発行年月:2018年9月
知人を訪ねただけなのに……
最悪の五日間の幕が開く! 遺体の第一発見者となりながら逃げ出した中年男。 その様子を目撃、男を脅迫し始める男子高校生。 だが、あったはずの遺体が消えて…… 著者渾身の本格長編ミステリー! 鶴川佑作(つるかわゆうさく)は横須賀(よこすか)のマンションに住む、独身の五十四歳。借りた雑誌を返すため、同じ階の住人・串本(くしもと)を訪ねた。だが、インターフォンを押しても返事がなく、鍵(かぎ)もかかっていない。心配になり家に上がると、来客があった痕跡を残して串本が事切れていた。翌日いっぱいまで遺体が発見されては困る事情を抱える佑作は、通報もせずに逃げ出すが、その様子を佐々木紘人(ささきひろと)と名乗る高校生に撮影され、脅迫を受けることに。翌朝、考えを改め、通報する覚悟を決めた佑作が紘人とともに部屋を訪れると、今度は遺体が消えていた…… (発行/祥伝社) マンション内で親しくしていた串本の部屋を訪れて、そこで 亡くなっている串本を発見してしまう鶴川祐作(54歳)。 すぐに通報しないで去る行動は、あり得ないと思うなぁ~^^; でもそれをしないと物語が進んでいかないので仕方ない。 逃げ去る姿を目撃し動画に撮る高校生・佐々木紘人。 2人は、お互いのことを話し、串本さんの死の真相を追うことに。 小学2年生の女の子が行方不明になっていること、串本が小学校で色々な子に声を掛けたり、写真を撮ったりしていたことがわかり串本に対する周囲の不信感、払拭のためにも2人は絶対に真実を突き止めようとする。 そして、わかる真実。 ああ、二人が信じていた串本が良い人で良かった! 無職の鶴川、学校での人間関係に悩み不登校だった紘人。 2人がこれを機に自分の生活を変えようと前に進み始めた姿も ホッとした。 面白かった! ★★★★ |
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発行年月:2018年9月
あらすじ・概要
学園一のアイドル・楓が転落死した。
事故か、自殺か、事件か。
クラスメートの慎也とその従兄弟の刑事・公彦は、真相究明のため、
ある場所への潜入捜査を始める──。ノンストップ学園ミステリ!
(発行/集英社)
高校の演劇部所属の雨宮楓は、容姿端麗、成績優秀、非の打ちどころがない
誰もが認めるアイドル的存在。
そんな楓が謎の転落死。
事件の真相を追うのはクラスメイトの高梨愼也。
と、警察官で愼也の従兄弟・葛城公彦。
楓の次にも1年生部員の大輝が舞台から落下して死亡。
演劇部内、どうなってるんだ!?というかんじ。
事件の真相は、楓が麻薬常習者だったという真実によって複雑に・・・
真相究明のため、演劇部入部を決め、コンクール入賞を目指す部員たちの
中心的存在になっていく愼也の成長が面白かった。
従兄弟の刑事・葛城とのやり取りも面白く、師弟捜査官として事件の真相に
迫って行く姿も楽しめた。
しかし、やはり事故ではなく事件だった。
犯人が居るとしたら同じ部内の生徒?
と嫌な予感は的中してしまった。
あまりにも短絡的な行動で、哀しい。
★★★
僕に近づいてはいけない。 あなたを殺してしまうから。
週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身 錠也は、乳児院~児童養護施設(青光園)で育った。
錠也の母親も施設育ちで、青光園・園長も同じ施設の出身。
パブで働いていた錠也の母親は田子庸平という男の散弾銃で死んだ。
その事件の2年後、園長は錠也を自分の施設で育てることにした。
錠也は、母親を殺した男に復讐をする。
田子は、錠也の施設で親友になった迫間順平(愛称・うどん)の父親だった!
衝撃の真実は、まだここから・・・・
田子庸平は、うどんの父親だったが、錠也の父親でもあった!
それから・・・錠也には、一卵双生児の兄・鍵人が居た!
田子を殺し、同じ施設出身のひかりを殺したのは・・・・錠也ではなく兄だった!
後半の急展開に読むスピードが上がった。
しかし、サイコパスって恐ろしいな。
鍵人はどうなったんだろ??
グロイシーンもあるし、重苦しい話なんだけど、最後は、少しホッとする場面の
おかげで読後感は悪くない。
折角、再会した双子の兄弟が、これから「生まれてきてよかった」と
思える生き方が出来たらいいな。
★★★
錠也の母親も施設育ちで、青光園・園長も同じ施設の出身。
パブで働いていた錠也の母親は田子庸平という男の散弾銃で死んだ。
その事件の2年後、園長は錠也を自分の施設で育てることにした。
錠也は、母親を殺した男に復讐をする。
田子は、錠也の施設で親友になった迫間順平(愛称・うどん)の父親だった!
衝撃の真実は、まだここから・・・・
田子庸平は、うどんの父親だったが、錠也の父親でもあった!
それから・・・錠也には、一卵双生児の兄・鍵人が居た!
田子を殺し、同じ施設出身のひかりを殺したのは・・・・錠也ではなく兄だった!
後半の急展開に読むスピードが上がった。
しかし、サイコパスって恐ろしいな。
鍵人はどうなったんだろ??
グロイシーンもあるし、重苦しい話なんだけど、最後は、少しホッとする場面の
おかげで読後感は悪くない。
折角、再会した双子の兄弟が、これから「生まれてきてよかった」と
思える生き方が出来たらいいな。
★★★
発行年月:2018年8月
なんてことのない夏の一日。
でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。
教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。
事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。
音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。
年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。
繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていた──
(発行:光文社)
最初、色々な場面の話が幾つか描かれる。
これは、劇中作?パラレルワールド?と思いながら読んだけど
結局、最後は、それぞれの話が繋がる。
高校2年の森奈緒とその同級生・片山希莉、紗子
いつも独りノートに何かを書いている希莉が気になり声を掛けた奈緒。
希莉は小説家になる夢があると打ち明け、二人は親しくなる。
そんな二人の共通の友・紗子は、変わり者で突飛な行動をしては二人を
驚かす存在。
格闘家の父に幼い頃から鍛えられた姉妹・八辻ハルと圭。
10歳の時、事故で視力を失った圭をいつも支えてきた姉。
ある日、何者かが父宅を襲い、そこに滞在していた姉妹は、危険を感じて
脱出。
父宅に戻るが大量の血痕があるだけで誰もいない。
カフェを営む市原家。
夫婦と長女・琴音で切り盛りしている。
次女の可音は、高校生で音楽を目指している。
琴音もかつては大学で音楽を学んでいたが音楽の道は諦めた。
そしてもうひとつは、有名企業のトップの父親の持つ別荘に長期療養として
滞在中の娘。
いつも窓の外を通る美しい女性に惹かれ、やがて親しくなるが
父親の愛人だったと知りショックを受ける。
これらが、ある事件の場面に遭遇するというかんじで集合。
グロテスクな場面が少な目で、結果的には、全て丸く納まるので
ハッピーエンドかな?
それぞれの後日談的な話もほのぼの系でした(^^)
たまにはこういう誉田作品も良いと思う。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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