発行年月:2022年12月
誰かと生活することは、めんどくさいけどあたたかい。鎌倉駅から徒歩8分。木々と小鳥に囲まれたシェアハウスには、今日もカレーとコーヒーの香りがいっぱい。まだ空室アリ〼。男手一つで育ててくれた父が死んで、鎌倉のカフェを引き継いだ香良。ある日離婚した親友が押しかけてきて、いつの間にかシェアハウスをはじめることに! 次々やって来る入居者たちは、みんなちょっとワケあり。慣れない他人との共同生活に、イラっとしたり文句を言ったりもするけれど……。家族だから言えない、家族だから甘えられない。そんなひとりぼっちになった住人たちが見つけた新しい形のきずなに、あたたかい気持ちになる1冊。
(幻冬舎HPより)
鎌倉のまかない付きシェアハウスに住む人たちのはなし。
最初は、ほそぼそとカフェをしている香良の元に親友の三樹子が離婚して・・・と
転がり込み、三樹子の提案で部屋が余っているのを放っておくのは勿体ないから
人に貸したらいいんじゃない?と
そして入居者が決まっていく・・・
三樹子と香良は同級生?46歳。
次に来たのは藤村里子(52歳)、愛犬のツンと一緒に。
50歳までは神保町の出版社に勤務
そして道永あゆみ(30代)すらりとしたモデルのような容姿と美貌。
香良の叔父の営む珈琲店でバイト。
LGBTQのTだとカミングアウト。
最後は、加藤千恵子(73歳)
お隣の倉林さんの知り合いで、息子家族と同居していたが追い出された気の毒な
人と。
息子が事業に失敗し住んでいた家を出てマンション暮らしになるが千恵子は
別に住んでほしいと。
最初は、言いたいことを言う三樹子と里子の喧嘩が始まり、どうなることやら?と
思ったけれど、仲直りしてからは、いいかんじに。
香良の作る料理が美味しそう。
カレーの頻度が高いけれど、違うカレーなので飽きずに食べられそう。
巻末にレシピも載っていた。
楽しい物語だった。
でも、現実で考えたら、初対面の人と一緒に住むってちょっと抵抗あるかな?
せめて部屋に鍵がついていないと・・・(^^ゞ
香良の亡くなった父親とその弟(尾内忠人)の関係、
香良の母親が出奔した(香良が5歳の時)理由がわかったときは、
衝撃を受けたなぁ~
いろいろと気になるので続編も読むつもり。
★★★
思ったけれど、仲直りしてからは、いいかんじに。
香良の作る料理が美味しそう。
カレーの頻度が高いけれど、違うカレーなので飽きずに食べられそう。
巻末にレシピも載っていた。
楽しい物語だった。
でも、現実で考えたら、初対面の人と一緒に住むってちょっと抵抗あるかな?
せめて部屋に鍵がついていないと・・・(^^ゞ
香良の亡くなった父親とその弟(尾内忠人)の関係、
香良の母親が出奔した(香良が5歳の時)理由がわかったときは、
衝撃を受けたなぁ~
いろいろと気になるので続編も読むつもり。
★★★
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発行年月:2022年3月
イラストレーターながら今はネットで不用品を売って生計を立てるなっちゃんこと奈津子。大学の非常勤講師を掛け持ちしながら生活するノエチこと野枝。
そんな幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。生家の築古団地で暮らす。奈津子の部屋で手料理を一緒に食べ、時にはささいなことでケンカもする。高齢のご近所さんのために、二人で一肌脱ぐことだってある。
平凡な日々の中にあるちいさな幸せや、心地よい距離感の友情をほっこりと優しく描いた物語
(発行/サンクチュアリ出版)
NHKのドラマを楽しくみていたので、活字を追いながらも
ドラマの場面が脳内再生されるかんじで楽しかった。
桜井奈津子役は小林聡美。
太田野枝訳は小泉今日子。
ふたりの関係がいい。
もう家族みたいなかんじで言いたいことを言い合い、時には喧嘩。
でも暫くすれば、元通り。
特に謝ったりはしないのだけど・・・・^m^
続きも出版されているようなので、またそちらもそのうち読もうかな?
★★★★
(発行/サンクチュアリ出版)
NHKのドラマを楽しくみていたので、活字を追いながらも
ドラマの場面が脳内再生されるかんじで楽しかった。
桜井奈津子役は小林聡美。
太田野枝訳は小泉今日子。
ふたりの関係がいい。
もう家族みたいなかんじで言いたいことを言い合い、時には喧嘩。
でも暫くすれば、元通り。
特に謝ったりはしないのだけど・・・・^m^
続きも出版されているようなので、またそちらもそのうち読もうかな?
★★★★
発行年月:2024年1月
問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度――補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!
(中央公論新社HPより)
今までは、ちょっと重たい事件などを扱うものを読んで来たので
ちょっと、違う作家さんみたいだと思った。
でも惹き込まれる文章は流石です。
岩手県盛岡市で南部鉄器工房を営む小原孝雄(72歳)が16歳の庄司春斗の
補導委託を受け入れる。
息子の悟は最初、納得できず、出来るだけ少年に関わらないでいようとする。
工房の職人・林健司(60歳)は、最初から春斗に積極的に関わる姿勢。
短期で時々、働く八重樫(20代?)も春斗に気楽に話しかける。
春斗の抱えるものが徐々にわかってくる。
父親は弁護士で経済的には恵まれた環境だけど、両親の期待に応える
ことが辛くなっていたみたい。
結果的には、弁護士の父親も子どもの頃は貧乏であったため息子には
苦労してほしくないという思いから春斗に厳しく要求していたのだと
わかって、この親子の関係は良い方向に向かいそうでよかった。
そして父親のことを何も理解していなかったとわかった悟も
父親へ対する気持ちが大きく変わっていく。
ハッピーエンドの最後は、よかった。
でも、実際、補導委託を受け入れるって、凄く大変なんだろうな。
引き受けている人たちは、凄いと思う。
★★★★
発行年月:2024年9月
温かな手により紡ぎ出される「喪失と再生」の物語。
ほのかな寂しさと静かな優しさが織りなす、
服飾にまつわるオムニバス短篇集。
(河出書房新社HPより)
・光枝さんの指と口笛
・率子さんの風の家
・メルさんの羽根
・チタン先生の蜘蛛の巣
・マルちゃんのリボン
・ココさんの心臓
・ストライプさんのストライプ
・ミルミルさんの安眠枕
・シェリーさんのコスチューム
・イルさんのたんぽぽ畑
・サラ&アンのランジェリー
・鉄人さんのプリーツ
・シーさんのハートスカーフ
・カト姉ちゃんの「このこ」たち
・ヤンさんの白いハンカチ
・雲さんのもくもくちゃん
・スナノリさんのマントブリーチ
・ライムさんの帽子
18の短編集。
刺繍、編み物、人形づくり、安眠枕、衣装づくり、オーダーメイドの下着
ブローチづくりなどなど。。。。
それらを作っている人、それらを愛用する人たち、
丁寧に人の手で作られたものたちは、やはり特別。
よく知っている人から作って贈られたのなら、ずっと大切にしたいもの。
ひとつひとつのお話がとても、温かく素敵だった。
装画の牧野千穂さんの画もすき。
牧野さんの画の本を今度は探して読んでみよう。
★★★★★
発行年月:2023年5月
読めば心が躍り出す。
ほっこり&胸キュン全十篇の物語!
SNSの猫
SNSで目にした保護猫に心を鷲づかみにされた主人公。ある日、事件が起きて……。
レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや
祖母を亡くした妻、父を亡くした旦那。二人の会話から見えてきたのは……?
胡瓜と白菜、柚子を一添え
静岡生まれの旦那の実家にて、高知生まれの妻は何を思う?
我らを救い給いしもの
中学の社会の時間にクラスメイトが発したある意見に、主人公は痺れた。
ぷっくりおてて
小学生の夏休みに祖父の家に預けられた主人公の、ほのぼのハッピーな成長譚。
Mr.ブルー
ある家電メーカーで出世街道驀進中の研究所長には、意外な秘密があった。
百万本の赤い薔薇
ある夫婦の、40年にわたる結婚記念日の物語。
清く正しく美しく
エステサロンに勤める主人公。強欲な店長の元で働くことに悩んでいて……。
ゴールデンパイナップル
祇園祭によさこい祭。祭の復活は、やっぱり嬉しいもので。
恥ずかしくて見れない
ある家電メーカーで働く主人公は、3歳年上の先輩のことが気になっていた。
(幻冬舎HPより)
読者から集めた物語の種を小説に・・・・なかなか面白い。
有川さん、宝塚ファンなんだっけ?
そんな話が多かったけれど、特に思い入れがないので、よくわからず
他の話の方が楽しめた(^^ゞ
好きなのは
<レンゲ赤いか黄色いか丸はなんぞや>
99歳の祖母が亡くなり、遺影になる写真を探す。
レンゲ畑のなかの祖母の写真を見つけ、会話が弾み・・・
結局、父も一緒に撮った旅行先での写真に。
そして父も亡くなり、同じ写真の父を遺影に
家族の会話がいい。
亡くなっても、思い出話をこうやって明るい会話をしているのがいいな。
自分の遺影・・・・考えておかないと^m^
<百万本の赤い薔薇>
これは夫婦の話。
結婚記念日1年目の日は、会社の泊りの出張。
主張先で妻へのお土産を選ぶ。
選んだのは、椿の絵の文箱。
薔薇の花と勘違いしていたのだけど・・・・
結婚1年目は紙婚式だから文箱はぴったりと妻は喜んでくれる。
その後も夫婦は結婚記念日に贈りものを考えてプレゼントし合う。
やがて、子どもも2人生まれ成長して結婚40年。
ルビー婚式だけど、ルビーの代わりに薔薇の花束を渡す。
理想的な夫婦!
物語の種として、送った男性の40本のバラの写真も綺麗!
<我らを救い給えしもの>
これも面白かった。
読者の送った<種>がよかったから、こんな物語が生まれたんでしょう。
こういう企画、またやってほしいな。
出来れば宝塚ネタは少な目で・・・(^^ゞ
★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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