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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2015年6月


 実在する航空自衛隊機動衛生隊の医療チームと輸送機の機長を描くヒューマン・サスペンス。空飛ぶICUと呼ばれる世界有数の装備を大型輸送機に積み込み、緊急を要する患者を遠隔地に運ぶのが任務。スタッフの医官、救命士は患者のために、機長は医官のために全力を上げる。高度1万メートルで起きた緊急事態。限られた時間。襲いかかるプレッシャー。医官と機長が連携プレーで、預かった命を守る。

                   (徳間書店)



今回は、航空自衛隊の航空機衛生隊のお話。
北海道から、患者を日本全国、運ぶ。

最初の患者は、28歳の腎臓と膵臓の移植手術を受ける砂川理生(としお)。
両親と妹も同乗の航空機のなかで、起きた一悶着。
それを見事に収めたのは、医師・内村彰吾(30歳)。

彰吾が主人公かな?
色々な経験を積んで、周りの仲間との関わりから、どんどん、成長していったかんじ。
パイロットの鰐淵啓と義理の兄弟になる間柄になるとは、
ちょっと予想できない展開でしたが、ちょっと良い感じ。

彰吾自身も看護師の前島との関係を今後、強めて行きそうで、
お仕事の方より、恋愛話の方が主?

ちょっと今までの硬派な福田作品とは、違いましたが、まあこういうのも
読みやすくていいか?
ちょっと有川浩さんっぽいかんじだったけどね^m^

また同じメンバーのその後の話もあったらいいなぁ~。


                       ★★★
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発行年月:1981年2月


いたずら犬フリッツの世話を頼まれたアランは、魔術師の広い庭に逃げ込んだフリッツを追いかけた。アランは魔術師ガザージ氏に犬を返してくれるように頼んだが、返してくれたのは一羽のあひる。犬が大嫌いなガザージ氏が魔法をかけたのだ。

             (絵本のデータベースより/ほるぷ出版)




「ジュマンジ」が素晴らしい絵本だったので。
こちらも素晴らしい!
話は、単純だし、よくある話といえば、そうだけど・・・
やはりこの白黒の絵が凄い!!

お話も最後の一文が効いてる!


                        ★★★★★



発行年月:1990年5月


 夢み、涙し、耐え、祈る……。梨園の御曹司に仕え、けなげに、烈しく生きた或る女の昭和史。

夢み、涙し、耐え、祈る。梨園の御曹司、雪雄に仕える光乃の、献身と忍従の日々。雪雄の愛人の出産や、料亭の娘との結婚・離婚にも深くかかわる光乃。一門宗家へ養子に行く雪雄につき従い、戦中の、文字通り九死に一生の苦難をも共に乗り越えた光乃。続く戦後の混乱期、雪雄の子を宿していると気づいた光乃の、重い困惑と不安……。健気に、そして烈しく生きた、或る女の昭和史。

                      (朝日新聞社出版HPより)




昨日から、上下巻、一気読みしました!!

光乃の生き様、凄い!
こんな苦労、実際そうそう出来るものじゃない!

女中として仕え、その後は、売れっ子歌舞伎役者の妻として生きた光乃。

夫婦になれたことは喜ばしいことなんでしょうけれど、この世界に入らなければ
もっと静かな幸せを得られたとも思い、何とも複雑な気持ちになりました。

でも、光乃は、幸せだったんでしょうね。

最期、病死する光乃ですが、最後の最期まで苦しんだ姿は、心が痛くなりました。
最期くらい、安らかであって欲しかった。


でも、凄い小説でした!!


                      ★★★★★



発行年月:1990年5月


昭和8年、歌舞伎界の名家に女中として入った光乃……。
のちに不世出とうたわれた名優に仕え、いつしか燃え上がる恋の炎。
いずれ花咲く日も来ると、ひたすら尽くす辛苦の日々。
当代の人気役者を陰で支えた女の愛と忍従の生涯を描く。

               (朝日新聞社出版HPより)




家の本棚にあった本を何気なく手に取り、読み始めた。

うん!面白い!!
1日かけて一気読みしちゃいました。

歌舞伎界の話だけど、そこに女中奉公で入った光乃が主人公なので
読みやすく、好感の持てる光乃がこの先、幸せになれたらいいのになぁ~

さて、急いで下巻に移ります。


                        ★★★★★




発行年月:2015年5月


 

遺体が語る真実を見逃すな

「あなた、死体は好き──?」
凍死、事故死、病死……何の事件性もない遺体から
偏屈な老法医学者と若き女性研修医が導き出した真相とは?
死者の声なき声を聞く迫真の法医学ミステリー、堂々登場!

栂野真琴(つがのまこと)は浦和医大の研修医。単位不足のため、法医学教室に入ることになった。真琴を出迎えたのは法医学の権威・光崎藤次郎(みつざきとうじろう)教授と「死体好き」な外国人准(じゅん)教授キャシー。傲岸不遜(ごうがんふそん)な光崎だが、解剖の腕と死因を突き止めることにかけては超一流。光崎の信念に触れた真琴は次第に法医学にのめりこんでいく。彼が関心を抱く遺体には敗血症や気管支炎、肺炎といった既往症が必ずあった。「管轄内で既往症のある遺体が出たら教えろ」という。なぜ光崎はそこにこだわるのか──。
解剖医の矜持と新人研修医の情熱が、隠された真実を導き出す──。

               (祥伝社HPより)
 
 
 
 
 
 
音楽ミステリーの次は医療系ミステリー?
今回は、法医学のお話。

研修医の栂野真琴が法医学教室教授の三崎教授の元で学ぶ。
その間、解剖室に運ばれて来る遺体が語る死の真相。

話は5章に分かれていて、5人の人の解剖からわかる真実。

泥酔して凍死と思ったら、他殺だったり、車に轢かれて亡くなったと思ったら、その前にクモ膜下出血を起こし急死していたとか・・・・etc

そして、最後の章で明らかになること。
5人の死には、共通することがあったとは!

ビックリ!

よく考えた話だなぁ~。

中山さんってドクターじゃないよね?
かなり、取材をされたんじゃないかな~?
実際に解剖室も見学されたのかなぁ~?

なんて、思ってしまった。


因みに、わたしは学生の頃、解剖は幾つか見学していまして・・・・
その時のことを思い出したりしました。
その時、解剖担当の先生も三崎先生と同じことを、学生の
わたしたちに話してくださいました。

法医学は、ある意味、ヒポクラテスの誓いを一番、守っている
ものかも。。。。


                  ★★★★★
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