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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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41FJL1wIQdL__SS500_.jpg発行年月:2011年10月

人生最悪の罠も人生最高の喜びも、ここにある

胸に残る文章、ちくりと刺す毒、さりげないユーモア。
「人って愚かで滑稽で愛おしい!」と感じさせてくれる、
バラエティ豊かな短編集


                        (文藝春秋HPより)



10こ短編、全て面白く読めて楽しかった♪

楽しいだけでなく、ちょっと切ないものもあるのだけど、どこかホッとするような物語たち。

・藤巻さんの道
・夜の隙間を埋める
・クリスマス・イヴを三日後に控えた日曜の・・・・・・
・クジラ見
・竜宮
・思い出ぴろり
・ラストシ-ン
・桂川里香子、危機一髪
・母の北上
・異国のおじさんを伴う


こうして並べてみても、タイトルだけみても、話の内容を思い出してニヤリとしててしまいそう。

最初の「藤巻さんの道」もなかなか面白い話で、最後は、自分が頭で想像していた結末でないことに嬉しくなった♪

「クジラ見」と「桂川里香子、危機一髪」は、女性って強い!
と、思わず笑ってしまった!

「思い出ぴろり」は、ちょっと切なかったけど、良い話だったなぁ~。

ほかの話も全部、兎に角よかった!!

最後の表題作「異国のおじさんを伴う」は、タイトルからして、それってどういう状況?と興味を持ったけど・・・・なるほど、おじさんって、そういうことね・・・。
これもなかなか楽しかった!


読んで損はない!とお薦めできる短編集でした(^^)



 

★★★★★

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51OQUFTF0EL__SX230_.jpg   発行年月:2011年10月


   もてすぎて困る。涙が止まらない。
        そんなあなたはこの店へ
       
「あなたの能力を、
        あなたにはない誰かの能力と交換します」。
   「ばくりや」の交換移植手術で
        新たな人生を手に入れた人々の悲喜劇



                                                        (文藝春秋HPより)


「ばくりや」って何だろ!?
と思ったら・・・・「ばくる」とは北海道の方言で「交換する」の意味だとか。

そして、この「ばくりや」は、不要な自分の能力を他者の能力と交換するという不思議なお店。

そんなお店に交換を依頼する人たちの話が短編連作の形で7つ。

最初の話「逃げて、逃げた先に」では、女性に異常に好かれる能力を持った男が、その煩わしさから開放されたいと交換を希望する。
そして代わりに得た能力は刃物研ぎの能力。
でも、依頼した男性は、その新たな能力を使って別の人生を歩む。
まあ、ハッピ-なかんじ。

こんな風に交換してよかったね~という話が多いんだけど、そんな能力得たところでどうする?というのもあるのが面白い。

そして逆に、え?そんな能力を交換として使ったら、それを貰う人はえらい目に遭うんじゃないのぉ~!?というのもあったなぁ~。

そして、最後の「きりの良いところで」は、このばくりやの仕組みがわかる。
ここで依頼に訪れた男は、キリ番にやたら当たる人。
彼が、この「ばくりや」を訪れたのは災難だったのか?
いや、案外楽しんでノルマを達成するかも?

ちょっとブラックなユ-モアもあって、楽しく読める本だった!


                                        ★★★★★

 
51OF7sHyhhL__SX230_.jpg   発行年月:2011年7月


   
運動会の朝、マサルは学校で薬のパッケージを見つける。殺人の証拠だと考え、それを隠しておくことに。一方、父親はドラッグが出回っていることを嗅ぎつける。プログラムが進行するにつれ、明らかになる大人の思惑と、膨らんでゆく子供たちの想像。そして意外な真実! 


                               (双葉社HPより)


小学校の運動会の一日が過ぎていく中でのミステリ-。
6年生のマサルは、母親が病死し父親と暮らす。
運動会の朝、父はお弁当が間に合わず、後で届けるから・・・と。

そして、運動会の準備中に同級生のイッキと何やら不思議なものを発見する。
キラキラ光るビ-ズの飾りがついたケ-スに薬の空フィルム。
何か事件に関係あるものじゃないか?とそれをそのまま保管しておくことに決める。

そして、別のところでは、PTAの母親たちが何やらビ-ズの付いたケ-スを回収している。
そのことに気づいたのは、マサルの父親・真樹夫。
真樹夫は薬剤師で、PTAの母親たちの間にドラッグが出回っているのでは?と予測する。

マサルたち子どもたちの推理と父親の真樹夫の推理が別々に進行。
運動会の競技もプログラムに則って進行。

運動会直前に急死した、一人の児童の母親の死の真相も終盤にわかり、母親たちの間でやり取りしていた薬の正体もわかる。

こんなこと、都会の小学校なら実際ありえるのかも。


小学校の運動会が舞台なのに、そこで展開される話は、不健康なもの。
嫌な話だったけど、子ども達がいろいろ考えて行動する様子は、面白かった。

初めて読む作家さんだったけど、結構、読みやすかったので、ほかの作品もいずれ読んでみようかな?


★★★
51GjvmcWtRL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年9月


大人気“ぼんくら”シリーズ第三弾
あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。

断ち切らない因縁が、さらなる悲劇を呼び寄せる。
出会えてよかった?

日本人の強さと優しさがぎゅっと詰まった贅沢な大長編
痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は、将来を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸……。瓶屋に遣された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。


                                   (講談社HPより)



ぼんくらシリ-ス最新巻!
主な登場人物は、覚えていたけど、次々現れる人物には、付録の相関図が役立ちました!

同心・井筒平四郎の周りで起きる、斬殺事件。
最初の被害者は、久助。
そして、次は新兵衛。

ふたりは、元は、大黒屋という生薬問屋で働く者たちだった。
新兵衛は、大黒屋から独立し、生薬屋・瓶屋(かめや)の主として成功していた。

事件を追うのは、平四郎のほかに、同じく同心の間島信之輔。
そして、要所、要所で、現われ相変わらずの冴えた頭で推理をする平四郎の甥・弓之助。

事件の真相は、中盤過ぎ辺りから段々とわかってくる。
被害者の背後にあった過去の事件も明るみに出て、犯人の予測もあれこれ。

そうして、終盤に第三の被害者は、夜鷹のお継。

お継が前のふたりの被害者とどういう関係があったのか?
殺された三人は同じ人物によって殺められたのか?

最後の方に、おでこ(三太郎)と弓之助が揃って登場!
下巻でふたりの活躍が楽しめるかな?


あ~早く下巻が読みたい!!
けど、図書館の予約順番待ちにて、しばらく我慢(/_;)


                                       ★★★★

 
51oVQLYK6nL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年6月

“迷っても、扉をあけて進め。”
十一月荘ですごした日々を、爽子は「物語」に書きはじめる――。
「ちょっと大人の青い鳥」スタート!

二か月だけ「十一月荘」で下宿生活をすることになった中学二年生の爽子(そうこ)は、個性的な大人たちや妹のようなるみちゃんとの日々、そして、「十一月荘」で出会った耿介(こうすけ)への淡い恋心を物語にかえて、お気に入りのノートに書きはじめる。
「迷うことがあっても、十一月なら前に進むの。」閑(のどか)さんの言葉に勇気づけられ、爽子は少しずつ、考えるのをさけていた転校後の生活にも、もっと先の未来にも、希望を感じられるようになってゆく。


         
                          (講談社青い鳥文庫HPより)

先日に引き続き、読んだ高楼方子さんの本。
これまた児童書で、青い鳥文庫から今年発行された本。

でも、この本、過去に2度発行されていて・・・
最初は1999年にリブリオ出版から単行本で、2006年には新潮文庫でも出ています。

今回の出版にあたっては改稿し全体にルビをふり、イラストは高楼さんの実姉による千葉史子さんのイラストを多数加えての贅沢な本になっています。

わたしは、今回初めて読みましたが・・・
これは、素晴らしい本です!

内容はお父さんの転勤により東京への引越しが決まった一家の長女・爽子は、自分だけこの地に残りたいと告げ、偶然、見つけていた「十一月荘」で下宿することになる。
ただし、期限は二学期が終了するまで。

十一月荘の住人は・・・
管理人の閑(のどか)さんは、独身で、元は英語の教師。
小学1年生のるみちゃんとその母親のふくこさん。
建築家の苑子さん。

さんとふくこさんと苑子さんは高校の同級生で、元々、十一月荘は同級生たちで老後は一緒に暮らせたら良いねと若い頃から言っていたのを実現させようと閑さんが自宅を建て替えて作ったものだそう。

爽子は、そんな十一月荘の住人たちと家族のような暮らしをし、自分ひとりでもキチンと生活しようと勉強も頑張る。
住人たちとのやり取りが温かい。
さんの元に英語を習いに通う中学3年生の耿介(こうすけ)君への想いも年頃の女の子の気持ちが初々しく描かれていた。

そして、爽子が書く物語が途中で登場するのだけど、これがまた面白い。
これだけでまとめても一冊の本が出来そう。
「ド-ド-森の物語」と題した物語は、森の住人である動物たちが出てくるのだけど、爽子の実生活のなかに登場する人物だったり、ぬいぐるみだったりがモデルで、話の内容も、実体験にシンクロしていく。
物語に書いたことが、実際の生活のなかでも似たようなことが起きたり・・・

そして、やがて東京の家族の元に向かう爽子の気持ちの変化もここで生活し、いろんなことを感じたがゆえの成長の様子が見えたようで、微笑ましかった。

素敵な体験が出来た爽子が羨ましい!

挿画もとても素敵!

この本は、何度でも読み返したいかんじ。
特に11月に読むのがいいかも。。。。

あ~楽しいお話でした。

高楼さんの本、絵本ばかりを読んでいたけど、もう少し大きい子向けに書かれた本も凄く良いので、未読のものを順番に読んでいこうかな?



 
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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