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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2014年10月


 
大学の研究室に置かれた、あやしい“タイムマシン”。
美歩は、中学生の自分にある大切なことを伝えるため、
半信半疑で乗り込むが…(「過去ミライ」)。
ほか全7編、注目の若手実力派が贈る青春SF短編集。
                   (集英社HPより)


7つのSF短編集。
タイムマシンとかロボットとか日常的にある世界の話。

<過去ミライ>
仙台の大学生・西村美歩は、平沼教授(37歳)の持っている
タイムマシンで過去へ。
東京の大学に通う恋人のあゆむに告白する作戦。
自分が付き合う前にほかの女子と付き合っていたのが悔しいからという
何とも馬鹿げた理由が笑える^m^


<熱いイシ>
念願のカフェを開いたフミと宏文。
二人は同棲中。カフェを仕切るのは主にフミ。
宏文はフミにカフェをまかせて自分は雑貨を買い集めるのに忙しい。
愛情が冷めたかな?とやや不安になるフミに常連客の田中君が
不思議な石を持って来てフミに握らせ、その後、宏文にも同じように
握らせると・・・・
ちょっとホンワカ。田中くんは恋のキューピット。


<自由ジカン>
子どもの頃から念力が使える中学二年生の少女。
その力を知っているのは、家族と幼なじみのショウジのみ。
けれど、ある日、テレビ出演すると決める。
ここで最初の話に出てきた平沼教授登場。
テレビ出演時に「気をつけて」とアドバイス。


<瞬間イドウ>
32歳の独身女子の一瀬。
給湯器から万里の長城。エレベーターからパリ。満員電車からニューヨークと
瞬間移動。
最後のオチ・・・移動はしない、異動願いを出す!


<友達バッジ>
小学3年生のサトシ。友達の哲ちゃんと遊ぶ日々。
いじめっこの石井君と久保君に時々二人共、虐められる。
そんなある日、家の向かいに住む田中くん(30歳)が友達バッジをくれる。
付けて行った翌日、いじこめっこの二人が「一緒に学校に行こう」と誘って
くれて、遊びにも誘ってくれる。そして哲ちゃん虐めも一緒にしてしまう。
サトシは良い子だな。
自分の過ちにすぐ気づいて。


<恋人ロボット>
東京の大学生のあゆむの友だちたちは最近、流行の家庭型ロボットを
恋人代わりに
学校内でも連れ歩いている。
自分には、仙台に恋人の美歩がいるけれど、
友達の薦めでロボット(アイちゃん)を購入。
美歩には気を遣うけれどアイちゃんには料理の味付けにも文句が言える。
スケジュール管理も任せられる。
便利で可愛いアイちゃんより、やっぱり美歩の方が好きと
気づいて良かった~。


<惚れグスリ>
田中君は長谷川さん(職場の同期)に好意を抱くが、
長谷川さんは友達扱いのまま。
惚れグスリでもあればなぁ~と馴染みのカフェで言ったら、
カフェの主・宏文さんが
「あるよ」とくれた。
<熱いイシ>で登場のカフェの二人が結婚して、
フミさんのお腹には赤ちゃんとい
う展開は嬉しい♪
田中くんの恋も実りそうで、良かった。
ここで、小学生のサトシと哲ちゃんの様子もちょっとわかる。
二人は良き友であり続けるんでしょう。
楽しい短編集でした♪
                         ★★★
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発行年月:2014年12月


 素材にこだわり、手間ひまをおしまない美味しいサンドイッチと滋味深いスープ……。編集者を辞めて、自分らしいお店をはじめたアキコは、愛猫たろちゃんを亡くした悲しみを抱えつつも、体育会系で気もちのいいしまちゃんと周りの温かい応援のもとがんばっています!! 「ほんとうの豊かな人生とは何か!?」を問う、心温かな長篇小説。

                    (角川春樹事務所HPより)




待ってました!

「パンとスープとネコ日和」の続編!

サンドイッチと日替わりのスープのお店のお話。
店主のアキコさんと従業員のしまちゃん。
二人の会話が、すごくほんわかした雰囲気で好き。

アキコさんは可愛がっていたネコのたろちゃんを亡くして、その哀しみは
癒えないまま。
一人になると、つい涙してしまうシーンは、愛猫を亡くした経験のある人なら
一緒になって哀しくなる(わたしも同様)。

すぐそばの喫茶店のママが毎日のように店を訪ねて会話する様子も楽しい。


何が重大なことが起きるわけでもないのに、読んでいて心地いい。

最後は嬉しい福が来ましたね!!(=^・^=)

続編がまた楽しみな作品です♪


                         ★★★★



発行年月:2014年11月


 捜査一課に戻るなら、あの仲間たちを呼び戻したい。

池袋署強行犯捜査係担当係長・姫川玲子。所轄に異動したことで、扱う事件の幅は拡がった。行方不明の暴力団関係者。巧妙に正体を隠す詐欺犯。売春疑惑。路上での刺殺事件……。終わることのない事件捜査の日々のなか、玲子は、本部復帰のチャンスを掴む。気になるのは、あの頃の仲間たちのうち、誰を引っ張り上げられるのか──。


                  (光文社HPより)




短編連作のかたちで進む。


過去の事件を振り返りながら、新たに知る情報があって、面白かった。
ストロベリーナイト事件で殉死した刑事・大塚真二。
彼の優しい人柄がわかるエピソード<女の敵>には、感動。

姫川玲子が警察官になる前の姿が書かれた<彼女のいたカフェ>も
良かったなぁ~。

表題作の<インデックス>は、行方不明になったヤクザの親分の事件を捜査する話で
姫川に熱烈アピールをし続ける井岡とのコンビが可笑しくもあるが
仕事がしっかりする井岡の姿は恰好いい。

そして、念願の本部復帰が現実になる<お裾分け>。

後ろ二つ<夢の中>と<闇の色>は同じ事件。
ネグレクトによる哀しい事件。


本部復帰で、新生姫川班始動!
最後に、嬉しいあの男・菊田が登場~♪
玲子との会話は、なんだかいいなぁ~。
強い玲子が可愛くなるかんじで・・・・。
ああ、でも菊田、結婚したんだね~。ちょっと残念だ。
でも、今まで通り、職場で良きパートナーとなるには、これで良かった!

次は玲子と菊田が事件解決していく話が読めるのかな?


                         ★★★★★



発行年月:2014年12月

咲子が訪れたのは、メキシコを代表する建築家、ルイス・バラガンの邸。かつてのビジネスパートナー、青柳君が見たがっていた建物。いっしょにいるつもりになって、一人でやって来たのだ。咲子が大手都市開発企業に勤めていたころ、とあるプロジェクトで、設計士の彼と出会った。その後二人とも独立して、都市開発建築事務所を共同で立ち上げたが、5年前に彼は鹿児島へ引っ越していった。彼はそのちょっと前に目を患っていた。久しぶりに会った彼の視力は失われようとしていた。青柳君の視力があるうちに、けど彼の代わりに、咲子はバラガン邸の中に足を踏み入れた。──『皿の上の孤独』を含む、六つの小さな幸福を描いた短編集。

                      (講談社HPより)



6つの短編集。

主人公は共に女性。

<最後の伝言>
73歳の母の葬儀。
喪主の父がなかなか現れない。
色男だというほかは何もいいところがない父親。

おかあさんには、そんな父親でも最愛の人だったんだな・・。



<月夜のアボカド>
アートコーディネーターのマナミ。
仕事で知り合った69歳のアマンダの友人で79歳のエスターとも親しくなる。
エスターはメキシコ移民でロサンゼルス在住。
メキシカン料理が抜群に上手で、その料理を食べるのが楽しみ。

アボガドのデップ美味しそう~。
家の庭にアボカドの木があるなんて!
年の離れた友人というのも楽しそう♪



<無用の人>
両親は熟年離婚している。
その父親から死後1か月後に「誕生日の贈り物」と書かれた宅配便が届き
中には鍵が。
差出人住所に向かいその鍵で部屋のなかに入る。

素敵な贈り物。
生前にもっと会って語り合えたら良かったのに・・・・
ちょっとしんみり。




<緑陰のマナ>
インターネット上で知り合った在日トルコ人のエミネさんとイスタンブールを一緒に
行く。
トルコの文化をいろいろ教えて貰いながらの旅。
亡くなった母の漬けた梅干しを食べる。
「あなたを今日までずっと守ってくれたまるで神様の与えたもうた食べ物(マナ)」と。

母の漬けた梅干しかぁ~。
そういえば、家にもあるな。
そうか、食べられなくなるときがいつか来るんだと思ったらちょっとジンと来た。



<浪打ち際のふたり>
46歳で共に独身の浜口喜美(ハグ)と長良妙子(ナガラ)。
二人で波打ち際ギリギリに建っている宿に泊まる旅をする。
喜美は1人暮らしの母が認知症になったことを気に病んでいた。

友と美味しいものを食べて綺麗な景色を見て、本音の話をする。
それが大きな今後前に進む活力になるんだな。



<皿の上の孤独>
月夜のアボカドのマナミの友人・野中咲子(48歳)が憧れの建築家・ルイス・バラガの
邸宅を見たくてメキシコシティを訪ねる。

かつてのビジネスパートナーであり友人でもある青柳透とのこと。
男女の関係とは違うお互いが大切に思うこんな関係は素敵だ。
 

この表題は素敵だと思う。
誰もが誰かの大切な人なんだと思う。



                           ★★★★



発行年月:2014年10月

アッコ女史ふたたび! 大人気の「ランチのアッコちゃん」に、待望の続編が登場!! 澤田三智子は高潮物産の契約社員として、シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、会議は停滞してうまくいかない。そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんであった。またもやアッコさんの底知れぬ力をまざまざと見せつけられる三智子であった――表題作ほか、「メトロのアッコちゃん」などを含む全4編。

                   (双葉社HPより)


ランチのアッコちゃんの続編。
黒川敦子女史のモーレツぶりが気持ちいい。


4編からなるけれど、アッコさん登場は前2つのみ。

<3時のアッコちゃん>
アッコさんの元部下・澤田三智子は、会社の会議にお茶の用意をしている。
アッコさんが、そのお茶の用意を自分の勤める「東京ポトフ&スムージー」に
任せて欲しいという。
そして会議は1週間(月~金)、毎日午後の3時から30分間だけとアッコ女史の
アドバイスに従う。

出されるメニューが美味しそ♪
月曜日・・・アールグレイ、ショートブレッド
火曜日・・・きゅうりのサンドイッチ、ダージリン
水曜日・・・ビクトリアケーキ、ウバ
木曜日・・・スコーン(チーズ、クリーム、数種のジャム)、アッサム
金曜日・・・シャンパン、クリスマスプディング


<メトロのアッコちゃん>
駅のホームでスムージー販売のアッコ女史。
仕事に行くのが憂鬱で仕方ない榎本明海(27歳)をみつけ、無料で
スムージーを飲ませる。
そして、次の日もまた次の日も・・。

最初は迷惑がっていた明海も仕事に対する気持ちを変えていく。

<シュシュと猪>
変わった題名だなぁ~と思ったけれど、猪もシュシュもちゃんと重要な存在として
登場してました!
え?六甲種周辺って猪が普通に街に現れるの?



<梅田駅ワンダーワールド>
東京から大阪の会社に就職の面接に来た若林佐江。
大阪駅を降りた地下で迷い、面接会場には遅刻。
その場で採用はなしになる。

こういう子が会社にとっては重要な人材になるのになぁ~。
世間ってなんだか理不尽だな。

でも拾う神あり!!
この子のその後の話が読みたいなぁ~。と思った。


アッという間に読了。
そして、今回も楽しかった。
アッコさんのお店も繁盛している様子が後ろ2つのお話から想像出来て
また何やら続編ありそうかな?


                          ★★★
 
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

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