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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2024年10月


部屋を満たすようにして流している音楽は「まだ完全な恋ではない、でも絶対に、淡いあこがれとか、片思いとかじゃない、なんて言えばいいのだろう、色濃く漂ってくる恋の気配みたいなものを感じさせる主旋律。そのあとに続くのは、春の嵐だ。(本文より)
春の嵐のように自信満々な初恋、友達以上恋人未満の遠距離初恋、球根のように地中深くうめておきたい秘密の初恋、運命の初恋、ひそやかにふくらむ初恋。五粒のチョコレートボックスのような10代の恋のせつなさがつまった五つの物語。
第一話 春の嵐と夏の約束
第二話 秋の竜巻と冬の薔薇
第三話 猫の天気予報
第四話 七つの「好き」の物語
第五話 晴れ、ときどき雪
エピローグーーあとがき、ときどきエッセイ


                    (講談社HPより)




これは、ヤング向けかな?
高校生たちの初々しい恋バナというかんじだったけれど
意外と楽しかった。

<第一話 春の嵐と夏の約束>
ピアニストになりたい高2の江森愛理と同級生で小説家になりたい岩本雄大は
お互いが好意を持っている。
二人は小学校時代からの友人。


<第二話 秋の竜巻と冬の薔薇>
第一話の愛理と雄大の小学校時代からの友人・竹之内春樹と伊藤みなみ。
この二人もお互いが好き。


<第三話 猫の天気予報>
高校2年生の世緒莉は、親友の菜々花がすき。
友達としてではなくそれ以上の感情を持っている。
菜々花はバイト先の男子大学生に恋をしているのを知っている。
それでもそばにいようと思っている。


<第四話 七つの「好き」>
小学生のとき偶然、宝石と鉱物の博物館で知り合い、意気投合して仲良くなった
ジェイク(母親が日本人)と手紙で交流し、お互いの家族も仲良しになっている
愛美。翻訳家になるのが夢で高校の夏休み、アメリカへ語学留学する。
ジェイクの家にホームステイ。



<第五話 晴れ、ときどき雪>
定時制の高校2年生のまりな。
昼間はベイカリーカフェでバイトをしている。
店主の「雪」に憧れているけれど、婚約者のソフィアが店に来る。
ソフィアは素敵な人。
まりなの初恋は失恋に。



うまくいく恋、実らない恋、色々あるけれど、まだ高校生だもんね~。

最後に著者がこの物語を書こうと思った情景が、なんとなく頭にうかぶ。

ササ~ッと読めて、読後感もよく、よかった。




                      ★★★
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