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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2015年2月


 男は抗い、女はたゆたう。

「生まれてから死ぬまでの『時間』。死に向かって生き続けるための哲学。この10年間、私はそればかりを考えて書いてきました」(著者)

義母の葬式で、男が思い浮かべた“女”の姿は――。
生と死、愛と性、男と女を見つめ続けた珠玉の8篇。

小池真理子の新たな到達点。9年越しの最新作品集。

                     (講談社HPより)





男は抗い・・・はなんとなくわかるのですが・・・・

女はたゆたう・・・??と思い調べました。

たゆたう・・漢字だと「揺蕩う」・・・こうすると意味がちょっとわかりますね~。
ゆらゆらと揺れ動いて定まらないことだとか。

なりほど・・・・この短編集の男と女は、そんなかんじの男女を描いていました。


<過ぎし者の標>
母の再婚相手の弟で映画監督の42歳の久爾夫と27歳で知り合った美貴。
久爾夫に憧れに気持ちを抱き二人で会うことに楽しみを覚えるが・・・


<つづれ織り>
父が他の女と一緒になりたいと言い離婚を受け入れた母。
わたしと兄は母と共に借家暮らしを始める。
母はそこの家主の息子・大学生と関係を持つ。


<落花生を食べる女>
父のつくる雑誌の専属モデルだった、あかり。
今は70歳だがどこか妖艶。あかりのことが始終頭から離れない。


<修羅のあとさき>
恋人と別れ苑子と親しくなったが、再び元恋人と付き合い始め、妊娠を機に結婚する
ことになる。
苑子に別れを告げ承諾してくれたが、その後、精神に異常を来たす。
20年ぶりで苑子に会いに行くと苑子の母と約束し会いに行く。


<常夜>
かつて夫だった人の死を知り、その姉に連絡を取り、お線香をあげさせてもらう
ために訪ねる。


<テンと月>
夫の夢に付き合い、ペンション経営を始めた。
暫くして経営が上手くいかなくなり、夫も急死。
自分もこの地を離れようと引っ越しの支度を始める。


<千日のマリア>
妻の母・美千代が亡くなった。
美千代との関係は、妻には話せないこと。


<凪の光>
57歳の智美は老人ホームでヘルパーとして働いている。
離婚後10年。
ある日、入所者の息子夫婦が訪ねて来た。その夫婦は自分の同級生だった。



表題作の<千日のマリア>は、話としては嫌な話だったなあ~。
妻の母親・美千代と関係を持つ夫・秀平・・・・気持ち悪い(;O;)
美千代は、きっと自分の娘のために黙って受け入れ、その秘密を墓場まで持って
行ったんでしょう。
本当に不憫でならない。
これからは良き夫、良き父親として生きて欲しい!


色々な男女の関係。
どれも興味深く読んだ。


                           ★★★★

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発行年月:2014年11月


 マラリア、狂犬病、鳥インフルエンザ――
海外から襲いくる感染症に、検疫官・西條亜矢が体を張って立ち向かう。
衝撃の医療サスペンス!

                   (PHP文庫HPより)




空港内にある検疫所分室。

そこで海外から侵入しようとする感染源を食い止めるために働く検察官たちの
奮闘ぶりが描かれている。

医師の西條亜矢(37歳)が、ボス。
その部下で配属されたばかりの新人看護師の東出祐助。
医大で感染症教室助教授を務める瓦田平太郎は、亜矢の大学時代の同級生。
ほかには、新聞記者で感染症担当の下田雄史などが主な登場人物。


4つの章でそれぞれ、マラリア、炭疽菌、狂犬病、鳥インフルエンザの感染拡大を
水際で阻止する亜矢たちの様子が描かれている。

亜矢の政府の隠蔽工作を嫌い、独断で大胆な封じこめを行う様子はスカッとする。
同じ現場に居たら、やや厄介な人物だけれど、こういう方法でも
結果的に感染拡大を封じこめたという成果が得られるのなら止む終えないでしょう。


著者の作品は、社会に警告する内容が多いので、反論もあるかも?
ですが、これからもこんな作品を読ませて欲しい。

思ったより看護師の青山君の活躍が少なかったなぁ~。
続編もありそうなので、もう少し青山くんの出番があるといいと期待。


いつも思うのですが・・・仙川さんの本の表紙ちょっとリアルで怖いです^^;


                            ★★★



発行年月:2015年2月


 僕の尊敬する常に完璧な父親が、百合の花を買いに出かけて事故死した。2年前に母親を亡くして以来、父と二人きりで仲良く暮らしてきた大学生の息子・在は、几帳面な字で書かれた父親の驚くべき遺言を手にした。「父さん、あなたは嘘つきだったのか――?」そして事故の夜、一本の百合を持った少女が在の前に現れる。彼女はすぐに姿を消したものの、父の遺品のアルバムの中で少女と似た女性を見つけて……。徐々に明かされていく父親の過去は、僕の想像を超えた残酷なものであったが、それは大切な人を必死に守るためだった――。慈悲の心に満ちた者たちを、瑞々しい筆致で描ききった書き下ろし長篇小説。

                  (角川春樹事務所HPより)




遠田さんの描く物語はいつもその世界のなかに引きこまれるので今回も期待
していました。
そして、やはり期待を裏切らない展開で、最後まで頁を捲る手が止まらない。


主人公は大学生の片瀬在(ある)。
2年前に母が病死した後は、設計事務所に勤める父との二人暮らし。
食事の支度も協力し合い、やっと二人の生活を楽しめるようにもなってきた矢先
父親が突然の交通事故死。
その日、家の前にいたセーラー服姿の高校生が、やがて、在にとって
重要な人物となっていく。


いつも隙のない恰好で、友人にも「俳優みたいな父親だな」と言われた父・片瀬和彦。
家のなかでも快活で優しく愛嬌たっぷりの笑顔を絶やさない憧れの存在のような
父親だった。
けれど、父が生前は「秘密基地だから勝手に入らないように」と言っていた
書斎の片づけをしていて、どんどん不可解なものを発見していく在。

そして、段々と明かされる父の秘密。

ドキドキしながら読み進めました。
次第に片瀬和彦の高校時代の話になっていき・・・
息子として知るにはとても複雑な思いにさせられる真実。

在の気持ちに共感しながら、読み進めました。

どういうラストになるのやら?
と思っていましたが、納得出来る終わり方で、ホッ。


真実を知っても和彦のことを許せないと思わない在の人柄にも好感が持てました。
読む人によっては、和彦を許せないと感じる人もいるかもしれないけれど・・・。


表紙の絵はダヴィンチの「受胎告知」。
百合の花もそこに描かれていて、表題の「お葬式」とインパクト大で
本を手に取った時から謎だらけでしたが、
なるほど・・・読むとこの絵の装幀の意味がわかります。


次回作も大いに期待したい作家さんです!!


                          ★★★★★



発行年月:2015年1月

2010年子猫をもらい受け、最初はおずおずと戸惑いながら、愛猫の行動のいちいちに目をみはり、感動し、次第にトトのいない生活なんて考えられないほどに溺愛していく角田さんの、愛ダダ漏れの極上猫エッセイ。

                    (角川書店HPより)




犬派だと思っていた角田さんが、西原理恵子さんちで猫が生まれたら貰う

約束をして、約束通りに貰った仔猫がこの表紙写真のネコ・トト。

ご主人は猫を飼った経験ありということですが、角田さんは初めての体験。
戸惑いながら、段々と良き飼い主になっていく様子が微笑ましい♪
そして、トトちゃんが本当に可愛い!!

写真も豊富で、その1枚1枚が、癒してくれる。
テーブルの隅っこで寝ていて、頭が落ちながらの写真は笑っちゃう^m^

トトちゃん写真集を出せるくらいの可愛さだ~。


犬の写真集より猫の写真集の方が売れるという理由はなるほど!!
犬を飼っている人は自分の犬が好き。
猫を飼っている人は、世の中の猫が全部好き。
うんうん。わかる。
庭に入ってきて、落とし物をしていく猫はちょっと憎らしいけれど・・・^^;

猫好きで角田さんファンなら大満足の1冊ですね!!


                         ★★★★★
 



発行年月:2006年11月


 片瀬喬一(33歳)は原因不明の激ヤセ、異常な喉の渇き、倦怠感に悩まされていた。そして病院で知らされた衝撃の診断結果ー突然「糖尿病」と宣告された著者の実体験をもとに書かれた、世界初の闘病エンターテインメント小説。患者と予備軍を合わせ全国で2200万人もが闘っているというこの国民病のことを、もっとよく知りましょう。シュガーな人にも、ノンシュガーな人にもお勧め。

                     (世界文化社HPより)




本書は、2003年に突然「糖尿病宣告」された著者自身の体験に基づく。

と解説にあって、興味を覚えた。

看護師のわたしには、既に知っている情報ばかりだなぁ~と
最初は思っていたのですが。。。。。

え?2型から1型に遷移するってあるの?
それ以外の緩徐型進行Ⅰ型っていうのがあるの?

と新たに知った情報もあり、無知なわたしには勉強にもなりました^^;


著者の体験に基づくということで、本書は男性が主人公なので「?」と思い
調べたら瑞穂=女性と勝手に思っていたわたしですが
平山瑞穂さんは男性だということも判明!

いろいろビックリした1冊となりました。

でも奥様も病気のことを理解し、食事づくりなど協力を惜しまず
良い関係を築いているご夫婦の姿には、微笑ましさを感じました。

これからの作品も楽しみに読ませていただきます♪


                           ★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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