発行年月:2018年3月
『君の膵臓をたべたい』著者が放つ、最旬青春小説!
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない 青春だなぁ~と。
大学入学したばかりで知り合った
田端 楓と秋好寿乃。
根暗の楓と根明の秋好。
秋好が一方的に話しかけ近づくを繰り返し、二人は親しくなったけれど・・・・
2人だけでなく新たにメンバーが加わり始めて、二人の関係が崩れていく。
こういうことって、実際、よくありそう。
楓は、自分の意見を述べてぶつかることをしないタイプなので、そのまま
自分自身から離れてしまう。
秋好にしてみたら、わけわかんないと思う。
で、離れた場所から、相手を攻撃するような行動をしてしまう。
楓は自分が正しいと思っているから罪悪感はない。
この二人の関係、どうなるんだ?と思っていたら、再会して罵り合うことで
お互いの本心を知る。
そのあと、二人は、お互いの考えていたことを理解しようとした。
再び会ったのは、社会人になってから。
ラストの場面、良かったなぁ~。
きっと新たな関係が始まるんじゃないか?
今まで読んだなかでは、一番好きかも。
★★★★★
大学入学したばかりで知り合った
田端 楓と秋好寿乃。
根暗の楓と根明の秋好。
秋好が一方的に話しかけ近づくを繰り返し、二人は親しくなったけれど・・・・
2人だけでなく新たにメンバーが加わり始めて、二人の関係が崩れていく。
こういうことって、実際、よくありそう。
楓は、自分の意見を述べてぶつかることをしないタイプなので、そのまま
自分自身から離れてしまう。
秋好にしてみたら、わけわかんないと思う。
で、離れた場所から、相手を攻撃するような行動をしてしまう。
楓は自分が正しいと思っているから罪悪感はない。
この二人の関係、どうなるんだ?と思っていたら、再会して罵り合うことで
お互いの本心を知る。
そのあと、二人は、お互いの考えていたことを理解しようとした。
再び会ったのは、社会人になってから。
ラストの場面、良かったなぁ~。
きっと新たな関係が始まるんじゃないか?
今まで読んだなかでは、一番好きかも。
★★★★★
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発行年月:2018年1月
この細長い器官が、海馬。~記憶を司る器官です。記憶を蓄積するのではなく情報を取捨選択し記憶すべきかどうかを決める、まぁ、新たな記憶を生み出す場所と言えるでしょうか。――本文より
二度目の原発事故で恐怖と不安が蔓延する社会――
良心がないとまで言われる男が、医療機関を訪ねた……。
(光文社HPより)
主人公の及川頼也が、読んでいると段々、好きになっていく。
極悪非道なヤクザ。人の痛みがわからず、共感することもない。
反社会性パーソナリティ障害の診断。
アルコール依存症を治す目的で訪れた大学病院。
けれど、桐嶋ドクターの研究対象として、隔離された病棟での生活を強いられる
日々が待っていた。
同室の堂上、根本、辻野たちも個性豊か。
そして、小児病棟にいる藍沢梨帆との出会い。
梨帆は、他者への恐怖心が希薄で、及川に最初に会ったときから
笑顔で接する。
治療を受けるうち、この病院は異常だと気づき、脱走を図ることにしたラストは
ハラハラドキドキの緊迫感。
梨帆も一緒に助け出そうと必死の及川は、治療の成果なのか、元々持っていた
ものなのか、人を想う気持ちにあふれていた。
が・・・・ラストの場面は、色々想像できるもので、
もしかしたら、及川はジ・エンド?
もしかしたら、逃げられた?
しかし、逃げられたとしても、そのあとが、大変そう。
出来たら、梨帆と新しい生活のなかでも関係性が続くといいなと思って
読んでいたけれど・・・・
これはこれでお終いがいいのかも。
なかなか面白かった。
★★★
発行年月:2018年4月
大切な人を、帰るべき場所を、私たちはいつも見失う――。読むほどに打ちのめされる! 忘れられない恋愛小説 富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗。老人の世話をし、ショッピングモールだけが息抜きの日奈の生活に、ある時、東京に住む宮澤が庭の草を刈りに、通ってくるようになる。生まれ育った町以外に思いを馳せるようになる日奈。一方、海斗は、日奈への思いを断ち切れぬまま、同僚と関係を深め、家族を支えるためにこの町に縛りつけられるが……。
(幻冬舎HPより)
介護士を目指す学校で知り合った、日奈と海斗。
2人は以前は恋人同士だった。
日奈は、海斗に別れを切り出し、年上の宮澤と付き合い同棲もするが、
やがて宮澤は元妻とやり直すことにしたと別れを告げられる。
海斗は、同じ職場に入った年上のバツイチ女性・畑中真弓と付き合い
一緒に暮らす。
元夫は再婚し、一人息子・裕紀もそちらで暮らしていたが、知的障害を理由に
育児放棄。
真弓が自分の元に引き取るという。
それなら、3人で暮らそうと言うが、真弓はほかに好きな男が出来、裕紀の
ことも面倒みてくれるひとだからと引っ越していく。
結局、いつも振り回される海斗・・・・なんてお人よしなんだ。
介護士の仕事をする人たち。
介護の仕事って大変だと改めて感じる。
低賃金と嘆く人たち。
大変なのに低賃金じゃ、目指す人これから居なくなるじゃないか?
外国人ばかりになったりして。
なんて、物語の内容より、そちらの方が心配になってきた。
物語として、重苦しく最後、少しだけ海斗が幸せになれるといいなと
思えたけど、あまり好きな話じゃなかったな。
読み終えて、この表紙みると、なんとも切なくなる(:_;)
★★★
発行年月:2018年2月
遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は寂しい境遇にあっても、周囲の人々の優しさに支えられて子ども時代を生き抜いてきた。18歳になった耀子は、誰にも告げずに常夏荘をあとにした。バスの中、4年前のあの夏を思い出す。久しぶりに常夏荘を訪れた立海と過ごした日々―。
(BOOKデータベース/ポプラ社)
『なでしこ物語』、『地の星』に続く第三弾。
でも時系列から言えば、真ん中の時代。
燿子が高校を卒業したあと、どうするか?
常夏荘での暮らしから、母親を頼って上京する話。
その道中で、思う4年前の常夏荘でのこと。子どもだったころの思い出。
常夏荘のある場所が地元なので、なんだか不思議な気持ち。
「行かまいか」・・・「行こうよ」の言葉が、燿子や立海が言うと可愛い。
子ども時代の燿子と立海は、本当に仲良しで、二人はずっと離れないで欲しいな
なんて思っていたので、『地の星』で燿子と立海は離れてしまったんだと
知って凄くショックだった。
でも、この『天の花』で、燿子が龍治と生きることになった経緯が
わかった。
なるほど・・・こういうことがあったのか・・・・。
しかし、立海は、寂しかっただろうな。
燿子が常夏荘を離れてから、どんな風に成長していったんだろう?
もう一度『地の星』読み返したくなってきた。
そして、この先の話も、また続けて読みたい。
★★★★
発行年月:2008年9月
父親の仕事のため,大都会ベルリンから突然見知らぬ土地へ引っ越してきたブルーノは,巨大なフェンスのむこう側にたたずむ少年と出会う.ふたりの間には友情が芽生えるが,やがて別れの日がやってきて…….ホロコーストを背景にした異色のフィクション.アイルランドでベストセラーになり,30カ国以上で出版された話題作.
(岩波書店HPより)
先に読んだ、『ヒトラーと暮らした少年』が良かったので、同じ著者の
過去の作品にも興味があり、読んだ。
こちらの方が、辛かった(/_;)
表題から予測出来るけれど、縞模様のパジャマの少年は、シュムエル。
ポーランドから来たユダヤ人で、収容所にいる。
フェンス越しに彼と友達になったブルーノは、父親が収容所の管理する側の人。
ベルリンから家族で、引っ越してきた。
引っ越しの前、総統が家に来て、父親に任務を命じたから。
引っ越した家の周りに他の家はなく、窓から大勢の人が、同じ縞模様のパジャマを来て
不思議な場所が見える。
ブルーノには、それが何なのか、理解出来ていない。
そして一人で探検に出かけ、フェンス越しに男の子が居るのを見つけ声を掛ける。
2人は、会話する。ブルーノはそちら側には子どもも沢山、いていいなと。
ラストは、どうなる?
気になって、二人の友情は永遠には続かないとわかっていたけど、
こういう結末だったのか!?
ただただ辛い。
純真無垢な少年たちの哀しいラスト・・・(;O;)
映画化されているそうだけど、見てみようかな?
辛いから迷うけど・・・
★★★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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