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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2023年11月


射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。


                   (角川書店HPより)



直木賞候補の作品。
この作家さんの名前は候補になってから知った。


図書館で家族が借りたので、気になっていたものだったし読んでみた。

主人公の射守矢真兎(高校1年生)が成り行きで、色々なゲームに臨むことになる。


最初は、<地雷グリコ>
学校の階段46段を使っての<グリコ>。
でも、それに独自のルールが追加される。
それぞれが階段内に3つの地雷を仕込み、相手が仕掛けた地雷の箇所で
止まれば、10段下がらなければならない。
自分が自分の地雷を踏んでもミスということでペナルティはなし。
ただし、相手に地雷の場所がばれてしまう。
なお、0段と46段には地雷は置けない。


これ、なかなか面白いゲームだな。
実際、やってみたくなる。


ゲームは他には、坊主めくり、じゃんけん、
だるまさんがころんだ(だるまさんがかぞえた)、ポーカー。

独自にルールを追加したりしている。

ポーカーは元々、よく知らないゲームだったし、ここでの独自の設定も
結構、複雑だったりして、読んでいてもチンプンカンプンで飛ばし読みを
した・・・・(^^ゞ


でも、よく考えたなぁ~。


最後は、射守矢真兎といつも真兎を応援しそばにいる鉱田ちゃんと別のエリート高に
進学した雨季田絵空がゲームの場で再会し、真兎と絵空の対決。
お互いのことをよく知っている者同士の対決は、最後の最後まで
結果がわからず、ポーカーのこと知らなくても二人の言動だけでも面白かった。


これを機に親交が深まるのか?
大人になったら、どんな風になるんだろ?


青春小説としても、まあまあ楽しめた作品だった。




                      ★★★


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