発行年月:2025年11月
元新聞社勤務の櫻子は67歳。
エリートコースを歩み続けた最愛の兄・貴之が鬼籍に入って17年が経つ。
義姉の智子は72歳になり、ようやく貴之を捨てて、再婚した真意を語り始めた。
櫻子と智子が胸に隠していた貴之の死の秘密、
そして死の直前に彼が救いを求めた相手とは……。
残り僅かな人生、真っ当で歪な愛を誰に託すのか。
(新潮社HPより)
少し前に読んだ「つくみの記憶」も、なんだかな・・・。
と思ったけれど、こちらも同様の感想・・・(ノД`)・゜・。
白石さんってこんな作家さんだったっけ?
なんか言いたいことがよくわからない。
わたしの読解力の無さなんだろか?
学力優秀で何ら苦労もなく、すんなり東大に合格して、銀行の頭取まで
登りつめて、容姿端麗でもう言うことなしの貴之。
性格も優しいし、妻・智子(さとこ)も妹・櫻子も大切で、それぞれに
気遣い出来る人で。
でも智子は貴之の元を去り、別の人と再婚。
物語が、過去と現在を行き来しながら進む。
貴之の妹・櫻子は、結婚したあと、中学生になった娘を置いて離婚し、
以後、娘との交流はなく一人、仕事に邁進。
貴之と智子の間には息子・雪之丞がいるけれど、週末は幼い息子をシッターや
家庭教師に預け、二人だけの時間を過ごすのが習慣。
雪之丞も父親の遺伝子を受け継ぎ、優秀で東大卒。
子どもに対して淡泊過ぎるのに、貴之は妻と妹に対する熱量が凄い。
そして櫻子も兄を尊敬し大事に想っている。
兄夫婦が離婚したときは義姉の智子を責めるようなことも言ったり・・・・
20年ぶりに櫻子と智子が会い、お互いのことを話すんだけど
最後に櫻子が智子に告げたことが衝撃的。
兄の死は・・・自殺だったと。
えぇ~っ!!
それ言っちゃうの?
ドン引きした・・・・( ゚Д゚)
貴之の遺書にあった櫻子への言葉もよくわからない。
「妹でなければと俺はいつも思っていた」
えぇ~っ・・・何それ。
それを知った櫻子が、その言葉を支えに兄の死後の17年間を生き抜いてきたと
言うのも。
何?この兄と妹は・・・・ちょっと気持ち悪いんですけど・・・・
そんな気持ちがあったから義理の姉だった智子に衝撃の告白をしたってこと?
う~ん・・・・すごく後味が悪いわ~。
ちょっとここのところのこの著者の物語は、好きじゃないな・・・
ちょっと読むの控えようか。
★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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