発行年月:2008年5月
「ささやかな人生に訪れた、奇跡のような輝き。これを読んだら絶対恋したくなる。」
恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。
(祥伝社HPより)
表題作のほか、「なみうちぎわ」 「キャベツ畑に彼の声」 「小梅が通る」の4つの物語。
どれも、爽やかな恋の予感を思わせるラストで締めくくられていて、読み終える度に、甘酸っぱい気持ちになれます(^^)
どの話もそれぞれいい!
この人、凄いな!
先に読んだ「吉祥寺の朝比奈くん」も良かったのですが、わたしは、こちらの方が好き!
全部の話の設定がありきたりじゃないのもいいし、どうなるどうなる?ってワクワクする
話の展開も好き♪
どれが一番って選べないほど、良いけど、個人的好みだと「キャベツ畑に彼の声」かな?
これを書いてる中田さん、覆面作家と言われていて正体不明だそうですが、そんな正体不明の作家が絡む物語。
その正体に気づいたある少女とその作家の物語・・・・・かと思ったら・・・更なる真相が明らかになるという仕掛けも面白かった!
キャベツ畑のキャベツに自分の気持ちやら立場を置き換えるのもいいじゃない!
こういうセンスは好みだわ~。
一部で乙一が書いてるという話もありますが・・・実際はどうなんでしょ?
乙一読んだことないので、全く検討のしようもないわたしです^^;
乙一ファンの次女に読ませてみようかな?
ま、でも・・・わたしは中田永一という作家の作品は、好みだとこれ読んで確信しました!
次の新作が出るのを今から楽しみに待ちます!!
「ささやかな人生に訪れた、奇跡のような輝き。これを読んだら絶対恋したくなる。」
恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。
(祥伝社HPより)
表題作のほか、「なみうちぎわ」 「キャベツ畑に彼の声」 「小梅が通る」の4つの物語。
どれも、爽やかな恋の予感を思わせるラストで締めくくられていて、読み終える度に、甘酸っぱい気持ちになれます(^^)
どの話もそれぞれいい!
この人、凄いな!
先に読んだ「吉祥寺の朝比奈くん」も良かったのですが、わたしは、こちらの方が好き!
全部の話の設定がありきたりじゃないのもいいし、どうなるどうなる?ってワクワクする
話の展開も好き♪
どれが一番って選べないほど、良いけど、個人的好みだと「キャベツ畑に彼の声」かな?
これを書いてる中田さん、覆面作家と言われていて正体不明だそうですが、そんな正体不明の作家が絡む物語。
その正体に気づいたある少女とその作家の物語・・・・・かと思ったら・・・更なる真相が明らかになるという仕掛けも面白かった!
キャベツ畑のキャベツに自分の気持ちやら立場を置き換えるのもいいじゃない!
こういうセンスは好みだわ~。
一部で乙一が書いてるという話もありますが・・・実際はどうなんでしょ?
乙一読んだことないので、全く検討のしようもないわたしです^^;
乙一ファンの次女に読ませてみようかな?
ま、でも・・・わたしは中田永一という作家の作品は、好みだとこれ読んで確信しました!
次の新作が出るのを今から楽しみに待ちます!!
★★★★★
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発行年月:2009年1月
大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの-----日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!
「このミステリ-がすごい!」2009年第7回大賞受賞作
(宝島社HPより)
次女の薦めで読みました。
「このミス・・・」受賞作品だったんだ!?
なかなか面白かった。
登場人物たちのキャラクタ-が個性豊かで、楽しい(^^)
青春小説なんだなぁ~なんて最初は軽く読んでいたら・・・その後、結構大きな事件に巻き込まれて行って・・・・
その同じ時間に世界では、某国の大統領が監禁されているという大ニュ-ス。
某国の同盟国である日本にも弾道ミサイルが飛んで来る!?という緊急事態!!
高校生たちは、世界の緊急事態よりも目の前の事件に奔走。
ミサイルが本当に飛んでくるのかどうかも気になりつつ・・・高校生の事件解決も気になるという物語でした。
選評過程なども巻末にあって、なかには厳しくこの作品をダメだという人もあったけど・・・
わたしは良いと思いました!
確かにちょっと都合よく偶然が重なるところもあるけど、それで面白くなっていくのだから良いんじゃないかな?
だれだれの作品に似てるとか?
そうかなぁ~?
〇〇作品より解り易くて良いと思ったけど・・・・^^;
中学生の次女が面白かったと言う様に、そのくらいの年代の方が素直にこの物語を受け入れられるのかも?
でも、今後に期待したい作家さんのデビュ-と思いました♪
表紙も好きだな。
大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの-----日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!
「このミステリ-がすごい!」2009年第7回大賞受賞作
(宝島社HPより)
次女の薦めで読みました。
「このミス・・・」受賞作品だったんだ!?
なかなか面白かった。
登場人物たちのキャラクタ-が個性豊かで、楽しい(^^)
青春小説なんだなぁ~なんて最初は軽く読んでいたら・・・その後、結構大きな事件に巻き込まれて行って・・・・
その同じ時間に世界では、某国の大統領が監禁されているという大ニュ-ス。
某国の同盟国である日本にも弾道ミサイルが飛んで来る!?という緊急事態!!
高校生たちは、世界の緊急事態よりも目の前の事件に奔走。
ミサイルが本当に飛んでくるのかどうかも気になりつつ・・・高校生の事件解決も気になるという物語でした。
選評過程なども巻末にあって、なかには厳しくこの作品をダメだという人もあったけど・・・
わたしは良いと思いました!
確かにちょっと都合よく偶然が重なるところもあるけど、それで面白くなっていくのだから良いんじゃないかな?
だれだれの作品に似てるとか?
そうかなぁ~?
〇〇作品より解り易くて良いと思ったけど・・・・^^;
中学生の次女が面白かったと言う様に、そのくらいの年代の方が素直にこの物語を受け入れられるのかも?
でも、今後に期待したい作家さんのデビュ-と思いました♪
表紙も好きだな。
★★★★
発行年月:2007年9月
南風がはこぶ、とびきりのビルドゥングスミステリ!!
所は沖縄、立地は路地裏、掃除アバウト冷暖房一応完備、朝食激うま、オプションはがんばる女子と日常の謎。
ホテルジュ-シ-へようこそ!!
(角川書店HPより)
楽しかったぁ~(^^)
ミステリの要素はあったかな?でしたが・・・・^^;
大学の夏休み、いつもなら大勢の弟・妹に振り回されて終わるのに、今年は自分で楽しみなさいと嬉しいお達し。
でも、何をしよう?と考えて・・・友達の咲子とあれこれ考え、バイトをしようと結論を出す柿生浩美。
そして、そのバイト先は沖縄。
東京からはるばる沖縄へ。
最初は石垣島のプチホテルでバイトしていたが、バイトが急にやめてしまい人手が不足しているホテルジュ-シ-で次は働いてあげてほしいと言われ・・・・
那覇にあるホテルジュ-シ-へ住み込みのバイトとして向かう。
オ-ナ-代理の安城は、いい加減な男だけど、調理担当の比嘉さんが作る食事は美味しいし、掃除担当のクメさん、センさん姉妹は優しくて、先輩バイトの松谷さんに指導されながらすぐに仕事に慣れる浩美。
ホテルのお客は、大して多くもないが・・・
でも何故かちょっと変わった人達ばかり。
長女気質の浩美は、曲がった事はキライだし、目の前で起きた事に目をつぶっていられない性分。
客であろうと、言いたい事は言う。
オ-ナ-代理によく言われる、男前の性格なのです!
ギャルのアヤとユリ、骨董品屋の田中さん、タクシ-強盗の片棒を担がされてる矢田さん、弁当売りをしてるヤスエさん、久保田夫婦などと関わりながらその男前を前面に出して行く。
オ-ナ-代理の安城はそんな浩美を応援しながら見守っていたけど、最後の久保田夫妻での浩美の態度には驚きのお叱り!
ショックを受ける浩美だけど・・・・自分の考えが間違っていることに気づく。
バイトをするなかで、いろいろな事を学んだんだなぁ~。
いい加減だと思っていたオ-ナ-代理の安城だけど、肝心のところではちゃんと締めるし、良い人じゃん!!
バイトしながら、時々、友達の咲子とメ-ルでやり取り。
咲子は歯医者さんでバイトだったみたい。
その咲子のバイトの話は、また別の本で出ているようなので、そちらも読んでみたい!
青春小説ってかんじで良かった♪
南風がはこぶ、とびきりのビルドゥングスミステリ!!
所は沖縄、立地は路地裏、掃除アバウト冷暖房一応完備、朝食激うま、オプションはがんばる女子と日常の謎。
ホテルジュ-シ-へようこそ!!
(角川書店HPより)
楽しかったぁ~(^^)
ミステリの要素はあったかな?でしたが・・・・^^;
大学の夏休み、いつもなら大勢の弟・妹に振り回されて終わるのに、今年は自分で楽しみなさいと嬉しいお達し。
でも、何をしよう?と考えて・・・友達の咲子とあれこれ考え、バイトをしようと結論を出す柿生浩美。
そして、そのバイト先は沖縄。
東京からはるばる沖縄へ。
最初は石垣島のプチホテルでバイトしていたが、バイトが急にやめてしまい人手が不足しているホテルジュ-シ-で次は働いてあげてほしいと言われ・・・・
那覇にあるホテルジュ-シ-へ住み込みのバイトとして向かう。
オ-ナ-代理の安城は、いい加減な男だけど、調理担当の比嘉さんが作る食事は美味しいし、掃除担当のクメさん、センさん姉妹は優しくて、先輩バイトの松谷さんに指導されながらすぐに仕事に慣れる浩美。
ホテルのお客は、大して多くもないが・・・
でも何故かちょっと変わった人達ばかり。
長女気質の浩美は、曲がった事はキライだし、目の前で起きた事に目をつぶっていられない性分。
客であろうと、言いたい事は言う。
オ-ナ-代理によく言われる、男前の性格なのです!
ギャルのアヤとユリ、骨董品屋の田中さん、タクシ-強盗の片棒を担がされてる矢田さん、弁当売りをしてるヤスエさん、久保田夫婦などと関わりながらその男前を前面に出して行く。
オ-ナ-代理の安城はそんな浩美を応援しながら見守っていたけど、最後の久保田夫妻での浩美の態度には驚きのお叱り!
ショックを受ける浩美だけど・・・・自分の考えが間違っていることに気づく。
バイトをするなかで、いろいろな事を学んだんだなぁ~。
いい加減だと思っていたオ-ナ-代理の安城だけど、肝心のところではちゃんと締めるし、良い人じゃん!!
バイトしながら、時々、友達の咲子とメ-ルでやり取り。
咲子は歯医者さんでバイトだったみたい。
その咲子のバイトの話は、また別の本で出ているようなので、そちらも読んでみたい!
青春小説ってかんじで良かった♪
★★★★
発行年月:2007年8月(単行本では2005年)
恋人と大喧嘩の果て、薬の過剰摂取(オ-バ-ド-ズ)で精神病院の閉鎖病棟に担ぎ込まれた明日香。そこで拒食・過食・虚言・自傷など、事情を抱えた患者やナ-スと出会う。普通と特別、正常と異常・・・境界線をさ迷う明日香がたどり着いた場所はどこか?悲しくて笑うしかない、絶望から再生への14日間を描いた、第134回芥川賞候補作
(文芸春秋HPより)
先に読んだ長女に薦められて読みました。
とても薄い本です。
でもなかなか深い内容でした。
目を覚ましたら、四肢を拘束された状態でベッドに寝かされ・・・・ここはどこ?と思ったら、精神病院の閉鎖病棟だった!
なんて、恐ろしい!!
精神病院の閉鎖病棟の実態を少し見てる元看護師のわたしなので、それが自分の身に起きた事ならその場で発狂するかも・・・・・^^;
主人公・明日香は、雑誌のライタ-として忙しく日々を送っていた普通(?)の女性。
普通の明日香からみたら異常な人達に囲まれる入院生活が始まってしまうわけで、最初はパニックなんだけど、段々とその異常な人達と接するなかで、自分の今までの考え方に変化が起きてくる。
何をもって正常、異常と区別させられるのか?
異常のような患者たちだが、一人一人の言う言葉のなかには、マットウな言葉も多い。
正常なはずの看護師の方がある意味、ちょっと病んでる風だったり・・・・。
実際の精神病院の閉鎖病棟に入院している患者さんは、こんなに他者とコミニュケ-ションはスム-ズに取れないとは思うけど・・・・
なかなか面白い設定でした。
明日香が普通でない環境で14間暮らした末に見つけた今後の生き方が凄くマットウなものだというのも良かったな。
これは映画も作者の松尾スズキ氏が製作したそうで、ならば映画も是非、観てみたい!!
そんな風に思う作品でした。
主演は、内田有紀さん。 ほか宮藤官九郎、りょう、碧井優、妻夫木聡、大竹しのぶ
結構、豪華なキャストだし、映画の方が面白いかも!
恋人と大喧嘩の果て、薬の過剰摂取(オ-バ-ド-ズ)で精神病院の閉鎖病棟に担ぎ込まれた明日香。そこで拒食・過食・虚言・自傷など、事情を抱えた患者やナ-スと出会う。普通と特別、正常と異常・・・境界線をさ迷う明日香がたどり着いた場所はどこか?悲しくて笑うしかない、絶望から再生への14日間を描いた、第134回芥川賞候補作
(文芸春秋HPより)
先に読んだ長女に薦められて読みました。
とても薄い本です。
でもなかなか深い内容でした。
目を覚ましたら、四肢を拘束された状態でベッドに寝かされ・・・・ここはどこ?と思ったら、精神病院の閉鎖病棟だった!
なんて、恐ろしい!!
精神病院の閉鎖病棟の実態を少し見てる元看護師のわたしなので、それが自分の身に起きた事ならその場で発狂するかも・・・・・^^;
主人公・明日香は、雑誌のライタ-として忙しく日々を送っていた普通(?)の女性。
普通の明日香からみたら異常な人達に囲まれる入院生活が始まってしまうわけで、最初はパニックなんだけど、段々とその異常な人達と接するなかで、自分の今までの考え方に変化が起きてくる。
何をもって正常、異常と区別させられるのか?
異常のような患者たちだが、一人一人の言う言葉のなかには、マットウな言葉も多い。
正常なはずの看護師の方がある意味、ちょっと病んでる風だったり・・・・。
実際の精神病院の閉鎖病棟に入院している患者さんは、こんなに他者とコミニュケ-ションはスム-ズに取れないとは思うけど・・・・
なかなか面白い設定でした。
明日香が普通でない環境で14間暮らした末に見つけた今後の生き方が凄くマットウなものだというのも良かったな。
これは映画も作者の松尾スズキ氏が製作したそうで、ならば映画も是非、観てみたい!!
そんな風に思う作品でした。
主演は、内田有紀さん。 ほか宮藤官九郎、りょう、碧井優、妻夫木聡、大竹しのぶ
結構、豪華なキャストだし、映画の方が面白いかも!
★★★
発行年月:2006年4月
なんにもない田舎で暮らす小学生センリ。
でも気になることは山ほどある。
クラスメイトとの微妙な距離感、となり町での発見、
垣間みるオトナの事情・・・・。
“明るい子ども”でいるため、言葉にできなかった7つの思い。
『檸檬のころ』で注目を集めた24歳の新鋭が、
新しい発見に満ちた日々とほろ苦い成長の過程を細やかに掬い上げる。
(本の帯文より)
小学生・センリを一年生から六年生まで7つの物語で綴っていく。
最初の「入道雲が消えないように」では一年生の夏休みの出来事。
従兄弟の家族が泊まりで来る夏休みが待ち遠しいセンリ。
6年生の洸兄が好きなセンリ。
優しくて頼もしくて・・・・。
体の弱い妹・チエミのお守は、洸兄の姉・マリが相手をしてくれる。
その間だけは、チエミを置いて遊びに行ける。
でも、従兄弟の家族が帰れば、また姉としてチエミを思いやるセンリ。
自分にも弟がいるから、センリの気持ちがよく理解できた。
下に弟や妹がいる人だったら、共感できる気持ちがよく描かれていました(^^)
その後の物語も順番に学年が1つずつ上がっての物語。
登下校途中にあるビニ-ルシ-トの下の正体はナンだろ?と当時の事件と関連付けて怖がったり、昆虫にちょっと残酷な事をする男の子がいたり、虐められっこについて考えたり、仲良くなった女の子について他の子から「あの子は嘘つきだから・・・」と言われたり・・・・担任の先生がちょっといいなと思ったり、気になる男の子がクラスに出来たり・・・
自分の小学生時代にも似たような事あったなぁ~なんてついつい思い出してみた。
表題作「夜の朝顔」は、一番最後でセンリが小学6年生の話。
気になる男の子との微笑ましい、ちょっと切ないようなお話で一番、好きだな~。
豊島さんの物語、久しぶりに読んだけど、やはりいいな。
若い人に人気があるのは納得だけど、わたしぐらいの年代の人は若かった頃を思い出せて
また違う楽しみ方が出来ると思う!
最新作は図書館にて予約中♪
早く読みたいな~。
なんにもない田舎で暮らす小学生センリ。
でも気になることは山ほどある。
クラスメイトとの微妙な距離感、となり町での発見、
垣間みるオトナの事情・・・・。
“明るい子ども”でいるため、言葉にできなかった7つの思い。
『檸檬のころ』で注目を集めた24歳の新鋭が、
新しい発見に満ちた日々とほろ苦い成長の過程を細やかに掬い上げる。
(本の帯文より)
小学生・センリを一年生から六年生まで7つの物語で綴っていく。
最初の「入道雲が消えないように」では一年生の夏休みの出来事。
従兄弟の家族が泊まりで来る夏休みが待ち遠しいセンリ。
6年生の洸兄が好きなセンリ。
優しくて頼もしくて・・・・。
体の弱い妹・チエミのお守は、洸兄の姉・マリが相手をしてくれる。
その間だけは、チエミを置いて遊びに行ける。
でも、従兄弟の家族が帰れば、また姉としてチエミを思いやるセンリ。
自分にも弟がいるから、センリの気持ちがよく理解できた。
下に弟や妹がいる人だったら、共感できる気持ちがよく描かれていました(^^)
その後の物語も順番に学年が1つずつ上がっての物語。
登下校途中にあるビニ-ルシ-トの下の正体はナンだろ?と当時の事件と関連付けて怖がったり、昆虫にちょっと残酷な事をする男の子がいたり、虐められっこについて考えたり、仲良くなった女の子について他の子から「あの子は嘘つきだから・・・」と言われたり・・・・担任の先生がちょっといいなと思ったり、気になる男の子がクラスに出来たり・・・
自分の小学生時代にも似たような事あったなぁ~なんてついつい思い出してみた。
表題作「夜の朝顔」は、一番最後でセンリが小学6年生の話。
気になる男の子との微笑ましい、ちょっと切ないようなお話で一番、好きだな~。
豊島さんの物語、久しぶりに読んだけど、やはりいいな。
若い人に人気があるのは納得だけど、わたしぐらいの年代の人は若かった頃を思い出せて
また違う楽しみ方が出来ると思う!
最新作は図書館にて予約中♪
早く読みたいな~。
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HN:
kyoko
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性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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