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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年11月

愛猫トトと角田光代さん. 角田光代史上最長連載!
角田 光代史上最長連載! 雑誌『オレンジページ』で人気のエッセイを書籍化

                 (オレンジページHPより)



雑誌オレンジページで連載中のエッセイ。
2012年7月2日号~2015年2月2日号を再編成したのが本書だそう。


愛猫トトちゃんが可愛い(=^・^=)。

エッセイの内容も楽しめる。

素麺南瓜・・・知っているけど、実際に手にとったことがない興味深い野菜(?)
素麺みたいにほぐれる南瓜、どんな風にだろ?
食べてみたい!料理してみたい!
角田さんのエッセイ読んで更に興味深くなった~。
どこで手に入るんだろ???


それから、ファーストバイトっていうもの初めて知りました!
今はそんなのあるの?
ケーキ入刀のあとに新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うことを
言うらしいけれど。
確かに、それの前にいう言葉はちょっと違和感あるな。

新郎はこれから稼いで食べさせる。
新婦は美味しい料理を食べさせる。
っていうらしいんだけど、角田さんの考え方に同感!
ちょっとなんだか時代錯誤なかんじだなぁ~。

最後の方に大きな写真。
トトちゃんのアップ画像。p199の写真、すごくいい!
ちょっと怒ってる?ってかんじが逆にかわいい^m^


                           ★★★
 
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発行年月:2017年5月

"人間の心を捨ててもずっと一緒にいたかった。
何が“警察官連続殺人事件”を引き起こしたのか?
山本周五郎賞受賞作『後悔と真実の色』続編。渾身のミステリ長編!!

仕事にしがみつく女刑事と警察を離れた男の因縁。
復讐だけを生きる糧にするふたり――。
幼い日に、警察沙汰で離れ離れになった誠也とレイ。大人になって再会したふたりは、警察への復讐を誓い、その計画を着実に遂行する。
一方、事故か他殺か判然としない警察官の連続死に、捜査本部は緊迫する。事件を追う所轄刑事の高城理那は、かつて“名探偵”を呼ばれた西條の存在を気にしていた。スキャンダルで警察を去り、人生を暗転させた男。彼だったらどう推理するのか――。
止まらない面白さ、圧倒的読み応え。これぞ貫井徳郎の真骨頂! " 

                    (幻冬舎HPより)



前作で、警察を辞めた西條輝司。
一時はホームレス生活。そこからビルの警備員。
兄の口利きで一流会社に再就職(秘書課)。

警察を離れても、西條の勘の良さ。推理力は健在で、それを頼ってくる新人の
女性刑事・高城理那。
理那は、西條のことを先輩刑事から聞いて、自身の事件解決の考えを相談する
相手として西條を頼る。


事件は続けて起きる警官殺し。
警察に恨みを抱くものの犯行。

事件の犯人である渕上誠也とレイ。
2人の犯行時の様子を描く。
だけど2人がなぜそこまで警察を憎むのか?

そして知らされた事件の真相・・・・う~ん。ちょっと理解できないなぁ~。

レイって恐ろしい人間だということがわかった。
誠也を想いどうりに利用したってことか?

この先の物語はないのかな?


西條が兄が紹介してくれた勤務先も辞めて、これからは自分の力を発揮する
仕事をするようで、その話も読みたい。
犯罪コンサルタント?
そういう職業実際もあるのか???


西條の兄・・・・良い人だな。
高城理那・・・・良い刑事になりそう。今後の活躍も読みたい!


シリーズ化するといいなと思う。
2冊続けて読んだけど、面白かった!

        

                        ★★★

 









発行年月:2009年10月


 若い女性を襲い、人指し指を切り取る連続殺人事件の捜査が進まないまま、捜査一課のエース、西條輝司はある出来事を機に窮地に立たされていた。不器用に生きる男たちを活写する傑作長編!

                    (幻冬舎HPより)



面白かったぁ~。
警察官たちの職場を離れての生活も垣間見れて・・・

しかし、西條は、窮地に立たされて大変な目に遭いながら
事件解決に一役かって流石!

警察官じゃなくなった西條が今後は、どう生きていくのか
続きが気になる!

早く続編を読まなきゃ!!


しかし、事件の犯人、屈折してるな。
普通に社会生活していて、こんな凄惨な事件を起こすって恐ろしい。



                         ★★★★



発行年月:2017年12月


 刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。中学2年の夏にあの事件が起こるまでは――恐怖、怒り、後悔、そして絶望。生涯拭えぬ過ちとトラウマを抱えたまま、各々の人生を歩んでいた4人。求め合う体と秘めたる想いが、さらなる苦悩を呼び、暴力の行き着く果てに究極の愛が生まれる。著者渾身の長編ノワール!

                    (新潮社HPより)



男女2人ずつの物語。

刀根秀俊・・・左官職人として働いているが、幼い時より可愛がってくれている
ヤクザの九十九誠、その舎弟の近藤との縁がなかなか切れない。
母子家庭だったが、母親は出奔したまま行方知れず。

桐原美月・・・実家は神社。中学時代の4人の集まりは実月の家。
大人になって、フリーラリターとして働く。
娘の真帆(4歳)と暮らしている。

中村陽菜乃・・・過干渉な母親に悩まされた中学時代。大人になって教師として
働いているが中学2年の夏、不幸な事件の犠牲者となった事に、ずっと
苦しめられている。

正木亮介・・・中学時代は文武両道な優等生。
だけど、陽奈乃の事件を機に、変わってしまう。



あの事件さえなければ・・・・4人はどんな風に生きたんだろう?
でも、あの事件があったから4人の結束はずっと強かったんだな。

大人になった陽奈乃が亮介の妻になっていたのは、ビックリだった。
心から幸せを感じた日はなかったんじゃないかとすぐ感じたけれど
亮介のDVやアルコール依存に悩まされていたと知り、あの事件を
亮介はずっと背負い続けるストレスに苦しんで来たんだろうなと
思うと辛くなった。


美月は娘と平和な日々を過ごしていて、そこに秀俊が日常的に現れ
温かい家族みたいな過ごし方をしていて、和む雰囲気。
だけど、秀俊は、ヤクザな世界の人たちとの関係を切れずにいる。
親よりも親身に幼い時から守ってくれた人たち。



最後は、どうなる?と気になり、案外長い物語だけどスイスイ読める。
そして、ラストは、少しハラハラしたけれど、明るい未来が見えそうで
ホッとした。

可愛い真帆が「トネ~」から「パパ~」と秀俊のことを呼べる日が来たら
いいのになぁ~



読み応えあって、面白かった!


                        ★★★★




発行年月:2017年11月

甘美で幻想的な異界への誘い――匂いたつかぐわしさにほろ酔う連作奇譚集。

男同士が忍び逢う宿屋「左近」の長男、桜蔵(さくら)は高校を卒業し、大学に進学。それを機に実家をはな 男同士が忍び逢う宿屋「左近」の長男、桜蔵(さくら)は高校を卒業し、大学に進学。それを機に実家をはなれ、父の柾とその正妻と同居することになる。しかし、やっかいなものを拾う”体質”は、そのままで……
大雨の朝、自転車通学の途中で事故にあい、迷いこんだ先は古着を仕立て直すという〈江間衣服縫製所〉。その主の婆さんは着ていた服で浮き世の罪の重さをはかり、つぎに渡る川や行き先を決めるという――この世ならざる古着屋や巡査との出逢い、境界をまたいで往き来する桜蔵の命運やいかに――!?(この川、渡るべからず)
匂いたつかぐわしさにほろ酔う、大人のための連作奇譚集。

                      (角川書店HPより)



左近の桜シリーズ第3弾?
過去のを完全に思い出せないけれど、読みながら、ああ、そうだったと
思い出すかんじ。

大学に進学した桜蔵は、母と弟・千菊(ちあき)と離れ

父(本当のではないようだけど)・柾とその正妻・遠子の家で暮らす。


大学通学中に意識を失い気づいたら異形のものたちの世界へ。
妖しいけれど甘美な世界観が、独特。

大学の教授・清 千舟もなんだか柾や桜蔵たちと同じ匂いがする人物。

桜蔵の本当の父親って誰なんだろ?
いつかそんな話も出て来るのかな?

表紙の絵が、物語の雰囲気にピッタリ!

このシリーズは、まだ続くかな?


                         ★★★
 
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