発行年月:2015年4月
『つむじ風食堂の夜』に連なる月舟町三部作の完結篇が開幕!
舞台は、小さな映画館〈月舟シネマ〉。
語りだすのは、ほら、いつもロビーにいる、彼。
BGMは優しい雨だれの音……。
(中央公論新社HPより)
月舟町のお話、完結編?
え~っ!
もっともっと読みたい月舟町の出来事あれこれ。
今回は、月舟シネマのご主人・直さんの飼っている犬・ジャンゴが語り。
犬目線の月舟町の面々のお話。
ジャンゴは呼び名がそれぞれ人によって変わる。
古本屋のご主人には、アンゴと呼ばれ・・・・
コンビニエンスストア勤務のタモツさんには、犬と呼ばれ・・・
シネマロビーの片隅で手作りパンを販売している初美さんには、ゴンと呼ばれる。
でも、みんなから愛されている、ジャンゴ。
ジャンゴには行ってみたい所が三か所ある。
・銭湯<月の湯>
・図書館
・喫茶店
表題のレインコートを着た犬の話は、元々はタモツさんが少しの雨なら濡れる方が
気持ちいいから傘はささないという話から、最近はレインコートを着た犬を見かける
けど、そんな犬になるなよとジャンゴに話す。
しかし、後日、タモツさんは入院したお姉さんの犬・メスの黒柴を預かったと
雨の日に黄色いレインコートを着せてくる。
ジャンゴはそれを見て・・・「言ってたことと違うんじゃないか?」と抗議の
意味を込めて興奮したら、「おまえもレインコートが欲しいのか?」と勘違いされて
水色のレインコートを買って貰うことに。
でも似合ってる・・・^m^
月舟町に行ってみたい!!
また、月舟町のみんなの様子が知りたい!
また何かの話のワンシーンでもいいから月舟町を書いて欲しいなぁ~。
★★★★★
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発行年月:2014年7月
「結婚おめでとう」虚ろな一言をなんとか書き終える。
サークルの同期が結婚するたびに行われるメッセージアルバム作りだ。
けれどカフェの店内に陣取る華やかな衣装に身を包んだ一団の中で、私は落ち着かない。だって、私は彩音から招待状をもらっていない。
他のみんなは式に呼ばれているのに、どうして私だけ……。
もうすぐ始まる、招かれていない結婚式に出席して、一体何をしようとしているのだろう――。(『届かない招待状』)
OL、ママ友、中高生……。さまざまな年代、立場の女性の友情に隠された想いを情感あふれる筆致で描ききる!
注目度ナンバーワンの新鋭が贈る連作ミステリ。
(東京創元社HPより)
短編集なのに、どれも内容が濃い!
凄いなぁ~、この作家さん!
<届かない招待状>
大学時代のサークルの親友の結婚式に自分だけ招待状が届かない。
悩みながら、招待状がないまま式に出席。
そして、その理由を知る。
<帰らない理由>
中学の同級生・くるみが交通事故死。
親友だった瑛子と、彼女の幼馴染で最近付き合い始めた僕が彼女の部屋に居る。
お互いがお互いを早く帰ればいいのに・・・・と思いながら。
<答えない子ども>
4歳の娘が描く絵を毎日、誉め写真に撮るのが日課。
ある日、アトリエ教室で知り合った、そうくんママの家を娘と訪ねる。
常々、そうくんママのガサツさが苦手だった。
家に帰ってきて娘の描いた絵がないことに気づき・・・
<願わない少女>
中学入学後に知り合った悠子は漫画家志望。
自分もそれに合わせるように漫画家志望と言ってしまうが、悠子は相談なく
漫画家の夢を捨てた。
<正しくない言葉>
老人ホームに夫婦で入居した澄江。
ある日、同じホームの親しい孝子の息子夫婦が何やら孝子のことを話しているのを
聞いてしまう。
どれも登場人物たちの心情が巧く表現されていて、ちょっと重苦しい状況も
最後は、丸く納まるという話たち。
特に最後の話は、これから迎える老年期を考えさせられたなぁ~。
ある程度、元気なうちに澄江夫婦のような選択をするのもいいか?とか
思ってしまった^^;
そこで、孝子みたいな友人が出来たら最高!
子どもに親として「年を取るのも悪くないわよ~」と示すことが出来る
親でずっと居られたら素敵だなとこの話を読んで思った。
★★★★★
発行年月:2015年4月
季節とともに移ろいゆく人生と料理。美しく彩られた食材と香りたつ恋愛――。姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。色艶に満ちた皿の数々と、それぞれの事情を抱えたアモーレども(罪深い味わいに満ちた男と女)を描く幸福な物語。
(角川春樹事務所HPより)
シェフの杏二は、女ったらしで好きじゃない。
誰にでも優しく声を掛けて、すぐ体の関係に至るって・・・^^;
そんなシェフを手伝う姉の偲には、浮ついた感じがなく好感が持てました。
だから、最後、沖縄に行くとなったときは、嬉しかった!
そちらのお店のお話も読んでみたいけれど・・・・そういう企画はないか?
誰にでも声を掛けてすぐ寝る杏二だけど、本当に愛している人は居ないのか?
度々、電話する「M」という女性が、謎でしたが・・・
最後に登場。
なるほど・・・・そういう関係でしたか?
と考えると、案外、いい加減なかんじの杏二も寂しい人なのかも。
レストランの常連客のそれぞれの日常を交えたお話で、美味しそうなものも
沢山登場で、女性には楽しめる物語かな?
井上さんってお料理に詳しいなぁ~。
初めて聞く料理名もあったけど、どれも食べたくなる^m^
★★★
発行年月:2013年11月
42歳で作家修業をはじめ、48歳で小説家デビューした、おばさんの奮闘記。
デビューのしかた、小説の書き方の極意もこっそり伝授!
(東京堂出版HPより)
いや~面白かった!
小説家としてデビューするまでも文章を書く仕事に関わっていなんですね~。
でも意外だったのは、ファッション誌というところ。
「an an」 「婦人画報」なんて誰でも知っている雑誌の編集に関わって
いたとは!
それを結婚を機会に辞めて、ご主人がアメリカの大学の職員になるため渡米し
7年間過ごした話も愉快だった。
日本語新聞を手づくりしたり・・・・。
やはり文章を書くことからは離れらえない人なんですね~。
静岡出身とは知っていましたが、最初は、川口市に暮らしていて
父親の仕事の都合で静岡市に引っ越し、以来、静岡育ちとか。
小学4年生の郷土の歴史の授業で明治維新の際、静岡に移住した旧幕臣の人たちの
ことを習い、歴史に興味を持たれたとか。
引っ越し先が静岡でよかった!と嬉しくなった(^^)
植松さんが小説の主人公にする人は、無名な人や名前は知っているけれど、
どういう人だったのかは知らないというひと。
それは「こんな人だったのか!」と読者に驚いて貰いたいからだとか。
わたしは毎回、驚かせて貰っています。
こんなに素晴らしい人だったのかぁ~とか、意外とユーモアのある人なんだなとか。
そして、男性を主主人公にする場合は
自殺をしなかった人 戦争をしなかった人 を基準に選ぶとか。
なるほど!
植松さんの考え方は共感出来ます!!
素敵な人だなぁ~とこのエッセイで知ることが出来て
まだまだ読んでいない本が沢山あるので、読んでいきたいなぁ~と思います。
★★★★★
発行年月:2010年10月
プールで見知らぬ女に声をかけられた。
昔、同じ団地の役員だったという。
気を許した隙に、三歳の娘が誘拐された(表題作)。
他、団地のダークな人間関係を鮮やかに描いた十の傑作ミステリ。
(幻冬舎文庫HPより)
永嶋さんと言えば、ダークな話。
人間の悪意とか書かせたら巧い作家さん。
これは少し前の作品ですが、短編集。
短編集は初めて読んだけれど、どれも面白かった。(後味悪い話多いけど・・・)
<インターフォン>
市営プールで声を親しげに名前を呼ばれ、以前同じ団地に住んでいたという。
その女に3歳の娘を誘拐された。
12歳の息子が心当たりがあるという。
<妹>
のろまな妹。
ある姉妹に利用される妹に気づいた姉。
<隣人>
何かと口実をつけては家に来る隣人の老女。
度々ある無言電話。
<団地妻>
ヒマな団地の主婦たちのいたづらについ乗ってしまう。
<非常階段>
3年前、団地の非常階段から飛び降り自殺した同級生。
<追い剥ぎ>
同じ団地内に住む怪しげな男についてあれこれ詮索する主婦たち。
<梅見月>
娘婿の様子に不審なものを感じて追跡する老齢の男。
が。。。不貞を働いていたのは娘の方だとわかる。
<小火>
幼いとき、いつも一緒に遊んでいた少女のことを思い出す。
遊びのひとつに異物混入ゲームがあった。
<花笑み>
子どもを死産してから夫との関係がぎくしゃくし、離婚。
夫には他所に女が出来、その女は妊娠。
母は少し前から難病を患い入院中。
今後のことを思い悩み・・・・
<迷子>
女房に逃げられ独り身になった男。
団地の消防委員の役を渋々受け入れた。
団地内の老人が行方不明になったと連絡を貰い、捜索に参加。
捜索のペアは、父親に代わり参加した大学生の男子。
嫌な重たい話が多いなかで、最後の話は、ちょっと新たな人間関係が
築けそうでいい感じ。
しかし、団地のなかのヒマな主婦たちのお喋りは、ロクなものじゃないなぁ~。
嫌だ嫌だ。
集合住宅には住みたくない。
★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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