発行年月:2010年3月
痴呆の母を抱える中年男性、ホームレス殺害に手を染めた小学生の兄妹…大切な何かを守るため、人は悲しい嘘をつく。
一匹の蝶が絶望の果てに見た光景とは------
人間の弱さと優しさを描く連作長編。
(集英社HPより)
第1章から第6章まで
それぞれの主人公たちが抱えるものは重たく暗い。
途中までは、この先、彼らに救いはあるのか?と読みながらこちらの気持ちまで落ち込む。
が、それが次第に変化する。
最初は短編集かと思われた話でしたが、主人公たちはほかの話少しずつ繋がっていく。
人と人が接するなかで、新たな関係が生まれ、そのことにより光が見えてくる。
話の所々に出てくる、虫(蝶とか・・・)、そしてそれぞれの人が目にする光。
植物は、風によって、あるいは虫によって花を咲かせ、人は人と接するなかで光を見いだし
また先に進んでいける(花を咲かす)という事なのかな?
第6章まで進みながら、前に出てきた人がこの人とこういう形で接点があったんだ!とか
同じ場面をほかの人の見方から描き、なるほど~本当はそういう事だったのね?など
驚きと喜びを感じながら、最初の重い雰囲気が少しずつ溶けていくかんじでした。
段々に希望に向かうお話でホッとしました。
話の展開の上手さはさすがです!
そして、この本の装丁と表題も、素晴らしい!!
文句のつけどころがない1冊でした(^^)
痴呆の母を抱える中年男性、ホームレス殺害に手を染めた小学生の兄妹…大切な何かを守るため、人は悲しい嘘をつく。
一匹の蝶が絶望の果てに見た光景とは------
人間の弱さと優しさを描く連作長編。
(集英社HPより)
第1章から第6章まで
それぞれの主人公たちが抱えるものは重たく暗い。
途中までは、この先、彼らに救いはあるのか?と読みながらこちらの気持ちまで落ち込む。
が、それが次第に変化する。
最初は短編集かと思われた話でしたが、主人公たちはほかの話少しずつ繋がっていく。
人と人が接するなかで、新たな関係が生まれ、そのことにより光が見えてくる。
話の所々に出てくる、虫(蝶とか・・・)、そしてそれぞれの人が目にする光。
植物は、風によって、あるいは虫によって花を咲かせ、人は人と接するなかで光を見いだし
また先に進んでいける(花を咲かす)という事なのかな?
第6章まで進みながら、前に出てきた人がこの人とこういう形で接点があったんだ!とか
同じ場面をほかの人の見方から描き、なるほど~本当はそういう事だったのね?など
驚きと喜びを感じながら、最初の重い雰囲気が少しずつ溶けていくかんじでした。
段々に希望に向かうお話でホッとしました。
話の展開の上手さはさすがです!
そして、この本の装丁と表題も、素晴らしい!!
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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