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読んだ本の感想あれこれ。
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41s8AmhfwDL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年10月

姉妹のルールは好きな人を<共有すること>

ブエノスアイレス近郊の日系コロニアで育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドををルールにしていた。留学のため来日した二人だったが、誰からも好かれる笑顔の男、達哉と知り合う。達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚する。同じく達哉に好意を抱いていたミカエラは父親がはっきりとしない命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、語学学校の教え子であった田渕ともに故国に戻る。一方、ミカエラは成長した娘アジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけてアルゼンチンにやってくると……。

                                       (小学館HPより)

登場人物たちの考え方、行動、どれにも全く共感は出来なかったなぁ~。
でも、それぞれの行動に嫌悪感みたいなものは、なく淡々と恋の行方を傍観してるかんじで読んでいた。

姉・佐和子(カリ-ナ)は、達哉と結婚し、日本で暮らしていたが、ある日、一方的にアルゼンチンに帰国してしまう。
そして、ほかの男と暮らし始める。

妹・十和子(ミカエラ)は、娘のアジェレンと暮らしているが、アジェレンの父親が誰なのかは明らかにされない。
そして、かつては達哉に好意を抱いていた。

アジェレンは、母親(ミカエラ)の上司である男性(妻子あり)と恋愛中。


結婚したら、恋愛なんて・・・・と思ってる自分には全くもって自由奔放な登場人物たち。
ある意味、うらやましいかも(笑)。
似たもの同士だから、大して問題にもならず、成り行き任せのかんじで過ぎていく。

日本とアルゼンチンの両方が舞台で、ちょっと異国のかんじも味わえて面白かった。

江國さんのその場の情景が浮かぶような文章なので、楽しく読めた。

表紙の写真も雰囲気あって◎!



表題の「金米糖の降るところ」の意味も文中にあるけど、ロマンチックな発想で素敵だった!

★★★★
 

 
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