発行年月:2015年6月
コンビ名「メリーランド」として南部芸能事務所の舞台に立つ新城と溝口。しかしライバルは多く、明るい未来はまったく見えない。「オレたちはつづけられるんだろうか」誰もが悩み、日々苦しんでいる。そんな芸人を見つめる「家族」たち。そこには確かに「愛」と「笑い」がある。南部芸能シリーズ待望第3弾。
(講談社HPより)
第4弾の「オーディション」を先に読んで、こちらもあるのを知り急いで読みました。
南部芸能事務所に所属する「メリーランド」の新城と溝口。
ナカノシマの3人。
また別の事務所ではあるけれど、交流を持っているインターバルの榎戸と佐倉。
それぞれが、芸人としてまだ売れてはいない頃のはなし。
芸人としてやっていけるのか?不安な気持ちをそれぞれが抱きながら
でもやはりこのままやっていきたいとも思う。
それぞれの家族のこと、恋愛のこと、彼らの周りの人間関係が綴られていた。
南部事務所のテネシー師匠と溝口の父親の関係がわかった話は、感動的だった。
「メリーランド」も「ナカノシマ」も「インターバル」も頑張れ!
新たな活躍の様子を、また読みたいなぁ~。
★★★
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発行年月:2016年1月
刑事犬養隼人シリーズ、最新作!
障害を抱える15歳の少女が誘拐された。
現場には「ハーメルンの笛吹き男」を描いた絵はがきが残されていた……。
警視庁捜査一課の犬養は相棒の高千穂と捜査に動くが、
同一犯と思われる第二の誘拐事件が起こり……。
(角川書店HPより)
子宮頸がんワクチンの副作用に遭った少女たち6人と
産婦人科協会会長の娘・槇野亜美が誘拐された。
犯人の要求は、70億円をワクチンの製薬会社と産婦人科協会に求めるもの。
興味深い内容でした。
テレビのニュースや報道番組でも取り上げられた「子宮頸がんワクチン」が
原因と思われる運動障害やその他の症状に苦しむ若い女性たちの姿は痛ましく
印象的でした。
わたしも女の子2人をもつ母親として、彼女やその親御さんの気持ちになると
居たたまれない思いでいっぱいになります。
犯人の起こしたことは、社会に対しての大きな警告になり、応援したい気持ちにも
なった。
そして・・・その首謀者がわかった瞬間は、衝撃的でした。
社会問題にもなっているこの内容を軸に描いた著者は、どこからかバッシングを
受けていないのかな?
勇気ある作品を書かれたなと思う。
実際に副作用で苦しむ人たちが少しでも今より症状が改善される治療法が
見つかるといいなと強く思う。
★★★★
発行年月:2016年5月
オレはまだやれる。今度は仲間のためにもう一度泳ぐ! ――オレ、西山大輔。競泳自由形で、オリンピック2大会連続で金メダルをとった日本のヒーロー!のはずだった……。若い選手の台頭と、彼らに日本代表を任せたい協会幹部の意向にオレは抗い、次のオリンピックを目指す。ただそれは個人種目ではなく、新設された男女混合メドレーリレーで。現役バリバリのトップスイマーVS老いぼれスイマーや訳ありスイマーの寄せ集め軍団。オリンピックの代表選手を賭けた勝負に勝つのはどっちだ?
(双葉社HPより)
オリンピック開催時のいま、読めて良かった!
アテネ、北京と二大会連続金メダル獲得のスイマー西山大輔が主人公。
30歳を過ぎて、記録が下降線。
かつてもヒーローも過去の人?
大輔の明るいキャラがいい。
ちょっとバカっぽいところも愛嬌として許せる範囲。
そして、かつてもコーチ、木下の提案で、オリンピックのチームジャパンに
対抗する混合リレーチームを結成。
そのメンバーに選ばれた者たちが、それぞれユニークな経歴。
インド人とのハーフあり、不良少女あり・・・・
最後の対決の場面は、緊迫感あって、最後どうなった???
でもこの終わり方いいと思う(^^)
楽しいスポ根物語でした。
★★★
発行年月:2016年3月
近所で恐れられる謎の老人と彼を監視する少年。
二人を繋(つな)ぐ貧弱な樹が白い花を初めてつけたとき、 “終わりと始まり”を告げる長い長い旅が始まった。 それは、神様が鳴らした優しく静かな号砲―――― 人生に大切なものが詰まった、 心に沁(し)みわたる感動の物語。 そのとき、老人はある決意を固め、 少年は大人への門を潜(くぐ)る。 札幌(さっぽろ)で暮らす小学六年生の瀬川大介(せがわだいすけ)には、自らの鬱屈(うっくつ)を晴らす、ささやかな楽しみがあった。それは隣家に住む、指が2本ない謎の老人佐藤北海(さとうほっかい)が見守る貧弱な樹がつける花芽(はなめ)を削(けず)り取ること。開花を待つ北海の喜びを奪うことで、不満を溜(た)めた老人が“暴発”することを願っていた。だが、夏休みに入ったある日、大介の油断を衝(つ)いてその樹が白い花を咲かせる。それを見た北海は突如ボストンバッグを抱えて旅に出発、両親と喧嘩(けんか)して家出をするつもりだった大介は、急遽(きゅうきょ)彼を追うことに……。一人の少年の好奇心と冒険心が生んだ心に沁みわたる感動の物語。 |
(祥伝社HPより)
少年・大介の好奇心が生んだ奇跡。
近所に居るちょっと気になる老人・佐藤北海と、大介は旅をする。
そうなるまでの過程も面白かった。
ちょっと疎ましい親から、意地悪なクラスメイトから、逃げる口実のように
北海の運転する軽トラに上手く潜り込み、今いる場所から離れようとする夏休み。
表題の「花が咲くとき」の意味も重要。
北海が語った過去の話は壮絶で、ショッキング。
戦争によってこんな風に苦しんだ人が居たということが大介にも伝わったかんじ。
これは児童書としても通用しそう。
小学校高学年くらいなら十分、読んで楽しめると思う。
課題図書になってもいいくらいな内容。
大介は、北海と旅をして、そこで出会った人たちからも多くのことを
学び成長したんだなあ~。
★★★★★
発行年月:2016年4月
おそうじ上手は、謎解き上手――
読めば元気になれる大人気ミステリ〈清掃人探偵・キリコ〉シリーズ第5弾!
キリコは、オフィスや学校、病院に派遣される清掃作業員。ミニのフレアにハイヒールで軽快に掃除をしながら、事件を解決する名探偵だ。「大丈夫、世の中はお掃除と一緒だよ。汚れたらきれいにすればいい。また、汚れちゃうかもしれないけど、また、きれいにすればいい」――そう言ってこれまで鮮やかに謎を解いてきたキリコだが、今回の事件はかなり厄介なようで……
ハートウォーミングな連作短編ミステリ。
(実業之日本社HPより)
大好きなシリーズですが、これが最後みたいでちょっと寂しいな。
今回は、英会話スクール内とビルのなかに入っている会社内の事件に絡む
清掃員のキリコ。
お仕事相変わらず掛け持ちで頑張ってるんだなぁ~。
英会話スクール内は、人気の講師をめぐる女性受講者たちが嫉妬によって起こす事件。
こういう女たちって嫌だなと思う。
そして、もう一つは別のオフィス内の事件。
こちらは、鈍感な男が招いた事件。
ふざけ半分でこういう、いたずらする人いるけど、こういう男も嫌だな。
そして最後にキリコ自身のこと。
大介くんと結婚して、二人の仲は相変わらず良いのは微笑ましい。
でもキリコにはショックな出来事が起きて、黙って暫く旅に出てしまう。
大介くんは、そんなキリコを認めてあげて心が広い!
偉いぞ、大介くん!
シリーズ、全部読んでないかも?^^;
読んでないのを調べてみよう^m^
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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