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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2015年1月

戦時下に空襲に遭い、以来いつも怯えているナイーブすぎる祖父・寛太から、真は旅に同行するよう誘われた。どうしても今、寛太が会わなくてはならない人とは。語られる、せつなく悲しい愛の物語。寛太が自転車で、旅に出た本当の理由。著者の大ヒット作『いま、会いにゆきます』から12年、著者が描きたかった真の愛のかたちが、今ここに。

                  (朝日新聞社出版HPより)





大沢真(23歳)が祖父・寛太の思い出を巡る旅に同行する話。

真の恋人・野川麻美も一緒に・・・。

祖父の寛太の思い出話がいい。
祖父の恋バナなんだけど、本当に純愛。
真の祖母の名前が、最初からわかるので祖父の初恋は実ったんだと
知ったうえで読めるので、途中の切ない別れも、この後、どうやって再び
共に暮らすようになっていくんだろう?と楽しみながら読めたかんじ。


『いま、会いにゆきます』と似たような雰囲気。
切ないけれど、温かい。
ジ~ンと胸を打つような言葉も沢山ありました!

こんな風に想った人と共に生活出来て、今もず~っとその時の気持ちを
忘れずに誰よりも愛おしい存在と思えるなんて、ちょっと憧れちゃうな~。

真も麻美と同じような気持ちを持ち続けていけるといいな。


                         ★★★★★
 
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発行年月:2014年10月


 真実を暴くのは? 権力か、それとも人智か すべては死刑囚の自殺から始まった…。
『 どんでん返し』の帝王が「冤罪」に挑む。
社会派ミステリーと、本格ミステリーの奇跡の 融合。

                   (文藝春秋HPより)




冤罪って、こうして起きるのか?

なんとも恐ろしい。
無実を叫んでもその声は届かず、偽りの証拠によって殺人犯に仕立てられた
男の無念を思うと堪らない。

そんな冤罪に加担してしまったことに気付き絶望した刑事・渡瀬。
彼は自分のなかの正義に従い、全てを敵にまわしても告発することに決める。
その決断は凄い!

そしてその決断を後押ししてくれたのが、来年、退官が決まっている
高遠寺静。
この名前どこかで聞いたことあるなぁ~と思ったら以前の中山氏の作品
「静おばあちゃんにおまかせ」の裁判官の静さんでした~!
前の作品の人が登場はなんだか嬉しい♪
静さんは、やはり素晴らしい人でした!

自分の保身より正しいことを優先する姿は、こういう職業に就く人たちには
大切なこと。


ラスト亡くなった静さんの墓前で、渡瀬が静さんの孫の円さんと会話する
場面も良かったなぁ~。
今度は円さんの活躍する話が読めるといいな。


                         ★★★★
 


発行年月:2012年12月

 

この街でなら、明日が変わる。
海が見える市立図書館で働く20、30代の4人の男女を、誰も書けない筆致で紡ぐ傑作連作中編集。

一年あれば、奇跡も起きる。

●「マメルリハ」……7月、僕の変わらない日常に異変が起きた。
●「ハナビ」……11月、私のまわりで違う何かが起きている。
●「金魚すくい」……2月、俺はまた理解されずに、彼女を待つ。
●「肉食うさぎ」……5月、わたしの誕生日を祝う人がいる街で。

                      (講談社HPより)




とある市立図書館で働く人たちの物語。

主人公が代わりながら連作形式で進む・


<マメルリハ>
図書館司書の本田31歳(男)。
インコのマメルリハと暮らしている。
毎日何んら変わらぬ日常に、新しく派遣職員として来た鈴木春香の存在が
彼の日常を変えていく。


<ハナビ>
図書館司書の日野25歳(女)。
花火大会のとき、先輩の本田が亀すくいですくってくれた亀をハナビと名付けて
飼っている。
本田に好意を抱くが本田は自分に恋愛感情はなさそう?


<金魚すくい>
本田と同期の松田。
図書館と併設する児童館の職員として働く。
女子中学生を恋愛対象として特別な感情を抱いているが、本田以外はそのことを
知らない。


<肉食うさぎ>
図書館の派遣職員の鈴木春香25歳。
うさぎのデニーロと住んでいる。
アイドル並みの容姿。
デニーロを売っていた男と以前付き合いDVに悩まされて逃げてきた。
図書館での契約は1年。


4人の男女のそれぞれのこと。
それぞれの人間関係の絡みが面白かった。
本田と春香は、相思相愛に徐々に展開していくのが読んでいて楽しかったけれど
日野と松田の関係は、どうなんだろ?
松田は急に辞職したというけれど、その後、どうしているのやら???
過去に起きたことも何やら深刻で、一番、今後のことが心配な松田の
その後が分からず仕舞いというのがちょっと不満だな~。


もしかして続編ありってこと?
でも、これ2012年発刊なんだよね。
その間続編らしきものはないかんじだしなぁ~。


                           ★★★




発行年月:2014年7月(単行本2013年1月)


近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー

「ペット」をモチーフに短編を一作書いていただけませんか? 愛犬家としても知られる作家・近藤史恵氏が「この方のペット小説を読んでみたい」と思った作家に執筆を依頼。盛り沢山な作品が揃いました。登場するのは犬、猫から爬虫類、鳥まで、中身も涙なくしては読めない作品から爆笑必至の作品までと、多種多彩。小説のなかで、生き物と寄り添ってみてください。

我孫子武丸井上夢人大倉崇裕大崎梢太田忠司近藤史恵柄刀一汀こるもの皆川博子森奈津子

                    (光文社文庫HPより)




列車の移動中に何か読む本を探そうと、本屋に立ち寄り購入♪

楽しいコラボ作品で移動時間中、有意義な時間が過ごせました(^^)

初めて読んだ作家さんの作品もなかなか良かった!


猫好きのわたしとしては、「ネコの時間」がやはり一番ジ~ンと来ました。
ネコを飼ったことのある方なら共感することばかりじゃないかな。


                          ★★★★★

 




発行年月:2014年11月
思い通りにならない毎日、
言葉にできない本音。
それでも、一緒に歩んでいく

『ふがいない僕は空を見た』の実力派が、ごく普通の家庭の生々しい現実を強烈にえぐり出した、珠玉の連作集。


                   (角川書店HPより)



5つの短編集。


<ちらめくポーチュラカ>
人から見たら絵に描いたような幸せな暮らしをしている。
けれど、中学時代、親友だと思っていた人がイジメの首謀者だと気づいた過去が
いまの幼稚園に通う息子のママ友との付き合いを臆病にさせている。


<サボテンの咆哮>
仕事が好きな妻は結婚後も仕事を続けていた。
けれど、息子を出産後、産後うつになり仕事を退職。実家の仕事を手伝う。
息子と妻は実家へ向かう日々。息子は自分にだけ懐かない気がする。


<ゲンノショウコ>
社宅で夫と幼稚園に通う娘と暮らしている。
妹が知的障害時だったため、自分が感じていた不安感。
娘は障害が今のところない様子だけど、本当にこのままふつうに育つのか?


<砂のないテラリウム>
妻と4歳の娘と暮らしている。
妻は子どもが生まれてからは、自分には全く興味がないよう。
なりゆきで参加した合コンで27歳の女性と知り合い、結婚していることを
秘密に付き合うが・・・


<かをけきサンカヨウ>
3歳のとき、母は家を出た。
高校生になったとき、父が再婚することに。
夫と死別し女の子がいる女性が家で一緒に暮らすことになる。



それぞれの家庭には、それぞれの事情があり、そんな生活のなかで
いろいろ思いを抱きながら誰にも言えない本音に苦しむ人たちの
リアルな日常が描かれていて胸が痛くなる部分も多かった。

 しかし、最後は前を向いて歩き出す希望のある結末で、
「ああ~よかった」とホッとしながら次のお話へと進むかんじで
最後まで楽しみました。


表題の「水やりはいつも深夜だけど」の意味もなんとなく理解できた。
表紙の女の子の思い詰めたような表情が印象的です。
が・・・彼女もきっと水をもらって元気になるでしょう。


                      ★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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