発行年月:2014年11月
一家離散。親友の意外な行動。恋人の裏切り。自我の完全崩壊。
ひとりの男の人生は、やがて誰も見たことのない急カーブを描いて、地に堕ちていく。
絶望のただ中で、宙吊りにされた男は、衝き動かされるように彼の地へ飛んだ。
(小学館HPより)
下巻は1995年の1月の阪神淡路大震災から。
これを最初に、この年に色々なことが大きく変わる。
高校で親友になった須玖がふさぎ込み、学校に来なくなったことから
歩との関係も途切れてしまう。
そして、3月の地下鉄サリン事件で、姉・貴子の関わっていたサトラコヲモンサマの
信仰者たちにも誹謗中傷が殺到。
貴子は打ちひしがれ殻にこもったように。
そして歩は、大阪を離れ東京の大学に進学。
大学生活を楽しむ歩。
見た目がいい歩は結構、もてて、それをいいことに色々な女の子と・・・
そして小説を書いているという岩田と親友に。
新入部員の鴻上なずなとも男女の関係をお互いに意識しない友情を得る。
大学を卒業してバイト先(本屋兼レコード屋)での仕事をそのまま継続。
雑誌にコラムなどを時々載せて貰える。
容姿には自信があった歩が30歳で薄毛に悩まされるようになり、社交的な
ことは避けるようになる。
が・・・偶然、須玖に再会し友情復活。
そして、鴻上さずなとも再び会い、趣味が似ていることから3人で意気投合。
殻にこもっていた貴子は、矢田のおばちゃんの死を機にサンフランシスコへ。
そして、結婚し、夫と共に帰国。
ユダヤ教の夫と結婚するためユダヤ教徒になったと。
3人で遊んでいたのに、鴻上と須玖が付き合うといい、なんだか疎外感を感じて
誰とも会いたくなくなる歩は、毎日を図書館で静かに過ごす日々。
そんな歩を動かしたのは、姉の言葉。
ハチャメチャだった貴子だったけど、年を経て、いい大人になったなぁ~。
両親の離婚の真相を父親に聞くべきといい、歩は父親と会う。
2人の間にそんな事実があったとは!
衝撃的だった。
そして、父親は山寺にこもり出家。
歩はカイロへ向かい、ヤコブと再会!!
2人の再会は嬉しかった。
歩は自分の歴史を小説に3年かけて小説にする。
長い圷家の物語。
読む応えあって、最初から最後まで面白かった!
★★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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