発行年月:2024年3月
ミイラ化した死体は何を語る?
引きこもりを抱えた家族を襲う悲劇。
彼らは被害者か、それとも――。
光崎教授が抉り出す、深い闇とは?
死体は嘘を吐かない――傑作法医学ミステリー第5弾!
■あらすじ
浦和医大法医学教室に餓死した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後3週間が経っていた。まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目のミイラ化死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引きこもっていたという。同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を? だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけると――。
(祥伝社HPより)
ヒポクラテスシリーズ最新刊。
今回は、引きこもりとか、介護など、社会の闇の部分が関わっている話で
誰にでも、こういうことは起こりうるという話で深刻であり読みながら
表題通りの「悲嘆」にくれる話ばかり。
精神状態がよくないとキツイ。
<一 7040>
20年以上、引きこもり生活をしていた40歳の女性が死亡。
死因は餓死で、自らの意志でそうしたのか?疑問な点も多く解剖。
72歳の父親と70歳の母親は、日ごろから娘の暴力に悩まされ続けていて
全身、痣らだけ。将来、自分たちが居なくなったときのことも心配で
娘を拘束し口にタオルを押し込め餓死させた。
<二 8050>
80歳の両親と50歳の息子。
息子は就職先の人間関係などで出社拒否を続け、解雇されてから
引きこもり生活に。
息子の暴力は日常的で、強い衝撃で妻が肋骨骨折し、入院して安静が必要となり
夫も個室で付き添い。
退院し自宅に帰ると息子が亡くなっていた。餓死したらしい。
入院前、父親がくもに異常に恐怖心を抱く息子が台所にこれないように
床一面に蜘蛛を置いたため食料があるところに来られず餓死
<三 8070>
70歳の夫と80歳の妻。
妻は認知症だが、車イスの妻を夫が毎日、連れて散歩する姿は近所の人たちから
目撃されていて仲のいい夫婦と思われていた。
夫は、妻が寝た後、日課のように風俗店に通い、一人のフィリピン人女性に
好意を抱いていた。
その夫が浴槽で溺死。
妻が入浴介助をする夫のバランスを崩させ意図的に浴槽内に落とし
更に自分が上に乗り殺害。
<四 9060>
90歳の父親と60歳の息子の二人暮らし。
息子は35歳で仕事を辞めていらい引きこもり。
父親は10年前に大腸がんの手術を受けていて、健康面で不安があり
自分が死んだあとの息子のことが気がかり。
その父親が死後2年くらいで床下から見つかる。
父親は自分が亡くなったら遺体は床下に隠し、まだ生存しているように暮らせと
話をしていた。
<五 6030>
58歳のキャリア官僚の父親。
息子(36歳)は就職に失敗し社会を恨み、10年以上、引きこもり生活。
娘は就職を機に家を出て生活。
母親は5年前に他界している。
そして、ある日、同期の同じ官僚仲間の息子(36歳)が通り魔殺人で逮捕。
犯人は事件後、自死。
その犯人と息子もネットで意見交換をしており、犯人のことを褒め称え
後に続こうと書き込み。
そして、通り魔殺人を犯し、その後、何者かに殺害される。
犯人は父親か?と思われたが実際に殺害したのは犯人の妹だった。
一連の事件には、引きこもりの家族が絡んでいる。
そして、その全ての事件に関係した家族が共通して民間の自立支援団体の職員
神原護に相談しアドバイスを受けていた。
神原護は、最初の、プロローグで、引きこもりだった男に妻と娘を
目の前で刺殺されていた。
あ~なんて哀しい話ばかりなんだろう。
引きこもり、介護・・・今の世の中の問題がそのまま事件に繋がってしまっている。
唯一、法医学教室のメンバーの会話と古手川刑事と栂野真琴(光崎教授の弟子?)
との会話が息抜き。
★★★
(祥伝社HPより)
ヒポクラテスシリーズ最新刊。
今回は、引きこもりとか、介護など、社会の闇の部分が関わっている話で
誰にでも、こういうことは起こりうるという話で深刻であり読みながら
表題通りの「悲嘆」にくれる話ばかり。
精神状態がよくないとキツイ。
<一 7040>
20年以上、引きこもり生活をしていた40歳の女性が死亡。
死因は餓死で、自らの意志でそうしたのか?疑問な点も多く解剖。
72歳の父親と70歳の母親は、日ごろから娘の暴力に悩まされ続けていて
全身、痣らだけ。将来、自分たちが居なくなったときのことも心配で
娘を拘束し口にタオルを押し込め餓死させた。
<二 8050>
80歳の両親と50歳の息子。
息子は就職先の人間関係などで出社拒否を続け、解雇されてから
引きこもり生活に。
息子の暴力は日常的で、強い衝撃で妻が肋骨骨折し、入院して安静が必要となり
夫も個室で付き添い。
退院し自宅に帰ると息子が亡くなっていた。餓死したらしい。
入院前、父親がくもに異常に恐怖心を抱く息子が台所にこれないように
床一面に蜘蛛を置いたため食料があるところに来られず餓死
<三 8070>
70歳の夫と80歳の妻。
妻は認知症だが、車イスの妻を夫が毎日、連れて散歩する姿は近所の人たちから
目撃されていて仲のいい夫婦と思われていた。
夫は、妻が寝た後、日課のように風俗店に通い、一人のフィリピン人女性に
好意を抱いていた。
その夫が浴槽で溺死。
妻が入浴介助をする夫のバランスを崩させ意図的に浴槽内に落とし
更に自分が上に乗り殺害。
<四 9060>
90歳の父親と60歳の息子の二人暮らし。
息子は35歳で仕事を辞めていらい引きこもり。
父親は10年前に大腸がんの手術を受けていて、健康面で不安があり
自分が死んだあとの息子のことが気がかり。
その父親が死後2年くらいで床下から見つかる。
父親は自分が亡くなったら遺体は床下に隠し、まだ生存しているように暮らせと
話をしていた。
<五 6030>
58歳のキャリア官僚の父親。
息子(36歳)は就職に失敗し社会を恨み、10年以上、引きこもり生活。
娘は就職を機に家を出て生活。
母親は5年前に他界している。
そして、ある日、同期の同じ官僚仲間の息子(36歳)が通り魔殺人で逮捕。
犯人は事件後、自死。
その犯人と息子もネットで意見交換をしており、犯人のことを褒め称え
後に続こうと書き込み。
そして、通り魔殺人を犯し、その後、何者かに殺害される。
犯人は父親か?と思われたが実際に殺害したのは犯人の妹だった。
一連の事件には、引きこもりの家族が絡んでいる。
そして、その全ての事件に関係した家族が共通して民間の自立支援団体の職員
神原護に相談しアドバイスを受けていた。
神原護は、最初の、プロローグで、引きこもりだった男に妻と娘を
目の前で刺殺されていた。
あ~なんて哀しい話ばかりなんだろう。
引きこもり、介護・・・今の世の中の問題がそのまま事件に繋がってしまっている。
唯一、法医学教室のメンバーの会話と古手川刑事と栂野真琴(光崎教授の弟子?)
との会話が息抜き。
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
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