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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2014年12月


 私は書きたい。夫であった「彼」のことを。
老作家・藤田杉のもとにある日届いた訃報― ―
それはかつての夫、畑中辰彦のものだった。
杉は回想の中にあらためて辰彦の姿を 探す…。

                   (文藝春秋HPより)



久しぶりに愛子さんの本を読んだ。
もう90歳を超えられたんだ~。
それにしてもこんな長編を書けるなんて、やはり凄い。
老作家・藤田杉は、愛子さん自身のことですね。
元夫だった作家とは、15年間一緒に暮らし、その後別れていますが
全く音信不通だったわけではない様子。

確かに、夫・畑中辰彦は、不可解な人。
悪い人でないのは、よくわかりますが、こんな人を夫にしたら共倒れしそう。


夫を介して知り合った人たちがまた、皆、可笑しい人たち。
他人であるから、気楽に楽しめるけれど、入れ替わりこういう人たちが訪ねて
来たら疲れちゃうなぁ~^^;
この人たちも名前は変えていても実在した人物たちなんでしょうね。


最後のあとがきに、たぶん最後の小説なんてことを書かれていましたが
まだまだ書いて欲しいな。


                           ★★★
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発行年月:2015年1月


ずっと幸せなカップルなんていない

すべての大人におくる恋愛短編集

                   (文藝春秋(文庫)HPより)


この帯文がいいですね~^m^

ひとつひとつの話は短く、次はどんなカップルの話?と期待しながら
次の話に移れました。

なんてことない男女の付き合いを書いているんだけど、面白い。
ああ、そういう気持ち、若い時ならあったかも~とか
ああ、そういう子、いたいた!なんて思い出したり
とても楽しく読めました♪


角田さんの文章は、スルスルと読めていい。


                         ★★★



行年月:2013年1月


 寄せては返す波のような欲望に身を任せ、どうしようもない淋しさを
封じ込めようとする男と女。
安らぎを切望しながら寄るべなくさまよう孤独な魂のありようを、
北海道の風景に託して叙情豊かに謳いあげる。

(本書は2009年刊行の『恋肌』を改題のうえ大幅な加筆・修正を
ほどこし、新たに未発表作品「風の女」を加えて文庫化したものです/角川文庫HPより)




7編の短編集。
どの話も独特な閉塞感をはらんでいる。
主人公たちが置かれた環境は、その同じ立場にもし自分が立たされたら・・・と
想像するだけで鳥肌が立ちそう(^^;


「プリズム」が一番、嫌な話だったなあ~。
殺された大学生が気に毒過ぎるよ~(ノД`)・゜・。
他の話に出てくる女性たちには、がんばって!と言いたいけれど
「プリズム」の仁美には、違う感情を抱いた。



しかし、桜木さんの書く物語って、どうしてこんなに切ないんだろ?
北海道は行ったことないけれど、こういう雰囲気は北国が似合うんだろうな。


                             ★★★



発行年月:2014年1月(単行本:1995年)

母と娘、嘘と不安。繊細な心が求めるものとは--。


ひっそり暮らす不思議な女性に惹かれる大学生の鉄男。

しかし次第に、他人とうまくつきあえない不安定な彼女に、
疑問を募らせていき--。
家族、そして母娘の関係に潜む闇を描いた傑作長篇小説。


                    (角川文庫HPより)




暗くて重たい家族の話で、嫌な気分になってきました。
けれど、物語の結末が知りたくて、一気読み。

同じような状況に自分がいたら辛くて読めないかも。


主人公のさとるは24歳。
妹のみつるは天真爛漫で自分の思い通りの行動をするのに、姉のさとるは
家族のなかで絶対的、主導権を握る母親に文句も言わずに従う。

この母親は異常だ。
病んでいる。

さとるの恋人で大学生の鉄男が救世主となるのか?と期待して読んだ。

文中で登場する告白文のような語り主は誰か?ずっと気になっていたけれど
途中でわかったときには、衝撃的で、鉄男はこの家族と離れた方がいいんじゃない?
と考えが変わった。
鉄男がこの後、不幸にならないことを祈ろう。



                            ★★★




発行年月:2004年5月(本書は2001年5月に刊行された単行本に書き下ろしを
加え文庫化したもの)

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。 瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟にように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変わっていき…。 透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬見せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。 

                       (角川文庫HPより)



ちょっと多田便利屋の二人のようなかんじ。

本田真志喜と瀬名垣太一。
でも少し怪しい雰囲気もあるんだけれど・・・・。

二人は特殊な世界で幼いときから生きてきた。
古書の世界って、よくわからないけれど、お客の元に出向いて
本の査定をして引き取り、またそれを売るという商売。

ふたりは、真志喜の祖父・本田翁に目をかけられる。
真志喜の父親はそんな様子を見て、自分の居場所がないと姿を消す。

そんな父親と再会し、とある蔵の蔵書を査定し合う。
依頼主は夫が亡くなったため、その蔵書をどちらかの古書店に売りたいという未亡人と
その親族。
査定合戦に加えて、1冊だけ手元に残すとしたらどの本が良いか選んで欲しいという注文。

ここでも敗れた父親。
ちょっと哀れだったなぁ~(^^;
 

二人の今後の話も読めるといいんだけれど、もう書かないのかな?


                           ★★★★
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