発行年月:2020年6月
大好評・法医学ミステリー「ヒポクラテス」シリーズ 待望の第3弾!
急激に悪化する謎の“肝臓がん”ーーー
相次ぐ不審死は
未曾有のパンデミックの始まりなのか!?
自覚症状なし、MRIでも検出不能……これは未知のウイルスなのか!?
偏屈だが解剖の腕は超一流の光崎藤次郎教授が率いる浦和医大法医学教室に、
城都大附属病院の内科医・南条がやって来た。前日に搬送され急死した前都議会議員・権藤の死に
疑問があるという。肝臓がんが死因とみられたが、九カ月前に受けた健康診断では問題がなかった。
捜査に駆り出された埼玉県警の古手川は、権藤の甥が事故米を使って毒殺を目論んだ証拠を?む。
しかし、光崎が司法解剖から導き出した答えは恐るべき感染症だった!直後、権藤の周囲で新たな
不審死が判明。感染源特定に挑む新米助教・栂野真琴が辿り着いた驚愕の真実とはーー!?
(祥伝社HPより)
第三弾ということだけど、第二弾は読んでないかも。
それでも読んでいるうちに登場人物、思い出した!
今回は、短期間のうちに肝臓を癌細胞に冒され死亡するという症例が続くことから
その真相を探る話。
最初の症例は、権藤要一(68歳)、医療機械メーカーの創始者である都議会議員
でもあった男。
最初は遺産目当てのただ一人の親族・甥の出雲が疑われる。
が、解剖の結果、死因は、エキノコックス(寄生虫)によるものとわかる。
ふつうのエキノコックスが体内に入れば、腹痛など何らかの自覚症状があるのだが
突然変異を起こしたエキノコックスか?
でも、なぜ?どこから突然変異したエキノコックスが?
そのうち、同様の死因を疑う元都庁職員・箕輪義純(60歳)の死。
二人の関係性は?と調べていくと、アメリカに視察旅行に行っていたという共通点。
当時、ほかの同行者はと調べると、更に5人の名前がわかる。
アメリカで視察団を接待した人物・リドラー氏も同様のエキノコックスによる
死亡が確定。
その背景にあったもの。
コリアンタウンで行われていたことには、愕然。
実際、こんなことあるのかな?
嫌だな。
突然変異したエキノコックスが、蔓延しなくてよかった。
これは人が恨みを抱いて意図して感染させたことだったけど、無差別的に
こんなことが行われたらと考えたら、恐ろしい。
後味悪いけど、法医学の光崎教授や助手の栂野真琴、准教授のキャシー
県警の古手川などのキャラクターは好きなので、続いて欲しいシリーズ。
★★★
(祥伝社HPより)
第三弾ということだけど、第二弾は読んでないかも。
それでも読んでいるうちに登場人物、思い出した!
今回は、短期間のうちに肝臓を癌細胞に冒され死亡するという症例が続くことから
その真相を探る話。
最初の症例は、権藤要一(68歳)、医療機械メーカーの創始者である都議会議員
でもあった男。
最初は遺産目当てのただ一人の親族・甥の出雲が疑われる。
が、解剖の結果、死因は、エキノコックス(寄生虫)によるものとわかる。
ふつうのエキノコックスが体内に入れば、腹痛など何らかの自覚症状があるのだが
突然変異を起こしたエキノコックスか?
でも、なぜ?どこから突然変異したエキノコックスが?
そのうち、同様の死因を疑う元都庁職員・箕輪義純(60歳)の死。
二人の関係性は?と調べていくと、アメリカに視察旅行に行っていたという共通点。
当時、ほかの同行者はと調べると、更に5人の名前がわかる。
アメリカで視察団を接待した人物・リドラー氏も同様のエキノコックスによる
死亡が確定。
その背景にあったもの。
コリアンタウンで行われていたことには、愕然。
実際、こんなことあるのかな?
嫌だな。
突然変異したエキノコックスが、蔓延しなくてよかった。
これは人が恨みを抱いて意図して感染させたことだったけど、無差別的に
こんなことが行われたらと考えたら、恐ろしい。
後味悪いけど、法医学の光崎教授や助手の栂野真琴、准教授のキャシー
県警の古手川などのキャラクターは好きなので、続いて欲しいシリーズ。
★★★
PR
発行年月:2020年6月
【第15回中央公論文芸賞受賞作】
「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」。
突然かかってきた、妹からの電話。
両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。
認知症の母と、かつて横暴だった父……。
別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。
(集英社HPより)
48歳の智代の元に44歳の妹の乃理のから母がボケたと電話。
両親は、二人で暮らしていて、父親は姉妹が幼いことは、理髪店を営み
長女の智代にはいずれ店を継がせると理容師の道を進ませる。
が・・・店はたたむことになり、以来父は長女に肩身が狭い。
智代もそんな実家から離れ、距離をおく暮らしを長年続けてきた。
第1章から5章、それぞれ語り手は変わるが、ボケたサトミを中心に
その家族たちとの物語。
同年代の両親を持つ身としては、あまり真剣に考えたくはない現実を
突きつけられているようで、気分が沈むような物語だった( ;∀;)
桜木さんの作品はいつも楽しく読んでいるけれど、これはちょっと
★★
(集英社HPより)
48歳の智代の元に44歳の妹の乃理のから母がボケたと電話。
両親は、二人で暮らしていて、父親は姉妹が幼いことは、理髪店を営み
長女の智代にはいずれ店を継がせると理容師の道を進ませる。
が・・・店はたたむことになり、以来父は長女に肩身が狭い。
智代もそんな実家から離れ、距離をおく暮らしを長年続けてきた。
第1章から5章、それぞれ語り手は変わるが、ボケたサトミを中心に
その家族たちとの物語。
同年代の両親を持つ身としては、あまり真剣に考えたくはない現実を
突きつけられているようで、気分が沈むような物語だった( ;∀;)
桜木さんの作品はいつも楽しく読んでいるけれど、これはちょっと
★★
発行年月:2020年9月
すべての女を虜にする魅力的な男、ナーちゃんと結婚したわたし。
女性の影が消えない夫との暮らしの一方、
わたしは夢のなかで別の女として生きることになる。
あるときは江戸吉原の遊女、さらには遙か昔、平安の代の女房として、
さまざまな愛を知り……。夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、
恋愛の深淵をのぞく傑作長編。
(中央公論新社HPより)
主人公の梨子は、幼い頃からナーちゃん(原田生矢)のことがすきで
高校3年の時に、男女の関係になり、24歳で婚約。
ナーちゃんの妻となる。
ナーちゃんは、誰からも好かれ、また誰にでも優しく、結婚後も
梨子の元に必ず帰るけれど、常に付き合っている女性がいるという
生活。
驚いたのは、幼い頃から習っていたお琴の先生とナーちゃんが
通じていたという事実。
それでも梨子は、ナーちゃんを愛することが自分にとっての一番の幸せだと
信じているという。
ある意味、幸せな人。
そんなある日、小学校の時、親しくなった用務員の高丘と再会し、
ナーちゃんとの生活のことを話し、魔法を教えてもらう。
それは夢の中の自分を一緒に生きるというもの。
江戸時代の花魁になったり、平安時代の伊勢物語の登場人物、業平の姫さまに
使える女官になったり・・・。
それらの話が、現実の話と交錯しながら、進んでいく。
梨子の愛するのは、ナーちゃんだけど、精神的よりどころは、高丘かな?
なかなか、おもしろい話だった。
★★★
発行年月:2020年9月
浅草の油屋、利根屋の娘・お玉と、本所髄一の大店の主人との縁談が持ち上がったが、見合いの前日にお玉は置手紙を残していなくなってしまう。利根屋の命運を賭けて、身代わりとなったのは奉公人・おまい。当日、〝えにし屋〟を名乗る謎めいた女が現れ、おまいは美しく着飾らせてもらうが、その後もお玉の行方は一向に?めないままだった……。縁結びも縁切りも、自分らしくあるために。縁(えにし)を商いとするひとびとを描いた、心ふるえる時代ミステリー。
(角川春樹事務所HPより)
新しいシリーズかな?
人の縁と縁を結ぶ「えにし屋」。
主は、才蔵。 そこに住むのはお初と7歳の少年・太郎丸。女中のお舟。
その一とその二の二つの話。
その一<花曇り>は、めでたしめでたしの話。
こんな和やかな話が続くのかと思いきや、二つ目の<夏の怪>は
本当に怪しい話。血なまぐさい話。
そして、お初と才蔵の、えにし屋以前の暮らしや二人の関係も明かされる。
しかし、吉野作之助は、本当に気の毒。
善人ゆえ哀しい結末になってしまった。
妻の孝子は、恐ろしい女だ。
えにし屋の物語、また読んでみたい。
続きが出るのなら楽しみ。
★★★
発行年月:2020年9月
九州北部にある人口300人の小さな星母(ほしも)島。そこで育った千尋は1年前に戻ってきて、託児所を併設した民宿を営んでいた。島には「母子岩」と呼ばれる名所があり、家族・子供・友達のこと……悩みを抱えたひとびとがそのご利益を求めて訪れる。複雑な生い立ちを抱える千尋は、島の人達とお客さんと触れ合いながら、自らの過去と今を深く見つめていく。明日への新しい一歩を踏み出す「強さ」と「やさしさ」が心に沁みる、書き下ろし長篇小説。
(角川春樹事務所HPより)
千尋の生い立ちは、やや複雑。
貰い子として育った地に戻って、民宿「えとう」を育ての母から
受け継ぐ。
保育士の資格を活かし、島の保育園が開いていない時間帯でも
子どもを預けたいという人のために、夜間と土日、子どもを預かって
いる。
千尋は、どちらかというと無愛想。
それでも子どもに対する目線は、温かく、ちゃんと見守っている。
ことばで可愛がったりはしない。
そういう考え方に大いに共感。
そして、千尋を支える麦生。
島から離れた場所で、ベビーシッターサービスの会社で働いて
いたとき、食べに行ったレストランの厨房で働いていて知り合った
そうだけど、二人の恋人同士にしてはドライな関係もいい。
島を訪れる人たちは色々な女性たち。
子育てで疲れ果てて訪ねてきた理津子。島から帰ってからも
何かと連絡をしてきて、なんだか逞しくなったかんじ。
表題の意味は、親にとっても子どもは天使そのものだけど
子どもがその期待に押しつぶされている場合もあるという話。
子育てはみな、それぞれが大変だよね。
子育て中のママたち、がんばれ!と思いながら読んだ。
という自分も孫の子守りで結構、ハードな日々だけど
がんばろうと思えた・・・^m^
★★★
カレンダー
09 | 2025/10 | 11 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 4 | ||||
6 | 8 | 10 | 11 | |||
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(10/09)
(10/07)
(10/05)
(10/02)
(09/29)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア