忍者ブログ
自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
[195]  [196]  [197]  [198]  [199]  [200]  [201]  [202]  [203]  [204]  [205



発行年月:2017年12月

羽猫家は、みんな「嘘つき」である――。
これは、破綻した嘘を突き続けたある家族の、素敵な物語。
若手実力派作家・寺地はるなが描く、ちょっと変わった家族小説が登場!

                 (中央公論新社HPより)




羽猫家の人々の30年間を長男・山吹を中心に描いている。


始まりは1988年。
山吹8歳、姉の紅は10歳。
弟の青磁は6歳・・・・生きて居たら・・・。

青磁は4歳の時に防火用水槽の中で溺死した。
母親・雪乃は、それから、嘘の世界に逃げる日々が続く。
山吹は、そんな母親の嘘に寄り添う。
青磁になりきって手紙を書くこともその一つ。
姉の紅はそれについて批判的だけど・・・。


父親は妻から逃げるように、愛人の元に通う。

高校生になった紅は20歳も年上の既婚者と付き合い、やがて家から出て行く。

祖母・澄江は唯一、家族の中では普通。
雪乃は、幼なじみの子どもで、幼なじみが残した雪乃を託された。


色々な事がある羽猫家。
それぞれが現実逃避しながら、なんとか前を向いて生きて来た。

山吹は良き理解者の頼と巡り会い、結婚。
家を出たままだった姉のことが気がかりだったが、幸せそうな生活を
送っていると知る。

みんな時を経て、平穏な生活を送れる環境にいることにホッとした。

山吹は優しくて強い。
きっと良い家庭を作って行きそう。

重苦しくなりそうな状況の家族の30年間をユーモラスに描いていて
楽しく読めた。


                       ★★★★
PR



発行年月:2018年8月

アメリカの8人の高校生が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートする。
肯定派、否定派、それぞれのメンバーは、日系アメリカ人のメイ(主人公)をはじめ、
アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系と、
そのルーツはさまざまだ。はたして、どのような議論がくりひろげられるのか。
そして、勝敗の行方は?

                     (偕成社HPより)



興味深いテーマ。
日本に対する原爆投下の是非をめぐる公開討論会。


アメリカの高校生8人が4人ずつ、肯定派と否定派に別れて、
それぞれの意見を述べる。

歴史的な事実を写真や、数字で、論理的に意見を述べている。
アメリカ人のなかには、いろいろな人種がいるんだなぁ~
そして先祖の国の歴史的な事もちゃんと勉強して討論している。

ここで読んで初めて知ったこともあった。

中国系アメリカ人の肯定派の女の子は
第二次世界大戦中、日本兵に殺された中国人の数は原爆で亡くなった日本人の
100倍だと言いながら、原爆はそんな日本人への罰だというようなことを
言ったのは、ショックだった。

またユダヤ系の肯定派の子は
ドイツと同盟を結んでいた日本のことを悪だと。


なるほど。確かにそういう事実はあったし、それいついては心が痛む。
日本人として申し訳ない気持ちになる。


この討論会は結局、どちらが勝ちは問題じゃないんだと思う。
最初は自分たちが勝つと意気込んでいた生徒たち自らがそれに
気づいていることが素晴らしい。


世界平和を願う気持ちに人種は関係ないという結論。


多くの人に読まれるべき書だと思う。


                       ★★★★★
 



発行年月:2013年6月

「今まで着ていた服が似合わなくなった」
「クローゼットは一杯。でも着たい服がない」……
大人の女性が陥る“おしゃれのスランプ”からお金をかけずに脱出する、
目からウロコの知恵が満載。

                (河出書房新社HPより)




週末の新聞で本田さんのイラストと文が載り、楽しみにしています。

本も出版されていると知り、図書館で借りました。



1955年生まれの本田さんの書くおしゃれについての本。

持っている服を少し整理して、これからは着回しの効く服を幾つか持つ
くらいに考えようかな。

また本田さんのホームページもお気に入り登録して、眺めています♪

自分より年上の方が語るおしゃれについての話は
これからの参考になります♪


                       ★★★★



発行年月:2018年6月

日常には、空洞になっているものがある。
頭の片隅では意識しているのに、はっきりとは言葉にしないもの。
偏見や差別、女性の年齢や容姿、金銭状況、家庭の事情、セックス。
安易に触れてしまうとヤバいもの。
ヤバいけれど、ヤバいだけあって、みんな本当は興味津々ーー。
(本文より)

セックス、結婚、プライド、老い…。

話題にしにく、でも最大の関心事。
その正しい姿をモチーフに描かれた、覗き見したい六つの物語。

「温室の友情」
「海辺の先生」
「偽物のセックス」
「幸福な離婚」
「桃のプライド」
「描かれた若さ」

                     (文藝春秋HPより)




最初の話に出て来る 遼子、環、麻美、恵奈は、「桃のプライド」にも

続く。
大学までエスカレーター式の私立の中等部で出会った4人のことが描かれている。
大人になった4人の中で、結婚して、子どもを産んだのは麻美だけ。
その麻美の家庭のことは、「偽物のセックス」で夫が主人公になって明かされる。

遼子は、アパレル会社
恵奈は化粧品会社で、バリバリ働いている。
環は、やや人気が低迷してきたが女優。
「桃のプライド」では、環の心情が吐露されている。


「海辺の先生」と「幸福な離婚」は、なんだか穏やかな話で良かった。
最後の話は、ちょっと読後感よくない。

まあ、でも面白かった。


正しい女たちとは言っても、中には、「それは違うんじゃないかなぁ~?」と
思う行動もあったけど、自分の正しいと思うことに忠実に行動した
女たちのお話と言う事でしょうか?


                         ★★★
 




発行年月:2018年5月


 「ごめんね」も、「ありがとう」も。時に音楽は、言葉以上に「想い」を伝えます--。 心の音楽が聴こえるという店主が、その不思議な力で、傷ついた人の心にやさしい魔法をかける。 号泣必至、幸せ運ぶ物語。 北の町の小さなオルゴール店では、風変わりな主人が、“お客さんの心に流れる音楽"をオルゴールに仕立ててくれます。 耳の聞こえない少年。 音楽の夢をあきらめたバンド少女。 不仲だった父の法事で帰郷した男性。 長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。 彼らの心には、どんな音楽が流れているのでしょうかーー。 --「ごめんね」も、「ありがとう」も。時に音楽は、言葉以上に、「想い」を伝えます。 “音が聞こえすぎる"店主が、あなたが言葉にできず胸にしまっていた想いを“音楽"にして、小さな箱(オルゴール)に詰めてくれます。その音を聴いた瞬間、胸いっぱいにやさしい思いが広がるのです

                     (幻冬舎HPより)




素敵な短編集でした。

オルゴール店に訪れる人たちは、心に少し影がある。
そんな人たちの心のなかに流れる音が聞ける店主が作る、その人のためだけの
オルゴール。

一番最初の話が好き。
聴力障害の子どもと一緒に店内に入った母親。
オルゴールの音楽は聞こえないけれど、機械の動きに興味を持った息子を
優しく見守る。
そこに店主の声掛け。
息子のためにオルゴールをくださいと言ったお母さんは素敵なお母さんだな~。
注文したオルゴールを後日、受け取りに再び来店。
オルゴールから流れた音楽は、子守唄。

うぅ~じ~~んと来る(/_;)。

他の話も素敵でした。

北の町から移転したというオルゴール店。
また別の場所で素敵なオルゴール作るんでしょうね。
その話もまた書いて欲しいなぁ~。


表題のありえないほどうるさいは、店主自身の特殊な聴力のことだったんだな。
そうすると静かな田舎にしか住めないな。


                       ★★★★
カレンダー
02 2026/03 04
S M T W T F S
2 4 5 7
8 10 11 13 14
15 17 18 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]