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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2025年7月


「部屋が人生を決めてしまうのかな?」 「それとも、人生が部屋を決めるのかね」 フランス、ドイツ、イタリア、アメリカなど各国で翻訳されたロングセラー『おやすみ、東京』。そして、新たな東京の物語が始まる。 隣の天使から届けられる悪魔のケーキ。ベランダに置かれた大きな桃。「巨大アパート」でゴム印をつくりながら物語を紡ぐ青年。世界でいちばん雷の落ちない部屋。夜な夜なカラスと話す電話回収屋――。 東京のアパートで暮らすさまざまな人びとの夢やさみしさ、ささやかな幸福と奇跡。あたたかな交感が街を照らす、愛おしくかけがえのない21の小さな灯の物語


                  (角川春樹事務所HPより)




東京にある色々なアパートに暮らす人たちのお話。

ひとつひとつは短い話だけれど、どれも余韻がある素敵な話。


最初の<天使の焼いた悪魔のケーキ>からいい!
こういう、この後はたぶん・・・と想像できるお話はすき。
引っ越しの決め手は甘い香りが漂ったアパートだったから。
そして偶然、隣人がそのケーキを焼いていた人で、何度か焼いたケーキを届けて
くれる。
自分も以前、隣人からそのケーキの作り方を教わったと
引っ越しが決まったとレシピをもらう。



<おひとりさま>もよかった。
プレゼンが終わり一人祝賀会としてお気に入りの人気店でランチをしようと
訪れ、相席でよければすぐに案内できますと言われ自分の父親くらいの
紳士と相席に。会話が弾み、ハヤシライスとコーヒーをご馳走になる。
帰り際に貰った名刺を見ると、知らない人はいない会社の社長で
プレゼン相手の男性も同じ苗字だった。

あ~これ、この後、たぶん・・・・と想像してニヤニヤしちゃった。



<幽霊の電話>もよかった。
カラスのオレが語るはなし。
夜、アパートのベランダにいくのが習慣になっている。
神代アパート203号室のモリイズミのベランダ。
彼女は電話回収屋をしていて夜、仕事が終わると、仕事で使った
白い手袋をベランダに干し、それをみてカラスがベランダへ。
モリイズミ一方的に話し、カラスが大人しくそれを聞く。

なんかいいな。
どっかで聞いた名前だと思ったらモリイズミさんは以前の東京の物語で
登場していた。


たわいもない日常の話なので、暫くしたら忘れそうな話ばかり。
でも、また読んで楽しめそう♪

イラストも毎度のことながら素敵でした!



                    ★★★★
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