ビルマ難民を研究していた大学院生女子が、
ある日とつぜん原因不明の難病を発症。
自らが「難民」となり、日本社会をサバイブするはめになる。
命がけエッセイ!
(ポプラ社HPより)
壮絶な闘病記でありました。
この人の精神力の強さには脱帽です!!
自分だったら、とてもこんな風に行動したり、考えたり出来ない。
突然、発症した苦しみから、医療機関を転々とし、病名がつくまで約1年?
その間、あちらこちらの病院のあちらこちらの診療科に廻されている。
その間、一人で歩くのがやっとくらいの最悪な体調で、診療待ち時間は2~3時間とか。
運よく病名を診断してくれた先生に出会えたから良かったけど、出会えなかったら・・・・?と考えてなんだか凄く怖くなった。
病名が診断されたからといって、終わりではなく、そこからがまた凄い壮絶な治療のスタ-ト。
治療方針も確立されていないような病気で、この先どうなるのか?予後診断もつかないというのは、先が見えず、とても不安だと思う。
「死にたい」とさすがの著者も思ったときがあったけど、これを読んだら、そう思ってしまうのも非難する気持ちになれない。
しかし、どんなときも感じるのは、強い意志。
自分はこうしたい!と常に思っている。
そして、その意志に従って行動してしまう・・・なんてパワフル!!!
ちょっとした恋もあったのが、ちょっと救いだった。
彼女は今、現在どうしているんだろ?
気になったので、ブログに飛んでみた。
Blog http://wsary.blogspot.com/
うん、パワフルに活動している様子で、嬉しく思いました!
ホント、よく頑張ってる人だ!
★★★★★
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発行年月:2011年12月
『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを飾った
現役大学生小説家・朝井リョウが満を持して放つ、
書き下ろし青春小説。時間と自由を持て余し
不器用に生きる若者達に訪れる、5つの転機
(幻冬舎HPより)
5つの短編からなる連作集。
「ひ-ちゃんは線香花火」
大学2年の汐梨は同じ大学のの友達、ひ-ちゃんと風人とはマ-ジャン仲間でもある。
夜通し遊びウトウトしてると、突然キスされた。
え?どっち?ひ-ちゃんは女だし、風人?
「燃えるスカ-トのあの子」
遥と翔多は高校時代のクラスメイトだった。
翔多とはなんでも話せるが、翔多はクラスメイトの礼生に映画づくりに誘われる。
礼生は最近、観た映画に回文が出てきてハマっているという。
一緒に映画を撮る椿が可愛いとか・・・・そんな自分の周りの話を楽しそうに喋る翔多。
「僕は魔法が使えない」
美大生の新(あらた)。一浪して大学に入った。
父親は高校3年の時、事故死。母は勤め先の上司と最近、付き合っている。
凄い才能を持っている3年生のナツ先輩から、「次のコンク-ルは人物画でいけよ」と言われ、偶然で見かけた女の子・佐倉結実子にモデルを頼む。
学校に飾られていた先輩の絵が誰かに破られる。
強くて魔法使いみたいだと思っていた先輩だったけど・・・
「もういちど生まれる」
わたし(梢)は、二浪して予備校通い。
双子の椿は、現役で第一志望の大学に合格した。
幼馴染の風人は、おなじ大学のひかる(ひ-ちゃん)のことが好きだと話してくる。
椿が学生サ-クルが作る映画に出演することになったらしい。
ある日、その撮影現場に椿の変装をして行ってみる。
誰にもバレず映画の撮影が始まるが、途中でバレて白状するけど、良いシ-ンが撮れたからOKと。
「破りたかったものすべて」
プロのダンサ-を目指して日夜、練習に明け暮れる遥。
兄は二浪して今は美大に通っている。
兄とは仲が良かった。
でも今はなんとなく気持ちがズレていると感じている遥。
兄が翔多の大学の人たちに映画づくりに参加してほしいと誘われたらしい。
兄が描いた絵が大学に飾ってあるから遥にも見てほしいと言っていたけれど・・・・・
5つの話に登場する若者たちは、それぞれ恋や将来のことに、何かしら悩みながら生活している。
そして5つの話の主人公は別々だけど、みんな何らかの繋がりのある人たちだと、読んでいくとわかる。
あれ?この子は前の方の話の・・・・・だった子だよなぁ~。とか。
今の若者の暮らしぶりもリアルにわかる。
やはり現役大学生ならではの視点だな。
表紙の写真は表題の「もういちど生まれる」を読めば、ああ、このシ-ンなんだ!!と納得。
とても良い写真だ!
★★★★
“お荷物”な過去、売ります。
すばる文学賞作家がゆるやかに綴る、再出発の物語。
ワケアリのアラフォー・りり子叔母さんと、就職できずに大学を卒業してしまった私。厄介者の二人が「気持ちの良いお取引」で売るのは、ダンボールいっぱいに詰まった、人生の、お荷物――。
不倫の果てに刃傷沙汰に及んでしまい、謹慎中のりり子叔母さん。就職が決まらずアルバイトをする私は、気分転換にと、一人暮らしを始めた叔母の様子を見に行くことに。そこで目にしたのは、トラック一台分はある、大量のダンボール。処分に困った二人はそんな「お荷物な過去」をせっせとオークションにかけてゆくが……。
“欲しいもの”を手放していく叔母と、“欲しいものが欲しい”私。世代も生き方も異なる二人を鮮やかに描く、ちょっとしたご縁のハナシ。
(講談社HPより)
表題作「人生オ-クション」ともう1編「あめよび」のふたつのお話が収められていました。
「人生オ-クション」では、母の妹・リリ子の元に通い、荷物整理を始める瑞希。
リリ子は犯罪者らしいと最初にわかるが、どんな罪?と先ずは気になり読みました。
怠惰な様子で、なんだか嫌なかんじの女性だなぁ~と最初は思ってしまいました^^;
でも、瑞希とのやり取りも愉快だし、犯罪の内容も真実を知れば、リリ子の方が被害者だったし。。。
最後は、リリ子も瑞希も新たなスタ-トを切れたようで良かった♪
二編目の「あめよび」は、
眼鏡屋さんに勤めている美子と投稿はがきマニアの鉄男の話。
鉄男の言う「諱(いみな)」の話が面白かった。
鉄男の地元にある古くからの風習。
話の内容より、この風習にすごく興味を覚えてしまった!
鉄男の諱を教えてほしいと言う美子には付き合っているときには教えなかったのに、二年後に再会したときにいきなり教えるなんて。。。。
あぁ~なんという大ばか者!!
でも美子は、そんなところも含めて鉄男のことが好きだったのかな?
二編とも面白かった!
★★★★
1616年、北極海。
たったひとりの越冬。
明けない夜。荒れ狂う吹雪。愛した女の幻影。
一冊の日誌-----。
底知れない悲しみを抱えた男の極北での越冬と魂の救済。
400年前の航海日誌から紡ぎだされた、壮大なデビュ-長編。
(本の帯文より)
この寒い時期に読むと、一段とこの本の世界の冷たく凍えるようなかんじがリアルに伝わって来ました。
物語の主人公は、トマス・ケイヴ。
北極海への捕鯨船に乗り組む。
そして、漁を終え、故郷イングランドに戻るというときに、乗り組み員同士の口論に口出ししたことが元で北極海に一人残ることになる。
そんな成り行きで一人置いていく方もひどいと思ったけれど・・・
ケイヴは、淡々としている。
そして、極寒の地での孤独な1年の暮らしが始まる。
物語の語り部は、寡黙でほかの乗り組み員たちと馴染もうとしなかったケイヴが唯一、打ち解けて話をした乗り組み員のなかでは年少のトマス・グ-ドラ-ド。
名前がおなじというところからもお互いに親近感を覚え近づく二人。
グ-ドラ-ド目線で書かれている部分が多いけど、やはりケイヴが一人で過ごしている場面は壮絶で哀しい。
ケイヴの人物像が段々と明かされ、船に乗り組む前に妻と子どもを一度に失っていたのだとわかる。
そして妻・ヨハンネの幻影が時々、目の前に現れる。
かつて妻と会話した場面が蘇る。
そして自分が彼女に寂しい思いをさせていたことに悔いるケイヴ。
現実に戻れば、厳しい自然のなか。孤独。
普通の精神状態を保つだけでも大変な日々を、なんとか耐える。
元々几帳面なケイヴは、いろいろなことを書き留める。
日誌を書くことで精神の平静を保つ。
なんとか1年を一人で生き、再び仲間が船で迎えに来たが、喜びを顔に出すことはなかったケイヴ。
それから年月が経ち、グ-ドラ-ドも成人し結婚し、ケイヴのことを再び探し再会したいと思いその再会は叶うのだけど、そこで彼が言う言葉
「・・・・あそこへは行くべきじゃなかった」
「神が人間を行かせるおつもりのなかったところへ、俺たちは行ってしまったんだ。俺たちは神を超えてしまったんだよ」
自然の脅威を肌で感じたケイヴの言葉が、とても威厳に満ちている。
何か人間離れしたかんじの人だな。
これがデビュ-作らしいけど、今後の作品も是非、読みたい作家さんだ!
★★★★★
新鋭作家・辻村深月の興味の赴くままに、人気アニメから伝統芸能まで日本の新(ネオ)カルチャーの現場を歩く初のルポ&エッセイ集。各紙誌へのコラムも満載、ショートショート・短編小説を特別収録。
(毎日新聞社HPより)
面白かったなぁ~。
辻村さんの本は何冊か読んでいますが、なるほど、こういうものたちに影響されて来たのですね。
ドラえもん、ルパンとホ-ムズが小さい頃から大好きだとか。
わたしが、全く興味を示さなかったこれらを辻村さんが好きだというのなら、わたしも触れてみようかなぁ?なんて思った。
特にドラえもんに対する愛が凄い!(笑)
これだけ生活のなかにドラえもんが溶け込んでいるのって、面白い!
そして大山のぶ代さんとの対談の様子がカラ-写真入りでありました!!
ドラえもん話に花が咲いているけど、わたしには何ひとつ分からなかったのがちょっと残念(/_;)
・のび太の太陽王伝説
・のび太とブリキの迷宮
・のび太と雲の王国
これらをとりあえず、機会があったら観てみようかな?
本の中ほどにあったショ-ト&ショ-ト 短編小説
「彼女のいた場所」・・・隣に住んでいた女性が事故で亡くなり、その両親が訪ねてきたところに偶然、会った大学生の僕。
「写真選び」・・・祖母の葬式の後、祖父が妹に自分の顔写真を並べ「どの写真がいい?」と聞いていた。
「さくら日和」・・・『ひらかわ』のたいやきは行列が出来るほどに美味しい。ある日、小学生のわたしにたい焼きやのお兄さんがたいやきをくれた。すぐそばの公園でそれをほお張る。
そんなことがたびたび続くけど・・・
「七胴落とし」・・・まだ幼い子どもたちは、猫のミャウダさんからいろいろなことを学ぶ。
子どもにだけ理解出来る猫との会話。
どの話も良かった!!
特に最後の七胴落としが最高♪
SFの要素ありファンタジ-の要素ありで、猫好きにはたまらない(^^)
本の話だけでなく、映画だったり音楽だったり、実にいろいろな身近なもののことを書かれていて、いろいろな物に興味があるっていろいろなことを知ってるということなんだなと思った。
そして、知らなかったけど、結婚していて、出産したばかりだったんですね~。
勝手に独身だと思ってた^^;
またまた、いろいろなことを体験して、今後の作品づくりに活かしてくれそうですね(^^)
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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