発行年月:2025年10月
【現代文学の名手が贈る心理小説の白眉】
人生を狂わせるほどの秘密ではなかった。
――そのはずだった。
1989年5月、彩和と俊輔の結婚を祝う会が開かれた。
前の夫を若くして亡くし、必死で幼い娘を育ててきた彩和にとって、
それは人生の安泰が約束された幸福な瞬間だった。
それは人生の安泰が約束された幸福な瞬間だった。
後に、俊輔の思わぬ一面を知ることになろうとは夢にも思わず――。
綻びゆく人生における、僅かな安息。
不意におとずれる、密やかな邂逅。
廻り続ける「生」への不安を克明に描ききった、原稿1100枚に及ぶ傑作大長編。
(集英社HPより)
一気読みだった!
面白かった・・・けれどなんだか虚しさが残る。
主人公の彩和(さわ31歳)は夫が病死した後、知り合った高階俊輔と再婚。
まだ2歳の娘を育てるためには、それなりの経済力もあり社会的にも
認められた人。
古美術店「アンティークたかしな」を父親から継ぎ、メディアにも時々
出ている人物。
高階俊輔の秘書兼運転手として雇われている野々宮歩(27歳)は真面目で
人柄もよく8歳になった彩和の娘・羽菜子も懐いている。
順風満帆な幸せな生活が続いていたのに、高階は、何故か妻と秘書の関係を
疑い始め、ギクシャク。
彩和が妊娠しても言葉では祝福するがどこか冷たい。
その後、流産してしまったときも妻を慰めることもあまりなく・・・
猜疑心だけが膨らみ、飲酒量が以前にも増す。
彩和と野々宮の関係は高梨の想像する事実はないものの、お互いが次第に
惹かれていく。
彩和は常に娘がこのまま無事に成長することを最優先。
結果、それでよかったと思う。
でも、もう少し本音で話し合うことが出来ていれば・・・
そして終盤にわかった凄い真実!
野々宮が高階の実の息子だったとは!
それも、もっと早く真実として打ち明けていたら・・・
色々なことがかわっていたんじゃないか???
う~~ん。
最後は、とても切ない感じだったな。
野々宮の最期の気持ちが手紙で遺されていてよかったけれど・・・
凄い話だった!
小池さんの小説は、やはり面白い!
★★★★
(集英社HPより)
一気読みだった!
面白かった・・・けれどなんだか虚しさが残る。
主人公の彩和(さわ31歳)は夫が病死した後、知り合った高階俊輔と再婚。
まだ2歳の娘を育てるためには、それなりの経済力もあり社会的にも
認められた人。
古美術店「アンティークたかしな」を父親から継ぎ、メディアにも時々
出ている人物。
高階俊輔の秘書兼運転手として雇われている野々宮歩(27歳)は真面目で
人柄もよく8歳になった彩和の娘・羽菜子も懐いている。
順風満帆な幸せな生活が続いていたのに、高階は、何故か妻と秘書の関係を
疑い始め、ギクシャク。
彩和が妊娠しても言葉では祝福するがどこか冷たい。
その後、流産してしまったときも妻を慰めることもあまりなく・・・
猜疑心だけが膨らみ、飲酒量が以前にも増す。
彩和と野々宮の関係は高梨の想像する事実はないものの、お互いが次第に
惹かれていく。
彩和は常に娘がこのまま無事に成長することを最優先。
結果、それでよかったと思う。
でも、もう少し本音で話し合うことが出来ていれば・・・
そして終盤にわかった凄い真実!
野々宮が高階の実の息子だったとは!
それも、もっと早く真実として打ち明けていたら・・・
色々なことがかわっていたんじゃないか???
う~~ん。
最後は、とても切ない感じだったな。
野々宮の最期の気持ちが手紙で遺されていてよかったけれど・・・
凄い話だった!
小池さんの小説は、やはり面白い!
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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