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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2018年3月

あなたも〈4ミリ〉のお仲間ですか?

ポイット氏は、今日もがっくりと肩を落とした。「またダメだった……」果たしてこれは何度目の失敗だろう。いったいいつになったら……?ひとり悩むポイット氏に、ある日見知らぬ女性が声をかけてきた。――「あなた、まだ〈アレ〉を食べていませんね?」そして知らされる衝撃の事実。どこか風変わりな中年と老年の男女4人による、ちょっと奇妙なお話。もしかしてあなたも、〈4ミリ〉のお仲間ですか?

                     (福音館HPより)



児童書の新刊コーナーにありました!
子どもが小さい頃はよく読んだなぁ~。

でもこれは、大人が読んだ方が楽しめそうな内容でした♪

4ミリ地面から浮いている大人たち4人の冒険物語。


ポイット氏(48歳)、エビータさん(夫と子どもがいる主婦)、画家のバルボーロ氏と
コロリータおばあちゃんの4名。



地に足がついていないってことですね・・・・^m^
なんともユニークな発想で、さすが高楼さん!!と感心。


絵も可愛くて素敵。
やはり高楼さんの本は素敵な絵も一緒に楽しみたい!



                          ★★★★
 

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発行年月:2018年11月

ふわり木の葉が舞うようにたどり着いたベルリン。

母との確執を越えて、気づいた「書くこと」の原点。

一針一針、希望の物語を紡いでいく。

生きることが心から楽しくなるエッセー。

デビューから10年、小川糸の<素顔>。

もくじ

第1章 日曜日の静けさ

第2章 母のこと

第3章 お金をかけずに幸せになる

第4章 わが家の味

第5章 双六人生

                       (毎日新聞出版HPより)



ベルリンでの生活を描いたお話が主ですが、
第2章の母親のことを書いた内容にはやや驚いた。

親との確執を赤裸々に・・・
でも母親を亡くしてから気づくことも。

愛情深くしてもらった良いことだけを胸に留めておけばいいと思う。
親だっていつも優しくいられるわけでもないだろうし・・・。



糸さんが虜になった、ラトビアという国にも興味津々。
旅番組で放送しないかなぁ~。
映像でみてみたい!


                        ★★★
 




発行年月:2018年7月


 高校野球100回大会の節目に、直木賞候補作家が魂を込めて書ききった、最高傑作にして到達点!

<内容紹介>
1945年夏、敗戦翌日。
昨日までの正義が否定され、誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。全てを失った今だからこそ、未来を担う若者の心のために、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。
ボールもない、球場もない、指導者もいない。それでも、もう一度甲子園で野球がしたい。己のために、戦争で亡くなった仲間のために、これからの日本に希望を見せるために。
「会社と自分の生き残り」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の熱い想いと祈りに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、思惑を抱えた文部省の横やり、そして高校野球に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった……。

                      (ポプラ社HPより)



まだ食料難で人々の暮らしもままならない戦後すぐ。
昭和17年の予選大会半ばで中止されたままの全国野球大会を復活させようと
奔走する人たち。

無謀と言われても、今の日本に必要だと信じて・・・。

主人公の神住匡の妻・美子さんが素晴らしい人で、言葉のひとつひとつに
感動する。
この奥さんの精神的な支えがなければ信念を貫き通せなかったかも。


しかし、戦争とは本当に惨いこと。

沢村栄治さんの名前は聞いたことあったけれど、こんな悲運の人だったとは
知らなかった。
違う時代に生まれていれば、大好きな野球で幸せな人生が送れたんでしょうに・・・



読みやすくてアッと言う間に読了しました。
他の書も読んでみよう。


                       ★★★★




発行年月:2018年12月

誰もがテレビに夢中だったあの頃、8時の時報と共にあいつらがやってくる!

1969年、人気絶頂のバンド「トレインズ」のボーヤ葛西靖之(チャコ)は、個性的なメンバーたちに振り 1969年、人気絶頂のバンド「トレインズ」のボーヤ葛西靖之(チャコ)は、個性的なメンバーたちに振り回されていつも忙しい。ある日、楽屋で殺人未遂(?)事件が発生し--元気全開、昭和青春ミステリの開幕! 

                   (角川書店HPより)



8時だよ全員集合~!
ドリフターズの番組を観ていた子ども時代を懐かしく思い出しながら読んだ。

探偵の要素は・・・あまりないような気がしたけれど、まあまあ楽しめた。

あの時代の芸能ニュース的なことも盛り込まれていて。。。。
ああ、〇〇のことだな?
とその時代を知っている人なら想像できる。


悪くないけど、これはエッセイでも良かったんじゃないかな?


                          ★★★
 



発行年月:2018年11月


 

2019年本屋大賞ノミネート作品!
伊坂幸太郎1年ぶりの新作長編、誕生。

あらすじは秘密、ヒントを少し。
双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

                    (実業之日本社HPより)



常盤優我と風我。
小学2年の誕生日、2時間ごとに自分たちが瞬時に入れ替わることに気づく。
2人は、父親に虐待される日々。

その後、同級生に虐められているワタボコリを二人は助ける。
瞬間移動の技を使って・・・

中学卒業後、風我は働き優我は公立高校に進学。
風我には小玉という彼女が出来る。
小玉の生い立ちも風我たちと似ている。
父親に虐待されてきた。
再び、二人は例の力で小玉救出する作戦を成功させる。


2人が出会う人たちが、皆、暗い。
なんとも言えない閉塞感のなかで暮らしている。

大学生になった優我が出会った親子、ハルコとハルタ。
その二人に迫る危険。


そしてワタボコリに再び会いにいく優我。
ワタボコリが幸せな暮らしをしていてホッとしたのに再び危機に
巻き込まれて・・・・

話の展開は面白いけれど、なんだか、ちょっと辛くなってくる。

でも最後は、ああ、そうだったのか?と脱力。
読んでいて疲れた。

でも巧いなぁ~、やっぱり。


                       ★★★★

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