発行年月:2012年6月
とある町の図書館に出没する話虫(はなしむし)。
漱石「こころ」のなかに入り込み名作はメチャクチャに。
架空の物語世界を舞台に図書館員たちの活躍が始まる
(筑摩書房HPより)
本のなかに入り込み、物語の内容を変えてしまう話虫。
そして、話虫は夏目漱石の「こころ」のなかに入り込んだらしい。
その退治のため、図書館勤務のわたしは、話のなかに入り込み、登場人物たちの観察をしつつ、物語が元の内容に戻るようにしなければならない。
話虫を見つけたら、干さなくてはならない。
物語のなかに入り込んだのは、図書館員、糸井馨。
「こころ」のなかに入って、妹尾家に下宿する。
下宿屋の奥さんは、節子さん・・・・「こころ」でも「わたし」が下宿する家の奥さんは節子さん。
節子さんのお嬢さんは、静さん・・・・「こころ」では「お嬢さん」に当たる人。
そして、友達の圖中和生と桑島芳蔵・・・・桑島が「こころ」のなかで「K」とされる人。
それから・・・・夏目漱石やら、石川啄木、小泉八雲まで登場する。
原作の「こころ」では、下宿屋のお嬢さんを巡っての恋のかけひきがあり、それに破れた「K」は自殺するという内容。
その原因を作ってしまった若いころの「先生」はその後、罪を感じて行き、最後は自分も命を絶つというかんじだったと記憶している。
話虫が変えたらしい「こころ」では、そんな暗い雰囲気はなく・・・・話のなかに入り込んだ糸井も「K」は自殺することになっている、桑島を自殺に追い込まないといけないのか?と悩む。
さていったいこの物語はどうなる??
最終的には、誰も死なずによかった。
時空を超えた友情物語として落ち着いたかんじ。
素晴らしいアイデアから出来た物語でした♪
「こころ」をもう一度、読み返したくなります。
逆に読んでない人には、面白さ半減かも?
とある町の図書館に出没する話虫(はなしむし)。
漱石「こころ」のなかに入り込み名作はメチャクチャに。
架空の物語世界を舞台に図書館員たちの活躍が始まる
(筑摩書房HPより)
本のなかに入り込み、物語の内容を変えてしまう話虫。
そして、話虫は夏目漱石の「こころ」のなかに入り込んだらしい。
その退治のため、図書館勤務のわたしは、話のなかに入り込み、登場人物たちの観察をしつつ、物語が元の内容に戻るようにしなければならない。
話虫を見つけたら、干さなくてはならない。
物語のなかに入り込んだのは、図書館員、糸井馨。
「こころ」のなかに入って、妹尾家に下宿する。
下宿屋の奥さんは、節子さん・・・・「こころ」でも「わたし」が下宿する家の奥さんは節子さん。
節子さんのお嬢さんは、静さん・・・・「こころ」では「お嬢さん」に当たる人。
そして、友達の圖中和生と桑島芳蔵・・・・桑島が「こころ」のなかで「K」とされる人。
それから・・・・夏目漱石やら、石川啄木、小泉八雲まで登場する。
原作の「こころ」では、下宿屋のお嬢さんを巡っての恋のかけひきがあり、それに破れた「K」は自殺するという内容。
その原因を作ってしまった若いころの「先生」はその後、罪を感じて行き、最後は自分も命を絶つというかんじだったと記憶している。
話虫が変えたらしい「こころ」では、そんな暗い雰囲気はなく・・・・話のなかに入り込んだ糸井も「K」は自殺することになっている、桑島を自殺に追い込まないといけないのか?と悩む。
さていったいこの物語はどうなる??
最終的には、誰も死なずによかった。
時空を超えた友情物語として落ち着いたかんじ。
素晴らしいアイデアから出来た物語でした♪
「こころ」をもう一度、読み返したくなります。
逆に読んでない人には、面白さ半減かも?
★★★★★
PR
この記事にコメントする
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 4 | ||||
6 | 7 | 9 | 10 | 11 | ||
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(01/08)
(01/05)
(01/02)
(12/28)
(12/26)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア