発行年月:2010年12月
時代を超え、小さなタイムトンネルで結ばれた
二人の少女の心の交流を描く、心温まる、少し不思議な物語。
著者初の児童文学作品。
(ポプラ社HPより)
林真理子さんが児童書!?
どんな話を書くのかな?ととっても興味がありました。
読み終えたら、とっても温かい気持ちになれました!!
児童書もこれから、バンバン書いて欲しい!
秘密のスイ-ツの意味は、なるほどこういうことだったんですね?
現代(平成22年)に暮らす理沙が、あるとき、ママの携帯電話を通じて偶然知り合う雪子。
雪子は昭和19年に暮らす女の子。
神社のある場所は、過去と現在を繋ぐ場所だということを発見した理沙。
昭和19年がどういう時代なのかは社会で少し習ったけど雪子の話で実際の暮らしを知る。
日本は戦時中で食べるものも不足していて
甘い物などは貴重で殆ど、手に入らない時代。
戦争は終戦間際で、どうなるのか行く末を知っている理沙と、日本は戦争に負けるはずがないと信じている雪子の気持ちのすれ違いは辛い場面でした。
しかし最後は、偶然の奇跡のようなものも手伝って明るい終わり方で良かった!
やはり児童書はハ-ッピ-エンドがいいな。
時代を超え、小さなタイムトンネルで結ばれた
二人の少女の心の交流を描く、心温まる、少し不思議な物語。
著者初の児童文学作品。
(ポプラ社HPより)
林真理子さんが児童書!?
どんな話を書くのかな?ととっても興味がありました。
読み終えたら、とっても温かい気持ちになれました!!
児童書もこれから、バンバン書いて欲しい!
秘密のスイ-ツの意味は、なるほどこういうことだったんですね?
現代(平成22年)に暮らす理沙が、あるとき、ママの携帯電話を通じて偶然知り合う雪子。
雪子は昭和19年に暮らす女の子。
神社のある場所は、過去と現在を繋ぐ場所だということを発見した理沙。
昭和19年がどういう時代なのかは社会で少し習ったけど雪子の話で実際の暮らしを知る。
日本は戦時中で食べるものも不足していて
甘い物などは貴重で殆ど、手に入らない時代。
戦争は終戦間際で、どうなるのか行く末を知っている理沙と、日本は戦争に負けるはずがないと信じている雪子の気持ちのすれ違いは辛い場面でした。
しかし最後は、偶然の奇跡のようなものも手伝って明るい終わり方で良かった!
やはり児童書はハ-ッピ-エンドがいいな。
★★★★
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発行年月:2010年12月
女子大生・瑛は、恋人から逃れて、南の町のホテルにたどり着いた。そこで、ホテルの部屋の電話機に残されたメッセージを聞く。「とても簡単なのですぐわかります。市電に乗って湖前で降ります。とてもいいところです。ボート乗り場に10時でいいですか? 待ってます」そして、瑛とニノは出会った。ニノもまた、何者かから逃げているらしい。追っ手から追いつめられ、離ればなれになってしまう2人。「1人で行っちゃだめ。私も行くから」
(講談社HPより)
21歳の瑛は、恋人の元から南の町に逃げてきた。
そして出会った、寡黙な少年・ニノ。
灰色の人から逃げて来たと語る。
ニノは、日本人の父とフィリピン人の母を持つらしいが、母親は自分を出産後祖国に帰ったとか。
そして父親は行方知れずで、施設で育った。
灰色の人は、ニノを外国に住まわせようとしているらしい。
二人の逃げている者同士が出会い、一緒にあちこち住む場所を変えていく。
最初、南の町というのは、沖縄か?と思ったけど・・・・読んで行くと
辛子レンコンやら、ざぼんやら出てきたので、これは九州なんだ!と気づく。
でも、なんだか異国っぽい描写もあったりして不思議。
二人の逃避行の話も面白いけど、途中途中に語られる逸話も面白かった。
最初に二人が出会った子守町で、瑛は最初、ホテル暮らしをしていたが、その後おばあさんが一人で店を開いている石松砂糖販売で暮らすようになる。
子守町に伝わる子守地蔵の言い伝え。
日本に砂糖が伝わった話。
なるほどなるほどと思いながら本筋の話をちょっと置いといて語られる話がその後も沢山!
こういう書き方面白い(^^)
「森のくまさん」の歌詞の不思議も言われてみれば、妙だと気づく。
逃げる瑛の話とこういう風に繋がるとは・・・感心しちゃいました!
瑛とニノは、逃げたままじゃいられない。どうなるのかな?と心配しながら読みましたが、
最後は、ホッと出来る結末だったのも良かった。
★★★★★
女子大生・瑛は、恋人から逃れて、南の町のホテルにたどり着いた。そこで、ホテルの部屋の電話機に残されたメッセージを聞く。「とても簡単なのですぐわかります。市電に乗って湖前で降ります。とてもいいところです。ボート乗り場に10時でいいですか? 待ってます」そして、瑛とニノは出会った。ニノもまた、何者かから逃げているらしい。追っ手から追いつめられ、離ればなれになってしまう2人。「1人で行っちゃだめ。私も行くから」
(講談社HPより)
21歳の瑛は、恋人の元から南の町に逃げてきた。
そして出会った、寡黙な少年・ニノ。
灰色の人から逃げて来たと語る。
ニノは、日本人の父とフィリピン人の母を持つらしいが、母親は自分を出産後祖国に帰ったとか。
そして父親は行方知れずで、施設で育った。
灰色の人は、ニノを外国に住まわせようとしているらしい。
二人の逃げている者同士が出会い、一緒にあちこち住む場所を変えていく。
最初、南の町というのは、沖縄か?と思ったけど・・・・読んで行くと
辛子レンコンやら、ざぼんやら出てきたので、これは九州なんだ!と気づく。
でも、なんだか異国っぽい描写もあったりして不思議。
二人の逃避行の話も面白いけど、途中途中に語られる逸話も面白かった。
最初に二人が出会った子守町で、瑛は最初、ホテル暮らしをしていたが、その後おばあさんが一人で店を開いている石松砂糖販売で暮らすようになる。
子守町に伝わる子守地蔵の言い伝え。
日本に砂糖が伝わった話。
なるほどなるほどと思いながら本筋の話をちょっと置いといて語られる話がその後も沢山!
こういう書き方面白い(^^)
「森のくまさん」の歌詞の不思議も言われてみれば、妙だと気づく。
逃げる瑛の話とこういう風に繋がるとは・・・感心しちゃいました!
瑛とニノは、逃げたままじゃいられない。どうなるのかな?と心配しながら読みましたが、
最後は、ホッと出来る結末だったのも良かった。
★★★★★
発行年月:2010年8月
3年前に手術した癌が再発し、再び治療を開始した小麦。
けれど、夢であったケ-キ屋を開店し、一所懸命ケ-キづくりを行なう日々。
開店時には、そこそこの集客もあったが、段々と客足が遠のき、店を一緒にやっている母親や義姉には病気の事が知れてしまう。
けれど・・・そこからが良かった。
義姉との関係も修復したし、再びケ-キ屋開店し頑張ろうと団結力を強めた家族。
小麦の兄・代二郎も妹思いで、温かい。
兄夫婦の息子・叶夢(かなむ)くんも可愛い。
叶夢くんは、ちょっと変わっていて、あまり友達と積極的に関わらず一人、別の世界を見てるかんじですが、叶夢くんだけに見える天使のレイモンド(通称レイ)の存在が、この家族を方向に導いていた。
天使の存在なんて非現実的なことだけど、それがあるからこそ、この物語が温かい物語として成り立っていたかんじ。
心が弱っているとき、信じるものの存在って大きい。
小麦の周りの家族以外の人たちも温かい人ばかりでした。
ラストは予想通りでしたが、哀しい気持ちよりも穏やかな気持ちの方が大きかった。
素敵なお話でした(^^)
もっと我慢せず、自分のために生きればいい。
君川小麦は、26歳のパティシエール。東京での修行を終え、ケーキショップを開くため故郷の北伊豆に帰ってきた。小麦の兄・代二郎と義理の姉・道恵の間には、叶夢(かなむ)という6歳の息子がいる。叶夢には、レイモンドという天使の友達がいるらしい。ケーキショップ開店のため小麦が見つけた店舗物件に対し、叶夢は「ここ、はやらないよ」「レイモンドがそう言ってる」と口にし、小麦、代二郎夫妻を戸惑わせる。しかし、結果は叶夢の言うとおりに…。さらに、帰京した小麦には家族にも明かせない秘密があった。君川家の人々は様々な困難を乗り越えながら、ケーキショップの再起を目指す。
(小学館HPより)3年前に手術した癌が再発し、再び治療を開始した小麦。
けれど、夢であったケ-キ屋を開店し、一所懸命ケ-キづくりを行なう日々。
開店時には、そこそこの集客もあったが、段々と客足が遠のき、店を一緒にやっている母親や義姉には病気の事が知れてしまう。
けれど・・・そこからが良かった。
義姉との関係も修復したし、再びケ-キ屋開店し頑張ろうと団結力を強めた家族。
小麦の兄・代二郎も妹思いで、温かい。
兄夫婦の息子・叶夢(かなむ)くんも可愛い。
叶夢くんは、ちょっと変わっていて、あまり友達と積極的に関わらず一人、別の世界を見てるかんじですが、叶夢くんだけに見える天使のレイモンド(通称レイ)の存在が、この家族を方向に導いていた。
天使の存在なんて非現実的なことだけど、それがあるからこそ、この物語が温かい物語として成り立っていたかんじ。
心が弱っているとき、信じるものの存在って大きい。
小麦の周りの家族以外の人たちも温かい人ばかりでした。
ラストは予想通りでしたが、哀しい気持ちよりも穏やかな気持ちの方が大きかった。
素敵なお話でした(^^)
★★★★
発行年月:2010年12月
ほんとうにあった夢物語
契約社員から女社長に-----
実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!
風の酒を造りたい!
まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として----。
(講談社HPより)
あとがきを読んで、これはフィクションだけれど、実際に沖縄産のラム酒づくりを始めた女性の話が元になっていると知りました。
凄い、女性が居たんですね~。
沖縄はサトウキビの生産が盛んなのは知っていたけど、ラム酒はそのサトウキビから作られるというのは知らなかった。
下戸だし、お酒に興味はないから・・・^^;
でも、このお話を読んでいると、下戸のわたしでさえ、ラム酒が飲みたくなる!
さとうきびは大地と風が育てる。ラム酒はそのさとうきびから造られる。
つまり風が育てた酒 それがラム酒
この文中の表現は素敵だなぁ~。
主人公の伊波まじむが会社のベンチャ-コンク-ルに参加し、沖縄産のラム酒づくりに臨む話ですが、周りでまじむの取り組みを応援してくれる面々も良かった。
真摯な取り組みが同じような気持ちで支えてくれる人を巡り合わせてくれて成功に導いてくれた。
素敵なお話でした。
表題の「風のマジム」は主人公の名前と同じですが、マジムには真心という意味もあるんですね。
風の真心=風のマジム・・・心地よい響きの言葉です(^^)
ほんとうにあった夢物語
契約社員から女社長に-----
実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!
風の酒を造りたい!
まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として----。
(講談社HPより)
あとがきを読んで、これはフィクションだけれど、実際に沖縄産のラム酒づくりを始めた女性の話が元になっていると知りました。
凄い、女性が居たんですね~。
沖縄はサトウキビの生産が盛んなのは知っていたけど、ラム酒はそのサトウキビから作られるというのは知らなかった。
下戸だし、お酒に興味はないから・・・^^;
でも、このお話を読んでいると、下戸のわたしでさえ、ラム酒が飲みたくなる!
さとうきびは大地と風が育てる。ラム酒はそのさとうきびから造られる。
つまり風が育てた酒 それがラム酒
この文中の表現は素敵だなぁ~。
主人公の伊波まじむが会社のベンチャ-コンク-ルに参加し、沖縄産のラム酒づくりに臨む話ですが、周りでまじむの取り組みを応援してくれる面々も良かった。
真摯な取り組みが同じような気持ちで支えてくれる人を巡り合わせてくれて成功に導いてくれた。
素敵なお話でした。
表題の「風のマジム」は主人公の名前と同じですが、マジムには真心という意味もあるんですね。
風の真心=風のマジム・・・心地よい響きの言葉です(^^)
★★★★
発行年月:2010年11月
(ポプラ社HPより)
ラジオ局・葉崎FMで放送されているリスナ-参加の番組「みんなのふこう」コ-ナ-。
リスナ-から寄せられる不幸話で盛り上がるコ-ナ-。
そこに女子高校生・ぺんぺん草ちゃんから送られた話。
そこにはココロちゃんという17歳の女の子の不運の連続が書かれていた。
最初は、ドジな話に笑っていたけど・・・・段々エスカレ-トしていくのには驚きでした。
例えば、ハ-ブだよと貰って育てていたら、大麻だったとか。
犯罪に知らず知らずのうちに巻き込まれていくココロちゃん。
留置所にお世話になったり
溺れかけたり、ひき逃げされたり、崖から落ちたり・・・・救急車で運ばれる回数も半端じゃな
病院に運ばれる回数も凄い。
そんなココロちゃん本人は、どんなときにもマイペ-ス。
留置所のご飯も美味しかったと言うし、病院のご飯はもっと美味しいと笑顔。
騙されても騙されたと思わず、勘違いで騙した人をも良い人と捉えてしまう。
う~ん、この子には誰かちゃんとした人がそばに居てあげないと!!なんてハラハラしましたが・・・
でもでも大丈夫みたい。
結果的に悪質な宗教団体を壊滅状態にしちゃったんだから。
ハチャメチャだったけど、結構面白く読みました。
しかし・・・・ココロちゃんの不運はまだまだ続きそうなラストのニュ-スには苦笑でした。
がんばれココロちゃん!
笑っちゃうほど不幸のどん底の人生を送る17歳のフリーター女子・ココロちゃんと彼女を見守る平凡な女子高生ぺんぺん草ちゃんの、楽しくて、ほろ苦い青春物語。
(ポプラ社HPより)
ラジオ局・葉崎FMで放送されているリスナ-参加の番組「みんなのふこう」コ-ナ-。
リスナ-から寄せられる不幸話で盛り上がるコ-ナ-。
そこに女子高校生・ぺんぺん草ちゃんから送られた話。
そこにはココロちゃんという17歳の女の子の不運の連続が書かれていた。
最初は、ドジな話に笑っていたけど・・・・段々エスカレ-トしていくのには驚きでした。
例えば、ハ-ブだよと貰って育てていたら、大麻だったとか。
犯罪に知らず知らずのうちに巻き込まれていくココロちゃん。
留置所にお世話になったり
溺れかけたり、ひき逃げされたり、崖から落ちたり・・・・救急車で運ばれる回数も半端じゃな
病院に運ばれる回数も凄い。
そんなココロちゃん本人は、どんなときにもマイペ-ス。
留置所のご飯も美味しかったと言うし、病院のご飯はもっと美味しいと笑顔。
騙されても騙されたと思わず、勘違いで騙した人をも良い人と捉えてしまう。
う~ん、この子には誰かちゃんとした人がそばに居てあげないと!!なんてハラハラしましたが・・・
でもでも大丈夫みたい。
結果的に悪質な宗教団体を壊滅状態にしちゃったんだから。
ハチャメチャだったけど、結構面白く読みました。
しかし・・・・ココロちゃんの不運はまだまだ続きそうなラストのニュ-スには苦笑でした。
がんばれココロちゃん!
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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