発行年月:2010年5月
美しい少女との目眩く日々。歪んだ愛の代償は?
気鋭の作家・近藤史恵が描く、禁断の長編ゴシック・ミステリー!
施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかった------。
真実はつねに、だれかの傷と繋がっている。もし、触れられて痛む傷を持たない者ならば、それを暴くこともできるかもしれない。――<本文より>
(講談社HPより)
面白かった!
最初から不穏な空気が少しずつ後ろから迫ってくるかんじの物語。
物語は事故で5歳のときに両親を亡くした鈴原博人の回想録のような形で始まる。
実業家で金持ちの光林家の別荘に住み込みで働くことを条件に3年後には大学4年間の学費と生活費を負担してくれるという話に乗った博人。
そして同じように屋敷に住み込むことになった博人と同年17歳の樋野薫。
二人の過去には共通のものがあった。
理不尽で冷たい視線に晒されることに慣れてしまう哀しい過去。
どうして二人が光林氏に選ばれたのか?
その目的は何?
疑問は二人の少年にも常にあり、読んでいるわたしにも常にある。
そして最初の殺人事件が起こり、その後も事件が起きる。
犯人は誰なんだろう?と予想しながら・・・
段々に登場人物の過去の暮らしが明かされ、もしかして犯人はこの人かな?と
予測がつくのだけど、物語自体はどういう結末になるのか?は全く予測出来ず、最初から最後まで楽しめました。
そして、ラストは衝撃的!
残された者たちは、一見それぞれ満足の暮らしぶりでしたが、果たして本心から幸せだろうか?
自分の本当の気持ちを偽ってはいないか?
などなど読み終えても尚、いろいろな思いが残る物語でした。
この作家さん、前に読んだかなぁ?
覚えが無いけど、ほかの作品も是非、読んでみたいと思った。
美しい少女との目眩く日々。歪んだ愛の代償は?
気鋭の作家・近藤史恵が描く、禁断の長編ゴシック・ミステリー!
施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかった------。
真実はつねに、だれかの傷と繋がっている。もし、触れられて痛む傷を持たない者ならば、それを暴くこともできるかもしれない。――<本文より>
(講談社HPより)
面白かった!
最初から不穏な空気が少しずつ後ろから迫ってくるかんじの物語。
物語は事故で5歳のときに両親を亡くした鈴原博人の回想録のような形で始まる。
実業家で金持ちの光林家の別荘に住み込みで働くことを条件に3年後には大学4年間の学費と生活費を負担してくれるという話に乗った博人。
そして同じように屋敷に住み込むことになった博人と同年17歳の樋野薫。
二人の過去には共通のものがあった。
理不尽で冷たい視線に晒されることに慣れてしまう哀しい過去。
どうして二人が光林氏に選ばれたのか?
その目的は何?
疑問は二人の少年にも常にあり、読んでいるわたしにも常にある。
そして最初の殺人事件が起こり、その後も事件が起きる。
犯人は誰なんだろう?と予想しながら・・・
段々に登場人物の過去の暮らしが明かされ、もしかして犯人はこの人かな?と
予測がつくのだけど、物語自体はどういう結末になるのか?は全く予測出来ず、最初から最後まで楽しめました。
そして、ラストは衝撃的!
残された者たちは、一見それぞれ満足の暮らしぶりでしたが、果たして本心から幸せだろうか?
自分の本当の気持ちを偽ってはいないか?
などなど読み終えても尚、いろいろな思いが残る物語でした。
この作家さん、前に読んだかなぁ?
覚えが無いけど、ほかの作品も是非、読んでみたいと思った。
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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