発行年月:2005年10月
天才絵師の名をほしいままにした兄・尾形光琳が没して以来
尾形乾山は陶工としての限界に悩む。在りし日の兄を思い、
晩年の「花籠図」に苦悩を昇華させるまでを描いた歴史文学賞受賞の表題作など、
珠玉5篇を収録
(BOOKデ-タベ-スより)
表題作「乾山晩秋」は一番最初の話。
画家の尾形光琳は有名ですが、ここではその弟・尾形乾山の話。
乾山は陶工の道に進んだ人だが、晩年は絵筆をとることも多く後の文人画の先駆けと言われているという。
光琳が赤穂浪士と関わりがあったかも?
へ~そうなんだぁ~!
その後の話は・・・日本画の世界では有名な狩野派の人々の話。
「永徳翔天」
幕府の御用絵師となった狩野永徳の物語。
狩野派は教科書でも習ったので興味深かった。
この時代の絵師って、特殊な立ち場だったんだなぁ~。
「等伯簿影」
狩野と争う絵師の長谷川等伯の物語。
御用絵師になるかどうかでこんなにも違うんだ・・・なんだかかわいそう。
「雪信花匂」
女流画家・清原雪信の話。
17歳で狩野探幽の直弟子となる。20歳で流行画家となり狩野の女絵師と言われていた。
その後の雪信の恋、そして狩野派のなかでの諍い。それぞれの絵師として特殊な立場にある者達ゆえの思いが切ない。
お手本の絵を書き写すだけの絵師の育成に力を注いだ狩野派の末弟・吉信。
力を受け継いでいくのは大変だったんでしょうね・・・・。
「一蝶幻影」
一時は狩野派で絵を学んだ絵師・英一蝶(はなぶさいっちょう)の物語。
知らない絵師ですが、大奥とか赤穂浪士とかの関わりが出てきて面白かった。
馴染みがない絵師という特殊な世界の話なので、読むのにやや難儀しましたが
物語としては面白かった。
ここに登場の絵師たちが書いた絵を探してみてみよう!
★★★
天才絵師の名をほしいままにした兄・尾形光琳が没して以来
尾形乾山は陶工としての限界に悩む。在りし日の兄を思い、
晩年の「花籠図」に苦悩を昇華させるまでを描いた歴史文学賞受賞の表題作など、
珠玉5篇を収録
(BOOKデ-タベ-スより)
表題作「乾山晩秋」は一番最初の話。
画家の尾形光琳は有名ですが、ここではその弟・尾形乾山の話。
乾山は陶工の道に進んだ人だが、晩年は絵筆をとることも多く後の文人画の先駆けと言われているという。
光琳が赤穂浪士と関わりがあったかも?
へ~そうなんだぁ~!
その後の話は・・・日本画の世界では有名な狩野派の人々の話。
「永徳翔天」
幕府の御用絵師となった狩野永徳の物語。
狩野派は教科書でも習ったので興味深かった。
この時代の絵師って、特殊な立ち場だったんだなぁ~。
「等伯簿影」
狩野と争う絵師の長谷川等伯の物語。
御用絵師になるかどうかでこんなにも違うんだ・・・なんだかかわいそう。
「雪信花匂」
女流画家・清原雪信の話。
17歳で狩野探幽の直弟子となる。20歳で流行画家となり狩野の女絵師と言われていた。
その後の雪信の恋、そして狩野派のなかでの諍い。それぞれの絵師として特殊な立場にある者達ゆえの思いが切ない。
お手本の絵を書き写すだけの絵師の育成に力を注いだ狩野派の末弟・吉信。
力を受け継いでいくのは大変だったんでしょうね・・・・。
「一蝶幻影」
一時は狩野派で絵を学んだ絵師・英一蝶(はなぶさいっちょう)の物語。
知らない絵師ですが、大奥とか赤穂浪士とかの関わりが出てきて面白かった。
馴染みがない絵師という特殊な世界の話なので、読むのにやや難儀しましたが
物語としては面白かった。
ここに登場の絵師たちが書いた絵を探してみてみよう!
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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