日本の未来を救う!?
コメから採れる新燃料を求め、
農業知識ゼロの24歳女子が単身農村へ。
果たして新エネルギーは獲得出来るのか?
(中央公論新社HPより)
面白かったなぁ~。
東京のガラス機器メ-カ-で働く瀬野梢恵(24歳)は、
仕事にやる気が出ない状態。
なんとか毎朝、自分の気持ちを鼓舞させて出勤していた。
そんな梢恵に社長が突然、自身が開発した
バイオエタノ-ル製造装置を使うにあたり
バイオエタノ-ル用の安い米を作付けを頼んで来いという。
任務完了までは長期出張扱いにするという。
そして、長野県へ。
農家を訪ねいきなりバイオエタノ-ルのための米を
作ってくれないか?と言ったところで誰にも相手にされない梢恵。
そんなとき、農業法人「あぐもぐ」を訪ねてみたら?と言われ
社長の安岡茂樹の家に。
最初に対応してくれた茂樹の妻・君江は優しく親切に話を聞いてくれたが・・・
茂樹にはキツイ言葉を投げかけられる。
しかし、自分の会社のやろうとしている意図を熱心に語り、
先ずは農業を一から学べと言われ、住み込みで農業体験をすることに。
農業は大変だという認識しかなかったけれど、
こうして物語を読んでいくと自分が関わったことが形になって、
最後は収穫という喜び、それを実際に食すことが出来るって、
素晴らしいことだな~と思った。
小説なので、本当に辛いことはサラッと書かれているんだろうけれど・・・・
こういう小説を若者が読んで農業をこれからの自分が学ぶ選択肢のなかに
入れてくれたら素晴らしいかも。
3.11の震災の話も出てきて、福島県の農家の皆さんの苦悩が少し理解できた。
震災のことをまたこうして物語から深く考えさせられた。
忘れたらいけないことですね・・・・。
東京の片山製作所の社長さんも素敵な人でした!
梢恵のことをよ~く考えて長野に行かることで、梢恵が変わるのでは?
と最初からある程度予測していたのかも。
実際、梢恵は農業の面白さに目覚めたみたいで、
きっと長野でこれからも生きて行くんだろうな。
表題の意味もよくわかりました!!
美味しいお米、野菜、一生懸命育ててくれた人がいるから、
わたしたちがいただけるんですね。
当たり前のことも思い出させてもらいました!!
誉田さん、幅広い分野の話を届けてくれますね~(^^)
★★★★★
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★途中放棄^^;