人気作家二人がつむぐ話題の合作!
小路幸也が兄の視点、宮下奈都が妹の視点で描く、
家族の「ひみつ」の物語。
(ポプラ社HPより)
由一とまどかを中心に描かれる温かい家族の物語でした♪
素敵な家族だなぁ~。
兄の由一は高校2年生。
バンド活動をし、作詞作曲に加えてヴォ-カルも担当。
将来はプロになれたら・・・という夢を持っているけれど、大学進学も頭の中に置いた堅実派。
妹・まどかは小学4年生。
家の隣が祖父の柔道場で、毎日練習に励んでいる活発な女の子。
二人の関係も素敵。
兄は妹が可愛くて仕方ないというかんじだし、妹は兄を自慢だと思っている。
そして二人の母親は料理上手で美人で明るい。
でも、母親には何か隠していることがある?と気づく二人。
そして段々とわかってくる母親の過去。
でもでも最後は円満解決!!
いろいろまだ謎はあるけど、ハッキリさせないでも良いと決めた由一とまどか。
優しいなぁ~。
由一のバンド<Double Spin Round>のその後も少し気になるけれど
きっと夢が実現するんだろうな。
実際の登場は殆どなかった家族の父親もきっと心が広い素敵な人なんだろう。
おかあさんとおとうさんの詳しい結婚までの経緯もサイドスト-リ-的な話で書いてくれたらいいんだけど・・・・。
何から何まで詮索しないほうがいいか?^^;
素敵なコラボ作品でした♪
★★★★
脚本家として活躍する真壁鈴音(36)が、高校時代の友達・古澤水絵に突然呼び出された。会うのは10年ぶりだったが、7歳の息子・耕太を連れていた水絵は、離婚してリストラに遭ったことを打ち明け、仕事探しのため1週間だけ泊めてほしいと泣きついてくる。鈴音は戸惑いながらも受け入れた。だが、一緒に暮らし始めた途端、マンションの鍵が壊されたり、鈴音が原因不明の体調不良になったり、不審な出来事が次々と起こる。生活習慣の違いもあり、鈴音と水絵の関係は次第にギクシャクし、ぶつかり合うようなる。約束の1週間が近づいても水絵の就職先は決まらない。そんな時、耕太が40度近い熱を出してしまう……。
(幻冬舎HPより)
イライラ、モヤモヤするけど、物語としては面白かった!
主人公の鈴音は学生時代の友達から10年ぶりに連絡があり、1週間泊めてほしいと頼まれ、断りきれずに承諾したのがはじまり。
友達・水絵は、7歳の息子・耕太とともに居座る。
ほかの学生時代の友人の話では、水絵は万引きの常習犯だったとか、よくない噂ばかりが耳に入る。
1週間のうちに就職先を決めて出て行く約束は破られ・・・・。
そうだよね~。
1週間のうちに仕事が決まっても、住処まで決められるわけじゃないもんね~。
最初に泊めた鈴音がちょっと甘いよね~。
なんて読んでいたけど、案外、同じ状況になったら・・・同じように泊めちゃうかも?
ま、そんな友達、周りには居ないから実際にはないけど、
どこかにこんな話、実際にありそう。
鈴音の心理が伝わって同じように困ったなぁ~という感情になってくる。
盗みをするとかの悪いことはしないんだけど、存在そのものが嫌悪に変わってくるかんじがよくわかる。
知り合いの男性から仕事まで紹介して貰ったのに、そのことがかえって混乱の元になるのも辛い。
その男性とは良い関係になるのか?と期待してたのに・・・。
最後は水絵の姉に連絡を取り、事態は収拾する。
早くからそうすればよかったのね?^^;
ラストは10年後のこと。
耕太くんが成長して鈴音を訪ねて来た場面は、ちょっとホッとした。
水絵はどんな10年を過ごしたんだろうか?とちょっと気になるけど・・・・・。
★★★
林真理子が挑んだ小説源氏物語ついに完結!
恋愛小説の神様・林真理子が世界最古にして最高の恋愛小説『源氏物語』に挑んだ話題作がいよいよ完結します。第三巻は「空の章」と題し、愛人たちを住まわせる六条院を完成させ、さらには、政治的にも栄華を極めた光源氏の人生を、怨念の女性、六条御息所が語り尽くします。「私の名をどうか聞いてくださいますな」という名文ではじまった小説源氏物語はどんなラストを迎えるのか? そして、林真理子は紫式部が描いた千年前の恋愛をどう描ききったのか? 林真理子ファン、源氏物語ファンならずとも必読の小説源氏物語完結編です。
(小学館HPより)
生霊となり、愛しい光源氏の最期までを見届けた女の執念には哀しいものがあった。
今まで「一、光の章」 「二、華の章」と読んで来たけれど
、相変わらずの自己満足の行いぶりの源氏には呆れるやら・・・。
しかし、いくら光源氏でも老いが忍び、手に入らなかった女性も。
老いが来てもなおそれに抗いもがく源氏は滑稽。
そんな姿を御息所は冷ややかに見守り、最期のときまで見届けている。
冥界でもまた多くの女性が迎えるようで・・・
御息所はそんな場面も想像しながら自嘲ぎみに退いていくラストはなんだか哀しく切ない。
これは一人の女性の視点から描いた源氏ものがたりでしたが
ちゃんと一度源氏物語を読んでみたいな・・・・。
読み応えは十分でした!
★★★★
小太刀の名手である紀江は、藤倉勝之進を婿に迎えるが、かつて思いを寄せていた三和十之介への募る思いを消し去ることはできなかった。やがて、父の死をきっかけに夫が自分を避け始めるが、それは自らの業の深さゆえと自分を責めるしかなかった。しかし、ある朝、何者かに斬られ、血まみれとなった勝之進が告げたのは、藩内に蠢く禍々しい策謀の真実だった! 今さらながら夫への献身を誓い、小太刀を手にした紀江だが……。男女の悲哀を描く、感動の時代小説。
(朝日新聞出版HPより)
主人公の紀江の一生が、なんだか哀しい。
勝之進の妻となっても、かつて許婚だった十之助のことが忘れられない紀江。
勝之進が気の毒になる。
紀江自身もそのことを申し訳なく思い、子どもでも出来れば・・・・と思うが
娘は3歳で病死してしまい、続いて父も亡くなる。
しかし、父親の死には隠された真相があり、そのことを知っていた夫・勝之進はひとりでその真相を追っていた。
そして父親と同じく命を狙われ瀕死状態になる。
夫の成し遂げられなかったことを引き継ぐ紀江。
そして、その先で十之助と対峙することになってしまう。
かつての想いを重ねた二人が太刀を振るって本気の勝負。
この場面はハラハラドキドキ。
そして・・・・・・
ラストは哀しい。
やっと夫のことを愛しく感じたところなのに・・・・・。
気づくのが遅いよ~(;O;)
哀しく美しいお話でした。
★★★★
いじめを受け、ひきこもりだった麻生人生。
蓼科でひとりぐらしを続ける人生の祖母、中村真麻。
対人恐怖症の中村つぼみ。田んぼから三人は前を向いて歩み始めた-----。
収穫のとき、それぞれの心にぬくもりが実る。
山本周五郎賞受賞作家が描く、感動の成長小説
(徳間書店HPより)
24歳でひきこもりだった麻生人生と
対人恐怖症だった21歳の中村つぼみ。
二人は血のつながりのない兄妹だった!
人生が小学校6年生のときに両親は離婚。
その後、父親は再婚し、その再婚相手の連れ子がつぼみ。
父親の母・中村真朝からの手紙をそれぞれが見て父親の実家である長野県茅野市へ。
初めて顔を合わせた人生とつぼみはお互いが真朝の孫だとは知らずに衝突。
しかし、やがて意気投合。
しかし、祖母・真朝は、認知症で人に関する記憶を無くしてしまっていた。
それでも三人は共に生活することになる。
マ-サおばあちゃんが素敵♪
人生とつぼみは、祖母が米作りをしていた1反の田んぼを耕し、祖母がやっていたという昔ながらの米作りに挑戦する。米作りの素人に知恵と力を貸すのは、村の大人達。
みんなが協力してひとつの作業を黙々とこなす。
米づくりって皆、昔はこんな風にやっていたのかな?
最初は人生が受けたいじめの凄惨なシ-ンで暗い気持ちになったけど、
勇気を出して一歩踏み出したことにより、新しい人間関係が生まれ、どんどん前向きになっていく人生の成長ぶりを読むのは気持ちよかった。
トントン拍子に上手く行きすぎなかんじもあるけど、こうなってくれたらいいなぁ~と読みながら期待していたその通りになるから嬉しかった!!
そして、ラストの場面では、ジ~ン。
真朝おばあちゃんの手紙の真相・・・・・泣けた!
文句なしの感動作でした!
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
