発行年月:2020年11月
閉塞的な村から逃げだし、身寄りのない街で一人小説を書き続ける三島天は、ある日中学時代の友人のミナから連絡をもらう。中学の頃に書いた、大人になったお互いに向けての「手紙」を見つけたから、30才になった今開封しようというのだ――。他人との間で揺れる心と、誰しもの人生に宿るきらめきを描く、感動の成長物語。
(双葉社HPより)
三島 天、小湊雛子、吉塚藤生。
3人が順番で語る。
中学時代に書いた手紙を30歳で再会して読む。
結婚して離婚した雛子と独身の天と藤生。
中学時代の思い出話から知る3人の気持ち。
天は雛子のようになりたいと思っていた。
雛子は逆に天が羨ましいと思っていて、藤生は全く自分の気持ちに気づかない天を
ただただ見守っていた。
30歳で再会した彼らが、これからどんな関係を築いていくのか、ちょっと
楽しみな終わり方。
こんな友人関係はずっと続いて欲しいな。
天の小説家としてのデビューも期待したい。
★★★
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