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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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4d2a4a5b.jpg発行年月:2011年2月


ある日突然、私のそばから人や物が次々に消え始め、それらは最初から「無かった」ことになっていく…。当たり前の日常が孕む不確かさと、今ここにある世界のきらめきを色鮮やかに描きだす。

第34回すばる文学賞受賞、鮮烈なデビュー作!

                        (集英社HPより)


面白かった。
最初は主人公のサトミが勤める会社の面々とのやり取りが、和気藹々としていて楽しいなぁ~なんて思っていたら、事態は急変。
サトミの身に起きる不思議な出来事。

自分の身にそんなことが起きたら・・・・と考えるとちょっと恐ろしい。

こんな話をよく思いつくものだと感心。

これがデビュ-作なんだ~。
これからどんな物を読ませてくれるのか、凄く期待させる作家さんがまた増えたかんじで嬉しい!

この表題と表紙のイラストもセンス良し!


★★★★

 
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e138e444.jpg発行年月:2010年11月


「短篇小説の女王」による、国際ブッカー賞受賞後初の最新短篇集!

子連れの若い女に夫を奪われた過去をもつ音楽教師。新しい伴侶とともに恵まれた暮らしを送る彼女の前に、自分の過去を窺わせる小説が現れる(表題作「小説のように」)。ほか、ロシア史上初の女性数学者をモデルにした意欲作「あまりに幸せ」など、人生の苦さ、切なさを鮮やかに描いて、長篇を凌ぐ読後感をもたらす珠玉の十篇

                       (新潮社HPより)


読み応え充分の短編集でした!!

10篇の物語、どれも良かった!
1つ読み終えると、暫くは静かにその余韻に浸っていたくなるかんじ。

一つ一つの物語に登場する女性たちのいろいろな人生。
そのなかで感じる、喜び、絶望、驚きなどなど、いろいろな感情を読みながら共感。

一番最初の「次元」からやられた!
夫の手によって3人のこどもを殺された女性・ド-リ-。
しかし、完全に夫を恨むことは出来ず、隔離されている夫の元に定期的に通う。
そしてそんなある日、バスに乗っているとき、そこに飛び出して来た少年を救助する。

その少年との出会いを機にド-リには今後、もっと明るい未来を歩んで欲しいと願った。


次のお話は表題作になっている「小説のように」。
これも面白かった。
学校で音楽を教えているジョイス。
大工の夫・ジョンと幸せに暮らしていたが、彼の元に見習いだという女性・エディが娘を連れて一緒に暮らすようになり生活が一変してしまう。
学校では、エディの娘はジョイスの教え子という環境。

やがて、ジョイスは家を出て、ほかの男性と幸せに暮らすようになるが・・・・
その後、エディの娘が小説家として書いたものを偶然、目にすると、自分がかつてジョイスとエディ母娘と暮らしていたことが書かれていて驚く。

自分のことを第三者が冷静に見つめていて、それを小説にされたら・・・・ちょっとイヤだな。
小説家が身内にいると、こういう事態もあり得るのか?なんて考えた。


ほかの作品も読むたびにいろいろ考えた。
ひとつひとつに思う感想がちゃんとあるので、全て書くとすごく長くなるので省略しちゃうけど

「深い穴」は、優秀だった息子が自分から離れたところに行ってしまい、どういう暮らしをしているのか心配していたら・・・・数人のわけのわからない貧しそうな人たちと貧しい共同生活をし、路上で施しを求める日々を過ごしていたという話は、母親の立場に立ったら、なんともやり切れない気がした。
こどもはそんな暮らしでも生きる意味を感じているのがせめてもの救いだったけど・・・。

最後の「あまりに幸せ」は、実在した数学者で小説家のソフィア・コワレフスカヤの人生を描いた物語だそうですが、実在した人物の話なのに、一番、フィクションぽかったという印象。
ロシア人ゆえに苦労したことが沢山あって、すごい人生だ。

この最後の話をもっと詳しく書いても1冊の小説になりそう。
そして、表題を「小説のように」でも通りそう。

あ~そうして考えると・・・・この表題は最後の話があるからそうしたのか?
なんて、あれこれ一人考えたりして・・・(笑)

さすが「短編小説の女王」と称されているだけある作品!!

ほかの作品も読んでみたくなった!

★★★★★
 
8231675c.jpg発行年月:2011年4月

林真理子版小説『源氏物語』第二巻!

恋愛小説の神様、林真理子による小説『源氏物語』の第二巻です。物語は、光源氏が都を追われ、須磨、明石へと流浪をする運命の章を迎えます。六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)を語り部とする斬新な視点、オトコのいやらしさを全開にするリアルな光源氏などなど、従来の『源氏物語』とは一線を画す小説は、第二巻も林真理子節が冴え渡ります。「須磨」「明石」「藤壺の死」「六条御息所の死」「六条邸」「玉鬘」などを収録

                                          (小学館HPより)

第1章 光の章に引き続き、楽しませていただきました。
本当の源氏物語は、未だ読んでないのですが、これは読みやすく、スラスラ進みます。


亡くなった六条御息所の視点で語られていくので、光源氏の節操のない女性関係を呆れながら、でもそこに関わってしまう女性たちには、同情したりと、六条御息所の語りに共感しながら楽しめます。

いろいろな女性が光源氏と関わるのですが、都を追われて訪れた明石で出会った女性・明石の君が一番すきだな~。
妻である紫の上には、一応、気遣いもしながら、関係を持った女性との間に生まれた子は、なんとか自分が面倒をみようとする光源氏の優しい面も見られると、節操なく振舞う呆れる男だけど、完全には憎めない。


巻末の系図と年表も分かりやすく、これはコピ-して次の話を読む際に使おうかな?(笑)


★★★★

 
KAGEROU.jpg   発行年月:2010年12月


   第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
   「命とは何か?」「人間の価値とは何か?」という
   深遠なテーマに、ダイナミックな物語構成で鋭く切り込む。

                            (ポプラ社HPより)




水嶋ヒロが書いたと話題になった本なので、冷やかし半分で読んでみました^^;
評価もマチマチだったので、自身で確かめたいという気持ちも大きくて・・・。


すごく読みやすかった。
そして、意外と楽しめた。
悪くないじゃん!初めて発表した小説がこれなら今後も期待出来そう!


主人公の大東康雄は、自殺しようとしたところを、京谷に止められる。
京谷はドナ-レシピエント協会のコ-ディネ-タ-で、ヤスオに死んだ後の肉体の臓器提供を申し出る。

最初から、面白い展開になりそうだという設定であり、ヤスオはどうなる?と興味が沸きました。

死ぬと決めたヤスオの気持ちのなかに、変化が生じてくる少女との出会いがあって、この少女との会話の場面はなかなか良かった。


そしてラスト。
いろんな解釈が出来そう。
わたしは悪くない終わり方だと思った!


もっとダ-クな内容かと思っていたけど、意外と明るいかんじで「命」の大切さを著者なりに懸命に伝えようとしていると感じた。


期待半分で読んだけど、案外良い出来だと評価したい!
別に水嶋ヒロのファンじゃないけど、小説家としての「齋藤智裕」のファンにはなれそう。
次回作も是非、読ませてもらいたい(^^)

★★★
b12a4aa8.jpg   発行年月:2008年10月

   
   検索から、監視が始まる。
   漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚

岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」


                                            (講談社HPより)


面白くないわけじゃなかったけど、異様に読むのに時間がかかりました^^;

主人公のシステムエンジニアの渡辺拓海を取り巻く人物たちがユニ-ク。
特に妻の佳代子がいい!
最初は、浮気を疑って、かなり怖い拷問を人に頼んだりしていたけれど、夫のことが大好きだということで・・・なんだか可愛い。
ちょっと異常なかんじもするけど、こういう人は遠くで見てる分には面白くて好き。

しかし、パソコンで検索したある単語で、監視が始まる社会って怖い。
遠くない将来、こんなことも起こりうるのか?
もしかして、もう既に?
そう思うとなんだかゾッとした。


面白くなかったというわけでもないけど・・・・
なんだか、何が言いたいのかよくわからない話ではありました。


よって、★の数少ないです。

★★
 
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★★★すごく良かった!
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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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