なぜ日本にはカエサルのような指導者が出ないのか
ローマ帝国は危機に陥るたびに挽回した。
では、今のこの国になにが一番必要なのか──。
「文藝春秋」巻頭随筆がついに新書化なる
(文藝春秋HPより)
塩野さんと言えば、ロ-マ。
古代ロ-マの史実に対する書物は、過去にも読み、大変面白かった!
その塩野さんが日本の政治を辛辣に批判しながら、古代ロ-マの英雄たちを引き合いに出す。
副題(?)の「なぜリスクをとるリ-ダ-が出ないのか」の答えのようなものが書かれているのか?期待しながら読んだけど、はっきりとした事は書かれていなかったかな?
でも古代ロ-マのカエサルやらハンニバルなど戦いのなかリ-ダ-シップを取った人物たちを出されると・・・・今の日本の政治家にそれと同じことは無理でしょ?^^;
なんて思ってしまった。
本書のなかで塩野さんの語る政治やロ-マに関すること以外のことが、わたしには興味深かった。
「笑いの勧め」のなかで、お薦めの映画を2つ挙げていて、その1つが最近見た「恋愛適齢期」だったので、より楽しめた。
ジャック・ニコルソンとダイアン・キ-トンがお互いに第一印象は最悪だったのに、やがて恋に落ちる話。
このイタリア語のタイトルが「なんでも起こりうる」という意味のものという事らしいが、なるほどそれは内容にバッチリかも!!
塩野さんの語り口調がサバサバしていて好き!
今度、ロ-マも政治も抜きの、ごく普通のエッセイが読みたいな~。
ロ-マとか政治の話も面白いけど、少々肩が凝るので・・・^^;
日本人へは、もう1冊、リ-ダ-篇のほかに国家と歴史篇も出てますね。
もうちょっとしたら、そちらも読んでみようかな?
★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;