にゃあん
あなたのクラスはノアに選ばれました!
黒猫が、首に風呂敷包みを巻きつけて、教室にやってきた。「こんにちは」と、ビ-玉みたいにまんまるな目で見つめてる・・・・・。
ノアはきっと、あなたのクラスが忘れてしまった大切なことを思い出させてくれるはずです---------。
(講談社HPより)
この重松さんの児童書は、朝日小学生新聞に掲載されていた物語だそうです。
主人公の大沢健太は小学5年生。
1年生から仲良しの亮平が、なんだか元気のないのが気になっている。
クラスの担任が怪我で入院し、代わりに若い宮崎由子先生(ユッコ先生)が赴任してくる。
けれど、ユッコ先生は、なかなかクラスの皆に受け入れられない。
どこの小学校でも、こういう事ありそう。
自分の意見があっても、周りについ同調してしまって、本音がなかなか言いにくい雰囲気もあり、心で思っている事と違うことを口に出してしまったり・・・。
小学生だけじゃなく、中学生や高校生、大人の職場社会でも、ここに出てきたような事って、沢山ありそう。
ここでは、黒猫のノアが、皆に少しずつ勇気を出すことの大切さみたいなものを気づかせるように仕向けていく。
読んでいて、楽しかったし、最後は感動した!
さすが重松さん!
ラストのエピロ-グでは、ノアがまた違う学校で、何やら仕掛けそうな場面で終わり、この学校でのノアの活躍による変化も読みたいなぁ~なんて思った。
続編、書いて欲しいなぁ~。
大人が読んでも十分、楽しめるお話でした(^^)
★★★★
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ろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。
山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」――監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。
「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。
(PHP研究所HPより)
登場人物たちが皆、役者。
監督の脚本によって進むドラマだけど、アドリブもあり、脚本も日々変わっていく様子。
言葉が台詞なのか?本心なのか?
考えながら読んだりしていましたが、途中から、もう、いちいち考えるのも面倒で全部この家族の真実だと考えて読んでました^^;
なんでもない家族の会話。
そこには、温かい雰囲気があり、和気藹々とした空気が流れていた。
けれど・・・監督の指摘で爆弾を仕替えろと。
そして、出てくる爆弾発言。
結構、衝撃的でしたね~。
俳優一家の次男・岡本裕と結婚予定の二品真里の両親とのちょっと暗い関係。
世間では名優と謳われる笠松市郎と睦子の出会い、そして夫婦になるまでの波乱万丈の出来事。
この二つの爆弾に対するほかの家族の発言(台詞)が良かった。
良い家族だなぁ~(^^)
ラストは温かい気持ちになれました。
★★★★
「私たちは、地下から湧き出る甘い水を飲むだけで生きのびている。」
ここはどこだろう。なぜここにいるのだろう。
見えない力に強いられ、記憶を奪われた女性の数奇な運命。
〈甘い水〉をめぐって、命とはなにかを痛切に描いた渾身の最新長篇小説。
椅子の部屋、地下通路、砂の街、十五番目の水の部屋……
閉ざされた奇妙な世界を行き来しながら、途絶えることのない感情のざわめきが、静かな輪唱のように、徐々に解き放たれていく――
現代を生きる私たちの寓話。
(リトルモアHPより)
いつもちょっと不思議な世界を描く、東さんですが、今回の話もまた不思議でした。
16の連作短編みたいなかんじですが、途中から皆、同じ世界のことだと気づきました。
タイトルの「甘い水」がいろいろな所で出てきます。
そこに居る人物たちは、別々の場所で暮らしていたりするようですが、同じ世界のことを知っていたり、そこで暮らしていたり・・・。
甘い水だけを飲んで地下で暮らす人たちがいて、過去にそこで暮らしたことをなんとなく思い出す人がいたり・・・
物語を説明するのは、ちょっと難しいのですが、文章はとても読みやすく、
書かれている内容は不可解なのに、不思議と癒されるようなかんじだして、
兎に角、この著者でなくては、この雰囲気は出せないだろうなぁ~。
この不思議な癒し効果のある文章、わたしは好き。
読んで「なんじゃこりゃ?」と言う人もいるだろうけど・・・・^^;
★★★★
茉里、深雪、真吾、千博。
四人が出会えたことは、奇跡なのかもしれない。
藤平茉里、綾部深雪、苅野真吾、駒木千博。
中学に入学して同じクラスになった4人。
それぞれ家庭環境も違えば、性格も違う4人だったか、
夏休みの宿題で発表する年表作りを一緒にすることなってから、
次第にお互いの存在を認め合うようになるのだが……。
中学生と13歳だったあなたのために。
(光文社HPより)
青春小説のお手本のような物語です。
あさのさんの描く少年少女たちは清々しくていいなぁ~。
心の中では、嫉妬やら自信喪失やら家族内での問題やら思春期特有のモヤモヤしたものも抱えているけど、仲間が居るって素晴らしい!!
ちょっとした偶然で、仲良くなった男女4人の関係が素敵。
こんな友達関係が中学時代で出来たら、理想的だろうなぁ~。
夏休みの課題である自分たちの住む地域の年表づくりを共同制作する4人。
でも、出来上がった年表が元でクラス内である出来事が起きて・・・・どうなる?と思いましたが、
最後は、めでたく解決。
誰も悪い人が出てこない。
みんな優しい気持ちを持っている。
こういう小説は、ホント、心が洗われるわ~。
★★★
中学生の杏が出会った、風変わりな女性。
彼女と一緒に過去の事故を調べるうちに、
杏が見つけたものとは・・・・?
死って、案外、淡々としてて、とてもふつうなものだ。
誰にでもあることなので、日本中で毎日何百と起こっていることで、本人や遺族にはそれぞれ特別であるとしても、実際はとても平凡なものである、ってこと。
おとうさんが死んでも天地は裂けなかったし、おかあさんもあたしも発狂しなかった。朝がきて夜がきて、ごはんをたべないとおなかがすいたし、眠くなって眠って目がさめた。-----------本文より
(本の帯文より)
図書館の児童書の棚にあった本。
なんとなく目に留まり借りて来ました。
こういうふと目に留まる本は大抵、自分にとって、すごく良い本だったりするのが不思議。
この本もすごく良かった!
児童書なので、とても読み易い。
主人公の杏は13歳。
夏のある日、学校に行きたくないと思い、さぼる。
その日の出来事。
何故、学校に行きたくないのだろう?と疑問に思いながら、前の日の家のなかの出来事が少し最初に書かれていて、何か暗く重い問題が杏の家族に起こっているようだとわかる。
学校をさぼって向かった図書館で、出会ったちょっと不思議な女性・佐千代。
佐千代は図書館に過去のある事故について調べに来たと言う。
そして、成り行きで二人は実際の事故の現場を訪ねる。
最初、杏は佐千代に対して心を開かず無愛想なのですが、段々と一緒に居る時間を経て、自身の抱えているものについても話し出す。
佐千代の年齢は特に書いてなかったけど・・・1975年に小学生だったというのだから・・・
40歳代くらいかなぁ?佐千代の話す昔話の内容が、自分の小さい頃のこととダブるので、杏との年齢差も親子くらいかも。
年が大きく離れた二人だけど、短い時間のなかでお互いを理解し、絆のようなものが生まれ
人の縁ってこういう不思議なこと起すことあるかもね~なんて思いました。
佐千代が追う過去の事故。
それに同行しながら、杏が思い出を蘇らせる亡き父のこと。
物語の最後では、杏が17歳に成長し、佐千代に手紙を書きその内容が書かれている。
それを読むと、13歳の杏の周りの諸々の暗いことは、その後、明るいことに変わったんだなとわかりホッとしました。
人の死についても、ちょっと考えさせる話ありで、いろいろな意味で深い話で
ず~んと胸の奥に何か刺激を受けるようなお話でした。
上手く表現出来ないけど、こういう本は子どもたちにも読んでもらいたい。
あとがきを読んで、この物語は著者の実体験が元になっているんだと知り、物語を振り返り、なんだか胸が熱くなりました。
著者の実生活とリンクしている物語だったんですね・・・。
初めて読む作家さんでしたが、ヤングアダルトを対象にした本を多く出版されてるみたい。
過去の作品も読んでみようかな?
この表題と表紙絵も内容にピッタリで好きです(^^)
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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