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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2022年6月


希美学園で中・高を共に過ごした「わたしたち」。
少女たちは友情を紡ぎながら、それぞれの「わたし」を生き抜いていく……
四人の女たちの1945~ 2021年を描く、心揺さぶる感動作!


                 (河出書房新社HPより)



1958年、希美学園に入学して13歳になる4月に出会った4人。

晶子・・・母親は、小学校の教師。父親はいない。
     大学院を卒業して、すぐに結婚し翌年、息子・翔もうまれるが
     翔が小学校に入学するころ、夫は「きみならすべて独りでやっていける」と
     言い残し、家を出て行く。夫は翔を連れていくつもりだったが
     翔は首を振って晶子の元に残った。
     そして、晶子は
     母校の女子大で講師になった。


佐智子・・・大人しく穏やか。
      信金職員として働いていたとき、同僚の稔と結婚。
      プロポーズは佐智子から。
      幼いときから快活な姉の陰に隠れているような存在。
      稔との間に子どもは授からなかったけれど穏やかに生活。
      夫がすい臓がんで亡くなり、佐智子も末期がんの診断を受け
      二人同室で入院


美由紀・・・父親はアメリカ人。けれどアメリカに一人で帰国。
      母はその後、日本人と再婚しかけれど、美由紀はハーフで
      その容姿から常に差別的な言葉や態度をされてきた。


容子・・・母親は看護師で、未婚で容子を産んだ。
     父親は、母の勤める病院の医師。家庭があった。
     容子を認知したいと言ったが母は断り、一人で育てる。
     22歳でラジオ局に入社。20年働き、退職後はフリーランスの
     パーソナリティ兼ディレクター
     夫とは事実婚だったが、死後のあれこれを考えて籍を同じにして
     終末期医療における事前指示書も作成。
     



13歳で出会って75歳くらいまで、折に触れて会い、友情が続く4人。
それぞれの苦労もありながら、みんな幸せを最後は感じている様子。

佐智子の最期は、とても潔かった。
こんな風に自分の最期のことをちゃんと決めて逝けるのは凄い。

美由紀は夢だったアメリカで、パートナーも見つけたけれど、
相手の暴力に耐える日々があったのは、ショック。
日本に戻ってきて良かった。


4人のなかで子どもがいるのは、晶子だけ。
容子も死んだあとの貯金などは晶子の息子・翔とその子どもたちに
貰ってもらうと考えている。


話、自体もよかったけれど、それぞれの生き方は、参考になることも
あって、面白かった。
落合さんの本、久しぶりに読んだ。

後でプロフィールを見たら1945年生まれで、この物語の4人と同年なんだ!
もう80歳過ぎているんだ・・・とちょっと驚いた。
まだまだ書き続けてほしい作家さんだ。




                  ★★★★★
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