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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2017年4月

男たちから次々に金を奪った末、三件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子。世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、梶井への取材を重ねるうち、欲望に忠実な彼女の言動に振り回されるようになっていく。濃厚なコクと鮮烈な舌触りで著者の新境地を開く、圧倒的長編小説

                  (新潮社HPより)



 婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害したと殺人罪に問われ死刑判決が
下された木嶋早苗を獄中に訪ね取材する女性記者とその周りの人々の物語。


実際の事件はニュースで少し知っているくらいだけど、この物語の中での
梶井真奈子は、独特の雰囲気。
実際の事件のニュースでその容姿を見たとき、わたしも
「なんでこんな体型も顔も10人並み以下の人が婚活サイトで多くの人を虜に
したんだろ?」と不思議だった。

物語を読んで、その謎が少しだけ解けたような・・・。


真奈子の家族に接触を試みた、理佳の友人で元記者の伶子の場面は面白かった!
凄い度胸だなと感心。
記者魂恐るべし。


殺人事件の被告の真奈子だけど、自身が殺したという意識はなく
罪も感じていない。
正当化するのが巧いのか、本当にそう思っているのか?

物語を読んで改めてこの事件のことを詳しく知りたりと思ったりもして。


真奈子を取材した里佳と伶子が、それぞれのパートナーと新しい関係を
築くキッカケを得たのは良かったかな?

表題のBUTTER・・・・この物語にはこれしかない。

想像していた物語とは違ったけど、まあ面白かった。




                            ★★★
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発行年月:2004年2月

 失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誰にも話さなかったその「真実」とは……。一作ごとに凄みを増す著者の最新長編。

                     (新潮社HPより)





10歳の時、誘拐され監禁状態で1年1か月、ケンジという男の元で過ごした

経験を持つ、景子。
現在は作家として名も知られているが、25年前の事件の被害者が自分だとしたうえで
ケンジと過ごした日々を「残虐記」とタイトルをつけた原稿にし、失踪。

景子の夫が、妻の無事を祈り捜査依頼し、この原稿の存在を明かす。


ああ、気味が悪い物語でした~。
ケンジと景子の1年間の暮らしぶりは、想像していたものより酷くはなかったけれど
その周りに居た大人たちの存在が後で鳥肌ものだった!

そして、最後にわかる景子の夫が・・・・えぇ~っ!という人物で
気味悪い人の中にその人も入っていたので、またまた鳥肌が・・・・。


被害者の景子も、被害に遭ったことは気の毒だと思うけれど
なんだか、よくわからない人。

一体どこに行ったのかも分からず仕舞いだし・・・・

謎が残る不可解で気味が悪い物語。

この本の装幀もすごい。

表題のインパクトをさらに盛り上げる気味悪さ。


兎に角、全部が全部、気味悪い・・・・・・でも、一気読みでした^^;
さすが桐野さん!!



                         ★★★



発行年月:2017年5月

植物になら、惜しみなく与えられるのに。

花と緑を偏愛し、生身の女性と深い関係を築けない、帰国子女の編集者。
異端者は幸せになれるのか。幸せにできるのか。
著者会心の感動作。

男は必ず間違える。
知っている女の声が頭で響く。誰が言っていたんだっけ。思いだせない。思いだせないけれど、頭の片隅で思う。
女は花なのかもしれない。愛でられたいという本能だけで咲く花。
これは謎かけなのだろうか。僕は答えをださなくてはいけないのだろうか。

                     (文藝春秋HPより)




主人公の羽野は、30歳過ぎ。

帰国子女で、容姿もそこそこ良いけれど、女性と深い関係になれない。

一緒に暮らした女性も居たし、近づいてくる女性も居るのに、
相手の気持ちもわからないわけでもない様子なのに・・・

なんなんだろうな。
女性に興味がないんだろうなぁ~。

植物に対するように愛情を注ぐことをしない。
変わった人だな・・・・。


不倫していた理沙子との関係が今後、もしかしたら何か進展するのか?
少し気になりつつ終わる。

なんともつかみどころのない男の物語。
でも、結構、面白かった。


                        ★★★



発行年月:2017年2月


 大好きな街並み、我が家の食卓、友だちとのおしゃべり、両親との思い出...
何気ない日々のひとつひとつがこんなにも愛おしいなんて。
すべての人の毎日が健やかで、小さな幸せに満ちていますように――
著者の祈りが光となって降り注ぎ、せわしない暮らしのなかでこわばった
私たちのこころをあたためる、とっておきのエッセー50編。

                    (毎日新聞出版HPより)




あとがきに・・・「毎日新聞っていいな」としたいくらいだったと。
そうか、毎日新聞の紙面に掲載されたエッセイだったんだぁ~


ばななさんの言葉遣いが好き。
何気ない日常を書いているけれど、時々、メモして残しておきたいような
言葉がある。

どれも良かったけど、<遠い日々、あの丘>がなんだか、ちょっと切なく
哀しく、それでも優しいかんじで印象的だったなぁ~。

三島市のクレマチスの丘は、家族旅行で行った事あるので
描写に共感しながら読みました。

結婚していたことは知っていたけど、籍は入れていないんですね~。

それについても理由があるようですが・・・・。
それでも思春期の息子さんやご主人とのことなど、書かれていて
幸せそうで良かった。


ばななさんの小説が今度は読みたい。



                       ★★★



発行年月:2017年6月

君臨する男。寵愛される女たち――。谷崎潤一郎が晩年に作り上げた理想の〈家族帝国〉で繰り広げられる妖しい四角関係の行く末とは? 桐野夏生が、日本文学史上最も危険で貪欲な文豪の「業」に焦点をあて、新たな小説へと昇華させる!

                    (中央公論新社HPより)




谷崎潤一郎の作品って実はあまり読んでいない。

細雪は、若い頃読んだけど、これ読んだらもう一度、読んでみたくなった!


物語は谷崎潤一郎の妻の妹・重子の語りで進む。
重子は谷崎の<細雪>の三女・雪子。
谷崎は、モデルは重子だと自ら認め、重子に対して「好きだ」とも言う。
それは妻の妹としてなのか、一人の女性としてなのか??

しかし、重子は義兄のことを生涯、慕い続ける。


谷崎って本当にこんな感じの人だったのかなぁ~?

巻末の謝辞の名前にドキッ!
渡辺千萬子さん、高萩たをりさん・・・・ええ?実際に親族に取材したって
ことかなぁ~?
正に、デンジャラズ!

でも、面白かった!


                       ★★★★
 
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