発行年月:2007年3月
17世紀、エディンバラの寒村に暮らしていた遠い祖先。やがて19世紀前半、一家三代でカナダへ。語り部と物書きの血が脈々と流れるマンロー一族の来し方を、三世紀に亙る物語として辿りなおす。実直な父、世故に長けた母、階級の違う婚家、新しい夫との穏やかな暮らし……人生のすべてが凝縮されたような自伝的短篇集。
(新潮社HPより)
ノーベル文学賞受賞の作家さん。
以前、他の作品をよんだような・・・・
スコットランドから、長い航海をしながら、カナダに移住する一族。
こんな昔の一族の生活を細かく描写しているのが、凄い。
ちゃんと記録に残していた者が何人かいたのが幸い。
書くことが好きな人がいたのは、著者の一族らしい。
短篇なので、ひとつひとつ話は切れる。
それでも、登場人物がだぶっていたりで、ちゃんと繋がっているお話なんだと
わかる。
生き生きとした日常の話から、次の話では、彼らのお墓があったりして
こうして命は引き継がれていくんだな・・・としみじみしたり・・・。
後半は、著者自身の子どもの頃の話などが出て来て読むスピードが上がった。
表題になっている「林檎の木の下で」は、ちょっと甘酸っぱいような思い出?
13歳のわたしの話。
次の「雇われさん」は17歳で、ある家でお手伝いさんのような仕事をしていた
時の話。
ちょっとした妄想をしながら・・・・著者のお茶目なかんじが可愛らしい。
情景の描写がいい。
自然の景色などが目に浮かぶよう。
著者の他の本も読んでみたいな。と思う。
★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
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★途中放棄^^;
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