発行年月:1991年2月
わたしは奇妙な日記をつけ始めた――
とめどない食欲に憑かれた女子学生のスタティックな日常、
青春最後の日々を流れる透明な時間をデリケートに描く。
(中央公論新社HPより)
もう30年以上前に買った本。
久しぶりに読んでみた。
主人公は大学4年生の、かおる。
ホテルでアルバイトしていて、披露宴後に残った巨大なアイスクリームを
主任(元華族のオールドミス)から一緒に食べて片付けてと言われ・・・
食べ切ってから、異常な食欲が続く日々。
下宿先はある神道宗教の教会の離れ。
母が信者で、その縁で下宿させてもらっている。
そして、そこに高校を卒業した弟・航平が教会で修業すると言って
親の反対を押し切りやってくる。
航平は両親が離婚後、父の再婚相手の連れ子。
かおるのは同じ大学の工学部の大学院生・吉田と付き合っている。
一緒に眠る。
ただ静かに・・・・
吉田の友人が精神科に一度、診て貰えということで受診する。
結局、かおると吉田は別れてしまうんだけれど。。。
吉田みたいな人、居そう。
こういう人と共に過ごすのは疲れそう。
かおるの友人・真由子がいい。
かおるの気持ちを汲んで、良い方向に背中を押してくれている。
上質な青春小説というかんじ。
小川さんの文章は、やはりいい。
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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