な世界が好きです(^^)
これは、まえに読んだ「田村はまだか」に似てるかんじ。
「田村は・・・」は、なかなか現れない同級生の田村を皆でかれの噂話をしながら待つという話でしたが、こちらは、リコという女性を探す話。
探す経緯がまた、おかしい。
日常を普通に過ごすテンコに偶然、出会った懐かしい顔。そこから次々、知った顔に遭遇していく展開がなんとも愉快。
出てくる人たちは、個性的。
ちょっと変?
そして、「タイム屋文庫」が登場するというこれを読んだ読者には嬉しいおまけがありました!
「タイム屋文庫」の柊子も物語にしっかり加わってリコ探しにヒントを与える。
けれど・・・
最後が、またなんともいい。
解説にはロマンチックとあるけれど・・・・どうだろ?
でも、クスッと微笑ましいお話ではありました(^^)
読む人によっては、「なにがおもしろいんだ?」と思われる作品かもですが・・・
わたしは、こういう話、結構好きです♪
次回作も期待します!
これは、まえに読んだ「田村はまだか」に似てるかんじ。
「田村は・・・」は、なかなか現れない同級生の田村を皆でかれの噂話をしながら待つという話でしたが、こちらは、リコという女性を探す話。
探す経緯がまた、おかしい。
日常を普通に過ごすテンコに偶然、出会った懐かしい顔。そこから次々、知った顔に遭遇していく展開がなんとも愉快。
出てくる人たちは、個性的。
ちょっと変?
そして、「タイム屋文庫」が登場するというこれを読んだ読者には嬉しいおまけがありました!
「タイム屋文庫」の柊子も物語にしっかり加わってリコ探しにヒントを与える。
けれど・・・
最後が、またなんともいい。
解説にはロマンチックとあるけれど・・・・どうだろ?
でも、クスッと微笑ましいお話ではありました(^^)
読む人によっては、「なにがおもしろいんだ?」と思われる作品かもですが・・・
わたしは、こういう話、結構好きです♪
次回作も期待します!
★★★★
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(01/31)
(01/28)
(01/26)
(01/25)
(01/23)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
アーカイブ
P R
カウンター
フリーエリア