発行年月:2004年12月
天明六年、江戸を襲った大雨の夜、甥の定次郎を何者かに殺された立原周乃介は、その原因を調べていくうちに、定次郎が米問屋柏木屋のことを探っていたことを知る。柏木屋の主人、仁三郎にはどうにも後ろ暗い過去がある。核心に迫る周乃介の周りで、不穏なことが多発するようになり--------。
鮮烈のデビュ-作、時代劇ミステリ-登場!
(本の帯文より)
北氏の書は、これで3冊目かな?
やはり時代小説の方がいいなぁ~。
話がわかりやすいので、容易に物語の世界に入り込めます。
最初から、何者かに殺される男の描写。
その殺された男の叔父にあたる男・周乃介が事件の真相と犯人を捜すミステリ-仕立て。
江戸の町の風景もすんなり頭に描写として浮かびます。
長屋暮らしの庶民。
歴史的背景としては田沼意次が罷免され、将軍・徳川家定が没する時。
そして、江戸の各地に起こった大水害。凶作による米価高騰。
そんな時代に庶民が受けた諸々も物語のなかで出てきます。
冒頭で殺された男・定次郎もそんな幕府の大きな変革に巻き込まれたよう。
定次郎と恋仲だった遊女の「沙羅」がなんとも不憫。
遊女になった経緯も、なんとも哀れ。
しかし、どこか落ち着いた品のある佇まい。
甥の定次郎と惹かれあった仲だが、甥の死の真相を追ううちに沙羅とも出会い、周乃介自身も沙羅に惹かれる。
そして、沙羅も。
最初は、定次郎の仇を討って欲しいと願っていたが、やがて周乃介が無事でいてくれる事を願うようになる。
そんな二人が、一時は幸せそうだったのが、少し救いだったかな?
沙羅もその瞬間はきっと幸せだったでしょう。
でも、切なかったなぁ~。
ラストはハラハラドキドキ。
この方の時代物は、やはり素敵!(まだ、これで時代物は2作目ですが・・・^^;)
これ、映像化しても十分、面白そう。
天明六年、江戸を襲った大雨の夜、甥の定次郎を何者かに殺された立原周乃介は、その原因を調べていくうちに、定次郎が米問屋柏木屋のことを探っていたことを知る。柏木屋の主人、仁三郎にはどうにも後ろ暗い過去がある。核心に迫る周乃介の周りで、不穏なことが多発するようになり--------。
鮮烈のデビュ-作、時代劇ミステリ-登場!
(本の帯文より)
北氏の書は、これで3冊目かな?
やはり時代小説の方がいいなぁ~。
話がわかりやすいので、容易に物語の世界に入り込めます。
最初から、何者かに殺される男の描写。
その殺された男の叔父にあたる男・周乃介が事件の真相と犯人を捜すミステリ-仕立て。
江戸の町の風景もすんなり頭に描写として浮かびます。
長屋暮らしの庶民。
歴史的背景としては田沼意次が罷免され、将軍・徳川家定が没する時。
そして、江戸の各地に起こった大水害。凶作による米価高騰。
そんな時代に庶民が受けた諸々も物語のなかで出てきます。
冒頭で殺された男・定次郎もそんな幕府の大きな変革に巻き込まれたよう。
定次郎と恋仲だった遊女の「沙羅」がなんとも不憫。
遊女になった経緯も、なんとも哀れ。
しかし、どこか落ち着いた品のある佇まい。
甥の定次郎と惹かれあった仲だが、甥の死の真相を追ううちに沙羅とも出会い、周乃介自身も沙羅に惹かれる。
そして、沙羅も。
最初は、定次郎の仇を討って欲しいと願っていたが、やがて周乃介が無事でいてくれる事を願うようになる。
そんな二人が、一時は幸せそうだったのが、少し救いだったかな?
沙羅もその瞬間はきっと幸せだったでしょう。
でも、切なかったなぁ~。
ラストはハラハラドキドキ。
この方の時代物は、やはり素敵!(まだ、これで時代物は2作目ですが・・・^^;)
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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