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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年7月


気ままな連中が”昨日”を改変。世界の存続と、恋の行方は!?
水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。そして、ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。
森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。互いに信頼をよせる盟友たちの代表作がひとつになった、熱いコラボレーションが実現!

                 (角川書店HPより)


この物語の時代背景は昭和っぽいな。

大学生たちの暮らす下宿「下鴨幽水荘」の住人プラスその仲間たちの話。


残暑厳しいなか、リモコンをコーラで水没させた彼ら。
そんなとき、タイムマシンで25年後から現れた青年・田村くん。


壊れる前のリモコンを前の日から持ってくればいい。


その発想から始まる、ドタバタ劇。




面白かった。
馬鹿だね~と思いながらも。
クスッと微笑ましく思いながら楽しんだ。



こんな大学生活は、大人になっても忘れないだろうな~。
彼らは、この先、ずっと親交が続くんだろうか?そうであってほしいな。



                     ★★★★


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発行年月:2020年8月


公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。間もなく、息子の秀樹がテロリストに志願したとして逮捕された。妻や娘からは息子を売ったと疑われ、組織や世間には身内から犯罪者を出したと非難される。公安刑事は家庭と仕事の危機を乗りきれるのか!? 衝撃の社会派長編ミステリー!

                  (双葉社HPより)



公安部刑事の幣原の息子がテロリスト志願で逮捕。
やがて釈放されるが、監視は続き、幣原が家庭内での監視役に。


辛い仕事だな。
家族を被疑者として監視しなければならないって。



テロリスト志願したことで、既に殺人を犯したかのような世間のバッシング。
責める人の気持ちもわかるけれど、彼はまだ志願しただけ。
なぜ、志願したのか?をきちんと聞くことが大事なのに。


と思って読んでいたら・・・起きてしまった悲劇。


ああ、なんてこと!


そして終盤、わかった事実に愕然。

なんだか辛くて、やりきれない話だった。

この先、妹・可奈絵は、どんな気持ちで日々、過ごすのだろう。



安定の読みやすさで、あっという間に読了したけれども。

    


                      ★★★



発行年月:2020年9月


これは私の最後の恋、なのだろうか。
妻でもなく、母でもなく、娘でもなく、ひとりの女になりたい。
恋愛小説の名手があなたを揺さぶる。
赤澤奈美は47歳、美容皮膚科医。カメラマンだった夫とは別れ、シングルマザーとしてひとり息子を育て、老いた母の面倒を見ながら仕事一筋に生きてきた。ふとしたことから、元患者で14歳年下の業平公平と、事故に逢うように恋に落ちてしまう。心を閉ざすように生きてきた奈美の、モノクロームだった世界が、色と音を持ち始めた。
もう一度、軽やかな私へ
美しい人生讃歌小説

                 (講談社HPより)




奈美が公平に惹かれる理由がよくわからず・・・。
個人的に関西弁の男性が苦手なのもあるけど。
会話がイチイチ、気になり、どんどん公平と深い関係になっていくが
「まずいんじゃないか??」とドキドキ。
案の定、それはまずい状況になり・・・ヤレヤレというかんじ。


今までの窪さんの作品とは雰囲気違うので途中で「あれ?誰の本だっけ?」と
思ったほど。


それでも最後は、良い方向に落ち着いてホッとした。


主人公の奈美には全く、共感できるところはなかったけれど
私は女になりたい」って思えるエネルギーを持っていることは羨ましいかも。




                      ★★★


発行年月:2020年11月


閉塞的な村から逃げだし、身寄りのない街で一人小説を書き続ける三島天は、ある日中学時代の友人のミナから連絡をもらう。中学の頃に書いた、大人になったお互いに向けての「手紙」を見つけたから、30才になった今開封しようというのだ――。他人との間で揺れる心と、誰しもの人生に宿るきらめきを描く、感動の成長物語。

                    (双葉社HPより)





三島 天、小湊雛子、吉塚藤生。

3人が順番で語る。
中学時代に書いた手紙を30歳で再会して読む。


結婚して離婚した雛子と独身の天と藤生。

中学時代の思い出話から知る3人の気持ち。

天は雛子のようになりたいと思っていた。
雛子は逆に天が羨ましいと思っていて、藤生は全く自分の気持ちに気づかない天を
ただただ見守っていた。



30歳で再会した彼らが、これからどんな関係を築いていくのか、ちょっと
楽しみな終わり方。

こんな友人関係はずっと続いて欲しいな。

天の小説家としてのデビューも期待したい。




                        ★★★



発行年月:2020年11月

少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。
約10年ぶりに放たれる待望の新刊エッセイ集! 
書き下ろしあとがき収録。

                (筑摩書房HPより)


恩田さんの読書記録。
「土曜日は灰色の馬」も出ているんですね。知らなかった。


読書量が半端なく多いですね。
作家になる人は、やはり子どもの頃から本が好きで沢山、読んでいるんだなぁ~。


知らない本もいっぱいだけど、たま~に読んだことのなる本の話になると
興味深く嬉しくなった。


ブラッドベリは死なないのところは、うんうんと。
「たんぽぽのお酒」暫く読んでいないなぁ~。
家の本棚にもあるから、読みたくなった。

山本周五郎とわたしの章で、恩田さんの本名(ななえ)が知れたのは嬉しい。
ファンならもう知っている人、多いのかな?
「長い坂」読んでみたい!



本は殆ど、単行本で読んでおしまいだけれど、文庫には解説がつくのがいい。
一度、読んだ作品でもお気に入りは文庫が出たら再読することも
今後は習慣にしていこうかな?


                       ★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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