多くの本好きやデザイナーが注目するクラフト・エヴィング商會、6年振りの描き下ろし。不可思議な本をつくり続ける同商會の書庫を初公開! 「頭を真っ白にするための本棚」「波打ち際の本棚」「金曜日の夜の本棚」……書棚の写真を眺めているだけでも楽しく、本文を読むと実物を手に取りたくなる、そんな古今東西の奇書・稀書・偽書がたっぷり。創作の秘密が垣間見られる異色のブックガイド。
(朝日出版社HPより)
クラフト・エヴィング商會の本は、過去に数冊読んでいますが、センスの良さには毎回、脱帽です。
今回の本も「おぉ~!!」とうなりたくなる感動がありました。
クラフト・エヴィング商會の名前・・・・実に変わってるんですが、どんな由来なのか気になっていました。
そんな話が今回は知れて嬉しかった♪
「おかしな本棚」というタイトルですが、
ある法則に則って並べられている本についての解説が愉快。
まだ手に取ったことがない本ばかりで、読みたい本がいっぱい!
中程にある未刊行の本「おしてもだめなら」も最高でした!!
クラフト・エヴィング商會のセンスの良さに感動!!
言葉選びのセンスも良いですが、装丁、挿絵全てが◎。
自分たちで書いて自分たちで本のデザインもして商品として世に送り出す・・・あ~なんて羨ましいお仕事なんでしょう。
今度は吉田篤弘さんの書いた小説にも目を通してみよう!!
★★★★★
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明治10年。根津遊廓に生きた人々を描く長編
ご一新から十年。御家人の次男坊だった定九郎は、出自を隠し根津遊郭で働いている。花魁、遣手、男衆たち…変わりゆく時代に翻弄されながら、谷底で生きる男と女を描く長編小説。
第144回直木賞受賞作品
(集英社HPより)
幕末から明治へと世の中が大きく変わった時代。
武士の家に生まれ、幼いときから父親から剣術を厳しく叩き込まれた定九郎。
兄・政右衛門と比較されるのもイヤで家を出て遊郭で働く身。
花魁たちの世話をする女性たち。
外回りの仕事をする男衆。
遊郭のなかの様子を垣間見ながら、そこで暮らす人たちの苦労なども知りました。
首を吊り損ねた芳里は木気の毒だった。
得体の知れない寄席芸人のポン太は、最後まで不思議な存在だったけど結構好きなキャラクタ-でもあった。
寄席で語られる噺も興味深かった。
花魁・小野菊の道中は最後、どうなるか?ハラハラしながら読んだ。
小野菊・・・・格好いいなぁ~。
華やかなイメ-ジの花魁だけど、やはり哀しいものも抱えている。
そしてラストが良かった!
置かれた状況から、逃げることばかり考える定九郎だったけど、考え方を変える事で、今までとは違う何か希望のようなものを持てたみたい。
しかし、この時代、武士だったものが一番、時代に翻弄されたのかも。
剣術を極めることが己の道だと信じていたのに、それが崩れた時代。
定九郎の兄の暮らしぶりもなんだか哀れでした。
この表題の意味も納得。
本の帯に紹介のあった著者の書いた新選組の小説も読んでみようかな?
★★★★
貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。ともに過ごした葉山の夏の日から25年----。恐るべき新鋭による瞠目の芥川賞受賞作!
葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。ある夏、とつぜん断ち切られた親密な時間が、25年後、別荘の解体を前にしてふたたび流れはじめる。ふいにあらわれては消えてゆく、幼年時代の記憶のディテール。やわらかく力づよい文体で、積み重なる時間の層を描きだす、読むことの快楽にみちた愛すべき小説。
(新潮社HPより)
心地良い文章でした♪
25年前の葉山の別荘で、共に夏を過ごした、貴子と永遠子(きこととわこ)。
表題は、二人の名前だったんですね~。
当時、貴子は8歳(少学3年生)で、永遠子は15歳(高校1年生)。
年の離れた姉妹のような関係で、でもすごく気が合う様子。
微笑ましい光景が文章から、頭のなかに自然と浮かぶ。
自分の子どものころの夏休み・・・例えば、従姉妹の家に泊まりに行って過ごした時間、そんな経験があれば、それを思い出すようなお話。
わたしも従姉妹たちと過ごした夏を懐かしく思い出しながら読んでいました。
物語は、25年前と現在、40歳になった永遠子と33歳になった貴子の話が途中、途中に織り交ぜられ進み、ゆらゆらと25年間の間を行ったり来たり。
二人が、大人になって、葉山で再会し語る場面も楽しかった。
一方は印象深く覚えていることが、他方には記憶がなかったり・・・。
文章が、独特で、なにやら古典ぽい(古典文学は詳しくないけど・・・笑)気もした。
あまり馴染みのない言葉もあった。
P15の・・・・・薄荷と甘いにおいとがからがる。
P129の・・・貴子と永遠子の髪は、たしかにむかしからからがりやすかった・・・・。
絡まるっていう意味だろうけど、あまり馴染みがなく読むたびに「?」と思った。
他にもあったような・・・?
すらすらと気持ちよく読める文章なので、再読してみようかな。
芥川賞受賞後の作品も気になる作家さんです!
★★★★★
愛犬エルとの生活を綴ったブログがきっかけに、ようやく仕事が入り始めたモデルの草間都。彼女にとって、エルとの絆はあらゆる意味で人生の救いだった。だがある夜、エルは死んでしまう。エルの死は、モデルの仕事の危機も意味していた。追い込まれた都の前に、エルそっくりの犬が現れたとき、思わず都は……。人ゆえの脆さと犬への情愛ゆえに、大きな罪を背負った都を救うのは誰?大藪賞受賞作家が描く、切なくも美しいミステリー!
(徳間書店HPより)
愛犬を自分の不注意で死なせてしまったことは、とても気の毒で、飼い主の都には、同情した。
けれど・・・その後の行動は、身勝手でちょっとひどい!
(徳間書店HPより)
愛犬を自分の不注意で死なせてしまったことは、とても気の毒で、飼い主の都には、同情した。
けれど・・・その後の行動は、身勝手でちょっとひどい!
そして、いろいろなことに追い詰められて罪を重ねていく。
それはひどいことで、共感は出来ないけれど・・・・・同じように追い詰められた状況に自分が陥ったら・・・?と想像してみると、自分はこうはしない!と言い切れないかも?
エルの次に飼うことになった犬は、本当は、ナナと呼ばれていた。
そして、都はササミと名付ける。
ナナは、混乱したでしょうね・・・。
飼い主が急に変わり、住む環境も変わって・・・・
でも、都にも可愛がられていたことは救いだったけど・・・。
話の結末はどうなる?と気になり、読み出したら一気読みさせる室技は、さすがの著者!
ラストは、これまでのイヤ~なかんじが抜けて良かった♪
ナナもこれからは平和な環境で幸せに暮らせるといいな。
★★★★
夫の浮気を疑った妻が、相手の女性に会いに行く。言い争いの中、突然現れた老婆が「物事は相手の立場になって考えることが大切。つまらない喧嘩ばかりしていると、本当の敵を見失う」と言い、ふたりにとんでもないことをする。確かに相手の立場はわかったけど、これから先、どうやって生きていけばいいの!?
(双葉社HPより)
面白かったぁ~。
夫の浮気を疑い、離婚経験のある親友に相談する菱子。
それは相手に会って別れてくださいとお願いするべきとアドバイスされる。
自分は離婚したけど、それは間違っていたと。
そして夫の浮気相手と会い、口論になる。
あ~修羅場だね・・・・と思っていたら・・・・驚きの展開!!
見知らぬ老婆が口論の最中に現れて二人に説教。
そして、二人の姿が入れ替わる。
「相手の気持ちば芯までわかったら元にも戻れるけん」という言葉を残したまま消える。
唖然とする二人。
そこからが面白かった!
以前、父親と娘が入れ替わる小説があったけど、こちらは全くの他人同士。
お互いの家に向かい、お互いの生活環境もそのまま入れ替わる体験を通じて、相手のことを知る。
ラストはめでたしめでたし。
入れ替わったことで、お互いがそれぞれ良い影響を周囲の人たちにも与えたところも良かった。
この作者の本、久しぶりに読んだけど、とっても読みやすい♪
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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