発行年月:2011年3月
20代サラリーマン、OL、若い社会人の
現実的な悩みや質問を集めて構成。白石さんの珍回答、
名回答に思わず、クスッと笑ってほっこり優しい気持ちになります!
(ポプラ社HPより)
5年前の「生協の白石さん」も面白かったので、こちらも期待して読みました。
以前は、東京農工大学消費生活共同組合工学部店に勤務され、そこで学生が書いた<ひとことカ-ド>にあった質問に白石さんが答えたものが集められていました。
そのときも、ユ-モア溢れる回答に、感心しました。
今回は、ポプラ社が集めた若者の質問を白石さんが答えた物が集められています。
学生からより、社会人になっている若者からの質問が多かったかな?
どうしようもない質問にもユ-モア(ダジャレ多し・・・笑)で優しく答える白石さん。
言葉の言い回しが面白く、センスありの回答は「うまい!」と感心してしまう。
現在は、東京農工大生協から異動し大学に生協がない学生や教職員のためのインタ-カレッジコ-プ・目白店店長を務められているとか。
白石さんに実際会える学生さんも多いということですね。羨ましいな♪
★★★★
20代サラリーマン、OL、若い社会人の
現実的な悩みや質問を集めて構成。白石さんの珍回答、
名回答に思わず、クスッと笑ってほっこり優しい気持ちになります!
(ポプラ社HPより)
5年前の「生協の白石さん」も面白かったので、こちらも期待して読みました。
以前は、東京農工大学消費生活共同組合工学部店に勤務され、そこで学生が書いた<ひとことカ-ド>にあった質問に白石さんが答えたものが集められていました。
そのときも、ユ-モア溢れる回答に、感心しました。
今回は、ポプラ社が集めた若者の質問を白石さんが答えた物が集められています。
学生からより、社会人になっている若者からの質問が多かったかな?
どうしようもない質問にもユ-モア(ダジャレ多し・・・笑)で優しく答える白石さん。
言葉の言い回しが面白く、センスありの回答は「うまい!」と感心してしまう。
現在は、東京農工大生協から異動し大学に生協がない学生や教職員のためのインタ-カレッジコ-プ・目白店店長を務められているとか。
白石さんに実際会える学生さんも多いということですね。羨ましいな♪
★★★★
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発行年月:2011年11月
長女の灯子、次女の悠、三女の花映、それぞれの日常を描きつつでしたが、長女・灯子が主になっていたかな?
祖父の代から続く、湖畔のおみやげ物屋<風弓亭>をほかで仕事務めをする父親に代わって管理している灯子。
しっかり者だけど、心に抱えた重たいものがあり、女優志望で恋人と共に東京に出て行く悠や将来は美容師になるため、早くここから他の地に行きたいのだという花映を表面上は応援しつつも、心の中では、自分はここから逃れないのだと鬱々としているかんじ。
そんな灯子にどうにかして恋人をと、あれこれ世話を焼く友人・清の思いは実らず・・・・。
灯子のそんなウジウジしたような性格は、何か原因があるのかな?と思いながら読んでいたので、それがわかるような過去の話には、ビックリ!
そんなショッキングなことがあったのですね・・・・。
そして突如現われた、東京から来た青年・橋本辰生。
この場所が気に入ったと、風弓亭近くのホテル従業員として働くことになり、この青年は何者!?と思っていたら、なんと三姉妹に深い関係がある人だった!
終盤は、急展開で、読むスピ-ドが更に早くなり、最初から最後まで一気読みでした!
灯子の抱えていた重いものが、少し放たれたようなラストは、明るい終わり方で良かった。
たったひとつの家族だからこそ、打ち明けられない「秘密」がある----
少女から大人へと移ろう三姉妹それぞれの恋と運命を描いた最新長篇。
読売新聞好評連載、待望の書籍化
(中央公論新社HPより)
長女の灯子、次女の悠、三女の花映、それぞれの日常を描きつつでしたが、長女・灯子が主になっていたかな?
祖父の代から続く、湖畔のおみやげ物屋<風弓亭>をほかで仕事務めをする父親に代わって管理している灯子。
しっかり者だけど、心に抱えた重たいものがあり、女優志望で恋人と共に東京に出て行く悠や将来は美容師になるため、早くここから他の地に行きたいのだという花映を表面上は応援しつつも、心の中では、自分はここから逃れないのだと鬱々としているかんじ。
そんな灯子にどうにかして恋人をと、あれこれ世話を焼く友人・清の思いは実らず・・・・。
灯子のそんなウジウジしたような性格は、何か原因があるのかな?と思いながら読んでいたので、それがわかるような過去の話には、ビックリ!
そんなショッキングなことがあったのですね・・・・。
そして突如現われた、東京から来た青年・橋本辰生。
この場所が気に入ったと、風弓亭近くのホテル従業員として働くことになり、この青年は何者!?と思っていたら、なんと三姉妹に深い関係がある人だった!
終盤は、急展開で、読むスピ-ドが更に早くなり、最初から最後まで一気読みでした!
灯子の抱えていた重いものが、少し放たれたようなラストは、明るい終わり方で良かった。
★★★★
発行年月:2011年11月
世界的な指揮者の父が海外赴任となり、ひとり日本に残った女子高生、和音。そこへ突然新しい母がやってきた。型破りの彼女には秘めた過去があり----。母と娘、音楽。女性たちの再生物語。
(河出書房新社HPより)
素敵な物語でした!
主人公の高校生・梶ヶ谷和音の成長物語。
和音の父親は世界で活躍する指揮者・梶ヶ谷奏一郎。
母親の時依(ときえ)も以前は父親と同じ楽団のチェリストだった。
和音も幼い時からチェロを習っていたけど、挫折しチェロを弾くことから遠ざかっていた。
そして、両親は離婚して母親は何処か遠くへ。
父親は忙しく、あまり和音との関係もしっくりいってない様子。
家事は3人の家政婦さんが交代でやってくれていた。
そんなある日、突然、新しい母親という女性・真弓が登場する。
最初は、何、この人!?と思ってしまった。
破天荒なかんじで。
でも、段々と真弓の優しさ、和音のことを大切に考えてくれているとわかる。
そして、知らされて驚いた事実!
和音の両親の離婚理由は衝撃的だったなぁ~。
そういう理由で離婚して、娘の前から一切姿を消したのか!?と。
辛かっただろうな・・・(/_;)
そして、更に驚いた真弓がチェリストを辞めた理由。
えぇ~っ!!そんなぁ~(/_;)
これじゃあ辛いことを抱えた人ばかりだよ。
でも和音の友達・文斗や朱里も明るくて良い子で、和音は素敵な人たちに囲まれていた!
今まではどちらかというと希薄だった父親の奏一郎との関係も今後は、どんどん深まっていきそうで、希望に満ち溢れているラストは感動的だった。
世界的な指揮者の父が海外赴任となり、ひとり日本に残った女子高生、和音。そこへ突然新しい母がやってきた。型破りの彼女には秘めた過去があり----。母と娘、音楽。女性たちの再生物語。
(河出書房新社HPより)
素敵な物語でした!
主人公の高校生・梶ヶ谷和音の成長物語。
和音の父親は世界で活躍する指揮者・梶ヶ谷奏一郎。
母親の時依(ときえ)も以前は父親と同じ楽団のチェリストだった。
和音も幼い時からチェロを習っていたけど、挫折しチェロを弾くことから遠ざかっていた。
そして、両親は離婚して母親は何処か遠くへ。
父親は忙しく、あまり和音との関係もしっくりいってない様子。
家事は3人の家政婦さんが交代でやってくれていた。
そんなある日、突然、新しい母親という女性・真弓が登場する。
最初は、何、この人!?と思ってしまった。
破天荒なかんじで。
でも、段々と真弓の優しさ、和音のことを大切に考えてくれているとわかる。
そして、知らされて驚いた事実!
和音の両親の離婚理由は衝撃的だったなぁ~。
そういう理由で離婚して、娘の前から一切姿を消したのか!?と。
辛かっただろうな・・・(/_;)
そして、更に驚いた真弓がチェリストを辞めた理由。
えぇ~っ!!そんなぁ~(/_;)
これじゃあ辛いことを抱えた人ばかりだよ。
でも和音の友達・文斗や朱里も明るくて良い子で、和音は素敵な人たちに囲まれていた!
今まではどちらかというと希薄だった父親の奏一郎との関係も今後は、どんどん深まっていきそうで、希望に満ち溢れているラストは感動的だった。
★★★★
発行年月:2011年11月
『おれのおばさん』続編、少年たちの旅立ち篇!
第26回坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』続編! 札幌の児童養護施設に暮す中学生たちも受験の時期。悩み迷い、新たな人生に踏み出してゆく。爽やかな感動が胸を打つ青春小説3篇収録。
(集英社HPより)
前作の内容をちょっと忘れていたけど、復習するような記述があったので、読みながら段々と思い出しました^^;
施設に暮らしている中学生・高見陽介が前作「おれのおばさん」の主人公だったけど、こちらでは3章に分かれて物語が綴られ、
最初の話<小石のように>では、柴田卓也が主人公。
三番目の話<おれたちの青空<では、陽介が語り手となって、陽介や卓也たちが卒業後の新しい進路に向かっていくまでが描かれていた。
ふたりが施設で暮らすようになった経緯を忘れそうなので記しておこう。
陽介は、銀行員の父親が顧客の預金を横領した罪で服役中。
全国でも有名な進学校に通っていたが退学を余儀なくされ、自宅も差し押さえられてしまう。
母親は陽介を姉の経営する養護施設に預け、自身は住み込みの介護施設で働いている。
卓也は、10歳の誕生日前日に父親を事故で亡くしている。
そして、その事故を機に自分が両親の本当の子どもではないことを母親から告げられ、居間まで優しかった母親から虐待を受けるという辛い過去を経験している。
二番目の話<あたしのいい人>は、施設を管理する陽介のおばさん・後藤恵子が主人公になって語られるおばさんの話が一番、面白かったかも。
彼女の生い立ちが綴られている。
離婚した喜男との出会いから別れなども書かれている。
おばさんの変わった経歴も興味深かった。
元々は医者を目指して勉強に励んで北大に進学、しかし、芝居に夢中になって大学を中退。
夫となる喜男と出会い、劇団を立ち上げる。娘(花)が生まれるが離婚。
その後、中学生だけを集めた児童養護施設を開く。
大学時代の友達との関係、別れた夫とのこと、娘のこと。
恵子の話だけでも、1冊の物語が完成しそう。
施設の中学3年生は陽介、卓也のほかにも3人。
健司、ありさ、奈津。
この3人の行方もちょっと気になる。
家庭に特殊な事情を抱えて施設に集まっている彼らだけど、みな、明るいのが良い。
悩みもそれぞれあるんだけど、逞しく自分で歩いていくだろう彼らの姿は清清しい。
また続編があるのなら嬉しいな。
『おれのおばさん』続編、少年たちの旅立ち篇!
第26回坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』続編! 札幌の児童養護施設に暮す中学生たちも受験の時期。悩み迷い、新たな人生に踏み出してゆく。爽やかな感動が胸を打つ青春小説3篇収録。
(集英社HPより)
前作の内容をちょっと忘れていたけど、復習するような記述があったので、読みながら段々と思い出しました^^;
施設に暮らしている中学生・高見陽介が前作「おれのおばさん」の主人公だったけど、こちらでは3章に分かれて物語が綴られ、
最初の話<小石のように>では、柴田卓也が主人公。
三番目の話<おれたちの青空<では、陽介が語り手となって、陽介や卓也たちが卒業後の新しい進路に向かっていくまでが描かれていた。
ふたりが施設で暮らすようになった経緯を忘れそうなので記しておこう。
陽介は、銀行員の父親が顧客の預金を横領した罪で服役中。
全国でも有名な進学校に通っていたが退学を余儀なくされ、自宅も差し押さえられてしまう。
母親は陽介を姉の経営する養護施設に預け、自身は住み込みの介護施設で働いている。
卓也は、10歳の誕生日前日に父親を事故で亡くしている。
そして、その事故を機に自分が両親の本当の子どもではないことを母親から告げられ、居間まで優しかった母親から虐待を受けるという辛い過去を経験している。
二番目の話<あたしのいい人>は、施設を管理する陽介のおばさん・後藤恵子が主人公になって語られるおばさんの話が一番、面白かったかも。
彼女の生い立ちが綴られている。
離婚した喜男との出会いから別れなども書かれている。
おばさんの変わった経歴も興味深かった。
元々は医者を目指して勉強に励んで北大に進学、しかし、芝居に夢中になって大学を中退。
夫となる喜男と出会い、劇団を立ち上げる。娘(花)が生まれるが離婚。
その後、中学生だけを集めた児童養護施設を開く。
大学時代の友達との関係、別れた夫とのこと、娘のこと。
恵子の話だけでも、1冊の物語が完成しそう。
施設の中学3年生は陽介、卓也のほかにも3人。
健司、ありさ、奈津。
この3人の行方もちょっと気になる。
家庭に特殊な事情を抱えて施設に集まっている彼らだけど、みな、明るいのが良い。
悩みもそれぞれあるんだけど、逞しく自分で歩いていくだろう彼らの姿は清清しい。
また続編があるのなら嬉しいな。
★★★★
発行年月:2011年10月
14歳の冬、父親を殺された――。親友が、大事なものを、すべて奪っていく。
一気読み必至。乱歩賞作家が射止めた、会心の感動ミステリー!
「父さんが殺された。親友の父親に」
刑事による警官殺し。憎悪と絶望を胸に、親友だった二人の人生は激変する。仇討ちを誓った少年は刑事に。世間を敵にまわした少年は裏側の世界に。その間で揺れ動く女心ふたつ。二人の人生は二度と交差しないはずだった。さらなる事件が起きるまでは――。
(講談社HPより)
仲良しだったふたり、三条隆史と向田伸人。
共に警察官の父を持ち、いつかは自分達も・・・と夢見ていた。
でも14歳のある日、そんな友情をぶち壊す事件が起きてしまう。
伸人の父が隆史の父を射殺したという。
なんて衝撃的な・・・・!!
でもこれは、きっと間違いで、きっと物語が進むうちに真相が明らかにされるに違いない!と思いながら読み続けた。
隆史と伸人のそれぞれのその後を描きながら、事件の真相を追う。
苦しみ悩むふたりだけどそれぞれの身近にいる人たちが支えになる。
そして、事件の真相が明かされたときには、ホッとした。
ふたりの友情が再び戻る。
読み終えて、再び最初のプロロ-グを読むと泣ける。
最初から最後まで一気読みでした!
14歳の冬、父親を殺された――。親友が、大事なものを、すべて奪っていく。
一気読み必至。乱歩賞作家が射止めた、会心の感動ミステリー!
「父さんが殺された。親友の父親に」
刑事による警官殺し。憎悪と絶望を胸に、親友だった二人の人生は激変する。仇討ちを誓った少年は刑事に。世間を敵にまわした少年は裏側の世界に。その間で揺れ動く女心ふたつ。二人の人生は二度と交差しないはずだった。さらなる事件が起きるまでは――。
(講談社HPより)
仲良しだったふたり、三条隆史と向田伸人。
共に警察官の父を持ち、いつかは自分達も・・・と夢見ていた。
でも14歳のある日、そんな友情をぶち壊す事件が起きてしまう。
伸人の父が隆史の父を射殺したという。
なんて衝撃的な・・・・!!
でもこれは、きっと間違いで、きっと物語が進むうちに真相が明らかにされるに違いない!と思いながら読み続けた。
隆史と伸人のそれぞれのその後を描きながら、事件の真相を追う。
苦しみ悩むふたりだけどそれぞれの身近にいる人たちが支えになる。
そして、事件の真相が明かされたときには、ホッとした。
ふたりの友情が再び戻る。
読み終えて、再び最初のプロロ-グを読むと泣ける。
最初から最後まで一気読みでした!
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性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
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